しってる?緑ナンバーの色の意味とメリット

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走行する車のナンバープレートに注目して生活している人は少ないかもしれません。しかしよく見ると、ナンバープレートは複数の色に分けられていることに気が付きます。今回はナンバープレートの色が示す意味とバスやトラックがつけている緑ナンバーの知識についてご紹介いたします。

 

 

■ナンバープレートの色はいくつある?

最初にナンバープレートの種類と分け方についてご説明いたします。

 

・白ナンバー

もっとも身近で一般的なナンバープレートが白です。白は自家用車、または商用車に使用されています。事業用に車を使用している(タクシーやバイクなど)のに白いナンバープレートをつけているのは違法になります。

 

・黄色ナンバー

白ナンバーの次にメジャーで身近なナンバーが黄色です。これは自家用軽自動車と商用軽自動車に使われています。目安として排気量600cc以下の車はこちらのナンバープレートになります。

 

・緑ナンバー

事業用に使われている車の中でもっともメジャーなのがこの緑ナンバーです。白ナンバーが白地に緑の文字入れになっているのと逆で、こちらは緑地に白の文字入れがされています。主に一般的なタクシー、バス、トラックがこの緑ナンバーを付けています。

 

・黒ナンバー

こちらの黒ナンバーは事業用軽自動車につけられています。黄色ナンバーが黄色地に黒の文字入れなのに対して、こちらは逆で黒地に黄色の文字入れがされています。

 

・青ナンバー

こちらはおそらくあまり見かけることがないのではないでしょうか?この青ナンバーは外交特権が認められた車についているナンバーです。この青ナンバーは外交官が利用する車に付けられており、外務省が管轄を担当しています。

 

 

■ナンバープレートの色分けの違い

このようにナンバープレートは色ごとにどのような目的を持った車なのかということを分かりやすくするために分けられています。特に自家用と事業用の区分けについては必要なことになります。

 

・自家用か事業用か

自家用と事業用ではナンバープレートの色以外にも違うところがあります。たとえば緑ナンバーは他社の物品、または人を運搬する、運賃をもらって業務を行う業者がつける義務があります。大手のパン屋では白ナンバーを付けていますが、あれは自社製品を運んでいるので白ナンバーでも違法には当たりません。

事業用の緑ナンバーを取得するには管轄の運輸支局に申請をする必要があります。

 

 

■バスやトラックは緑ナンバー

どのような車が緑ナンバーなのかが分かったところで、緑ナンバーのメリット・デメリットについてご紹介します。

 

・緑ナンバーの自動車税

トラックの場合、白ナンバーのものは年間で25500~40500円必要になります。それに対して緑ナンバーは18500~29500円と、自動車税の負担が少なくなります。これは大きなメリットと言えるでしょう。

 

・緑ナンバーの保険料

逆に緑ナンバーのデメリットは自動車保険です。同一車種の白ナンバーと緑ナンバーのトラックを任意保険に加入させた場合、なんと緑ナンバーは白ナンバーに比べ1.5~2倍の保険料になりました。また、緑ナンバーは加入できる保険会社が少ないというデメリットもあります。

 

・緑ナンバーの信用度

緑ナンバーは「国から認可された運送業者」の証です。そのため信用度が一般の白ナンバーの車よりも高くなり、自動車税の負担も少なくなっています。

緑ナンバーの取得には厳しい条件があり、それをクリアした「優良企業」のみが緑ナンバーを付けることができます。よって顧客からは「この会社は緑ナンバーを取得できるほど良い会社なんだな」と信頼を得ることに繋がります。

また、緑ナンバーを取得するには従業員が社会保険に加入することが義務付けられています。これにより、従業員の福利厚生も手厚くなり、安心して働くことができるようになるのです。

自動車保険のようなデメリットもありますが、社会的な信用度などのメリットが緑ナンバーには豊富にあります。

 

 

緑ナンバーは国から認められた優良な運送業者です。タクシーや運送業者を利用する時にはこの緑ナンバーが信用度を高めてくれますので、これから緑ナンバーを取得しようと考えている方はぜひ頑張って取得してくださいね!

 

 

 

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