なぜ?今後”中古バスの需要が高まる”といわれる理由

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一度に複数の人を載せて走るバス。エンジンが大きく、パワフルな走行と寿命の長さが特徴的ですが、使い方によっては早くにダメージ症状が現れることも…。新車へ買い替えるとなると数千万円の費用が必要になるため、決して容易とはいえません。そこでおすすめなのは「中古バス」です。今回は中古バスを購入する際の見際めポイントなどをご紹介いたします。

 

■バスの寿命

最初に観光バスと高速バスの寿命と、その判断基準についてご説明します。中古バスを購入する場合はこの項目を参考にすると役立つかもしれません。

 

・観光バスの寿命

観光バスは大体20年ほどが寿命の目安となっています。バスを選ばれる際は、年式を一つの基準にしましょう。年式が15年ほどのバスであれば、あと5年は使える計算になります。一般車の寿命が10年ほどであることを考えても、観光バスの寿命はかなり長いといえるでしょう。

 

・高速バスの寿命

高速バスの寿命は走行距離を基に判断しています。一般車が10万キロ以上で危なくなってくるのに比べ、高速バスは200万キロほどが寿命の目安とされています。これは一般車の20倍ほどの寿命となるため、かなりの距離を走れます。

高速バスは主に高速道路を走っているため、整備が行き届いたキレイな道を走ることでこれほどの距離を走れるといわれています。

 

・バスの寿命の判断基準

一般的なバスの寿命は走行距離が200キロに到達した場合、もしくは年式が20年を迎えた時とされています。バスの種類によってこの判断基準のどちらが適用されるかは変わります。

 

たとえば前述した観光バスは走行距離よりも年式を重要視しますし、高速バスは年式よりも走行距離を重要視されます。目的によってバスの寿命は変わりますので、欲しいバスのタイプが決まっているのでしたら中古バスを探す際はどちらを注目するべきか、しっかり見極めるようにしましょう。

 

 

■今後中古バスに注目が集まる理由

現在日本を走っている路線バスの60~70%が中古バスだということはご存知でしょうか?

中古バスはこれからもさらに注目を集めると言われています。その理由は一体何なのでしょうか?こちらでその理由についてご紹介します。

 

・地方でのバス利用の増加

日本で走っている路線バスのうち60~70%が中古、と言いましたが、実はこの中古バスはほとんどが地方で活躍しているバスです。逆に都市部で活躍しているバスはほぼ新車です。バスは大型のものになると新車で4000万円以上もしてしまうので、地方で事業を展開している中小バス企業ではなかなか新車を買うことが難しくなっています。そこで都市部の大手バス企業で利用されていたバスを地方の中小バス企業に移籍させる協定を結んでいるのです。

 

■中古バスを選ぶということ

最後に中古バスを選ぶメリットと、中古バスを購入する際のチェックポイントをご紹介します。

 

・中古バスのメリット

中古バスを購入するもっとも大きなメリットがコストを抑えることができるという点です。新車のバスを買うよりも、中古バスは数百万円も安く買うことができます。また、中古バスには豊富な種類があるので車種、サイズ、目的などに合わせて選ぶことが可能です。コストを抑えながらもそれなりにまだ寿命があるバスが欲しい!という場合は中古バスをチェックしてみましょう。

 

・中古バスを選ぶ際のチェックポイント

チェックポイントは以下の6つになります。

 

①エンジンに問題がないか

②車体の塗装が剥げていたり、腐食やサビがないか

③メーターなどの内設備に不具合がないか

④メンテナンスがまめに行われているか

⑤オーナーが複数いないか

⑥バスに必要な工具がきちんと揃っているか

 

この他にも、事故による板金がされているものは避けた方がいいでしょう。

どのような目的で利用されていたバスなのかを知ることも、どのような劣化をしているのかを知る為に重要です。

 

 

中古バスはこれからも需要が増えていくでしょう。自分の目的に合わせたバスを選び、しっかりメンテナンスを行うことで中古であっても長く使うことができます。バスが欲しいという方は一度中古バスを検討してみませんか?理想のバスがお手頃価格で手に入るかもしれませんよ。

 

 

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