トラガールを目指す方へ!女性が2トントラック運転手になるメリットと運転のコツを教えます

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最近ではトラック運転手として活躍する女性が増えています。その背景には、ネット通販の普及と「トラガール促進プロジェクト」があります。運転が大好きな方、トラックの運転に憧れている方、まずは2トントラックを運転してみてはいかがでしょうか?運転のコツや運転時の注意点もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください!

 ■1 女性でもトラックに乗りたい!

トラックの運転手と聞くと、男性ばかりとイメージしてしまいますが、近ごろでは女性ドライバーの需要が高まっています。その背景は、ネット通販の普及があります。まずは、女性のトラック運転手「トラガール」について触れていきます。

・最近増えている「トラガール」
昨今、ネット通販の利用者増加に伴い、運送業者は人手不足に悩まされています。そこで、国土交通省が開始したのが「トラガール促進プロジェクト」です。これまで、トラックの運転手に憧れていて、せっかく大型免許を取得したのに就職を断られた、女性用のトイレがないといった現状がありました。このプロジェクトは、積極的にトラガールの情報を発信して女性ドライバーを後押しし、働きやすい環境を整備し、雇用を増やすことなどを目的としています。
現在、トラガールは主に宅配便の配送業務、近距離配送に従事する方が多いですが、中には長距離運転手として大型のトラックやトレーラーに乗って活躍している方もいます。

・トラック運転手になるメリット
トラガールの増加により、女性でも働きやすい環境が整ってきています。これまで力仕事が多い、女性用トイレが整備されていないなど環境面での問題がありましたが、トラガール促進プロジェクトによって変わりつつあります。重い・大きな荷物は女性ドライバーが担当しなくていいよう配慮する業者も増えているようです。ネット通販で、女性の下着などを男性に配達されることに抵抗を感じるお客さんの声もあり、宅配業者は今女性ドライバーを歓迎しています。
トラックの運転手の特徴として、一人で運転する時間が長いということが挙げられます。人間関係のストレスを受けたくなく、運転が好きという女性にはまさにぴったりの職場と言えます。
トラック運転手の需要は今後も伸びることが予想され、仕事がなくなるという将来への不安も少ないです。

 ■2トントラックに乗るときのコツ

トラックの運転手になりたいと考えている女性の方に、まずおすすめなのは2トントラックです。これから免許を取るという方は準中型免許が必要になりますが、平成29年3月までに取得した普通免許であれば、すぐに2トントラックに乗ることが可能です。しかし、初めて大きなトラックを運転するという方は、乗りこなすには慣れが必要です。2トントラックに乗る際のコツをご紹介するので参考にして下さい。

・カーブでのコツ
トラックの内輪差を計算に入れて運転することが重要です。特に注意するのは、後輪が通る位置です。左折時に縁石に沿うように後輪を走らせると、大回りすることなく左折することができます。サイドミラーを下に向け、後輪が見えるようにすると運転しやすいでしょう。
左折は、後方に気を配りながら少し左に寄り、ほんのすこし膨らむ感覚でハンドルを切ります。右折では、気持ち遅いタイミングでハンドルを切ると右折がスムーズになります。
2トントラックは車体の重量が重いので、カーブする時はしっかりスピードを落としましょう。

・バックでのコツ
バックはサイドミラーだけで出来るように慣れましょう。ルームミラーを見たり、ドアを開けて後ろを確認したりするとバックに手こずります。慣れるまでは、人に誘導してもらう方が良いですね。

・走行時のコツ
乗用車と比べて2トントラックはシートの位置が高くなります。運転はしやすくなりますが、スピードが遅く感じるようになります。感覚で走らず、スピードメーターを確認して走行してください。2トントラックになると、ブレーキの効きが遅くなり、また急ブレーキの衝撃も大きくなります。早めにブレーキをかけるように心がけましょう。

 ■運転時の注意点

最後に2トントラックにおける注意点をご紹介します。

・車体の大きさ
乗用車に比べると、2トントラックは急に車体が大きくなります。車体の大きさになれないと、こすったり、低い看板やトンネルなどにぶつかったり、狭い道で立ち往生したり、ということになってしまいます。まず車体、車幅、車高を把握し、感覚を身につけましょう。

・運転席の高さ
2トントラックの運転席は、普通乗用車に比べて2倍ほど高くなり視界が変わります。見通しはよくなりますが、代わりに前方真下、側面、後方の死角が増えます。人の飛び出しなどに十分注意し、しっかりミラーを確認しましょう。

・荷崩れの危険
急ブレーキ、急ハンドル時に荷崩れを起こす危険性があります。事故につながりますし、商品が破損する可能性もあります。荷物が重い場合、また積みなおすのは女性としては一苦労ですよね。荷物はしっかりラッシングし、なるべく隙間がないように積みましょう。

 ■まとめ

現在は、女性でもトラックの運転手として働くことができる環境になってきています。女性だからと諦めないで、是非運転手として活躍していただきたいと思います。運転が好きな方、まずは2トントラックを運転してみてはいかがですか?

 

 

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