トラックを査定に出す前に洗車や修理をしていませんか?
できるだけ高額査定を狙うためにもトラックがきれいな状態であることは良いことですが、査定前に洗車や修理をしても無駄なことがあります。
どういった場合に無駄になってしまうのか、逆にプラス査定にするには何をすればいいのか、今回は理由と合わせてご紹介したいと思います。
■無駄になってしまうかもしれない!?査定前の行動
高額査定を狙ってとった行動が無駄になってしまうのは悲しいですよね。
場合によってはお金や時間もかかるので、できれば避けたいと思うのは当然のこと。
ここではどういった行動が無駄になってしまうのかをご紹介いたします。
・洗車
トラックが汚れているので査定の前に洗車を行う方も多いと思います。
買取業者によっては査定前に自社で高圧洗浄を行うことがありますので、無駄になってしまうことがあります。
洗車をした方がいいか査定前に業者に聞いてみることをおすすめします。
洗車が不要な場合は、柔らかい布やタオルで車体を拭く程度で十分なことがありますよ。
・修理
トラックの状態がよくないので修理に出すというのも、無駄になってしまうことがある行動です。
トラックは中古車だけではなく、パーツの需要も高いので、場合によっては解体してパーツとして売られることがあります。
せっかく修理したのに分解されると修理は無駄になってしまいますので、修理の規模や修理費用を参考に、本当に修理をした方がいいのか判断しましょう。
■査定時に重視されるのはエンジン!?
トラックの査定で重視されるポイントで大きな割合を占めているのがエンジンです。
具体的にエンジンのどういった部分が評価されるのかなどをご紹介いたします。
・エンジンはトラックの心臓
トラックを含む乗り物の心臓ともいえるエンジンは、メンテナンスがしっかりと行われている場合は査定額が大きくアップすることがあります。
修復歴もエンジンの場合では非常に査定に影響を与えやすくなっています。
フレーム部分の交換や溶接、修正は修復歴車として扱われ、査定額が大きくマイナスになりますので日頃から大切にトラックを扱うことが大切です。
・バッテリーは上がっていてもOK
バッテリーが上がっているから査定前に交換しておこうかな?と考える方もおられるかもしれませんが、バッテリーは消耗品になるので必要ありません。
寿命の確認は行われますが、査定にはあまり影響を与えない部位です。
買取業者ではバッテリーの上がった状態のトラックを査定する為に必要な設備が整っていますので、バッテリーが上がったまま査定に出しても問題ありません。
■エンジン部分のマイナス査定要因とは?

Close up, Pouring motor oil to car engine.
最後にエンジン部分でマイナス査定になりやすい要因をご紹介いたします。
全部で3つありますので、トラックを査定に出そうと考えている方は要チェックですよ!
・修復歴
無事故のトラックや、修理がないトラックは非常に厳しい条件ですが、その分価値が上がります。
日本自動車査定協会によると、骨格部分が損傷し、修正や交換を行った経歴を修復歴としています。
トラック全体に影響を与える修復歴ですが、特にエンジンルームの修復歴は大きなマイナスになりがちです。たとえ事故を起こしていなくても、修復歴には記載されることを覚えておいてください。
・エンジンオイルは定期交換が大事!
定期的な交換を行っている場合は問題ありませんが、エンジンオイルの交換を怠っていると、オイルに汚れや濁りが発生するので、マイナス査定になってしまいます。
古いエンジンオイルを使い続けることは故障やトラブルの原因になりますので、定期的に交換しておくことが重要です。
また、査定前だけオイル交換をしても、査定士の中にはエンジンルームや廃棄ガスのニオイで普段の状態がわかる人もいますので、ばれることがあります。
・エンジンルームの洗浄は要注意!
外装や内装の掃除だけではなく、エンジンルームの清掃は高額査定に繋がりやすいポイントです。
しかしエンジンルームはオイルを使用しているため、水洗いだけではなかなかきれいにならない場所です。
クリーナーやブラシで洗浄をすることになりますが、この際に絶対に水をかけてはいけない電線の接続部分などがあります。
知らずに水をかけてしまうと錆びてしまったり、故障に繋がります。
エンジンルームの洗浄を行う際は、慎重かつ丁寧に行うことを心がけてください。丸洗いや高圧洗浄機の使用は禁物ですよ!
デリケートなエンジン部分はトラックを動かす動力ですので、こまめにメンテナンスを行うことが高額査定への近道になります。
まだ売却を考えていない方も、是非トラックの扱いに気を付けて高額査定を狙いましょう!