トラックの税金はどれくらい?自家用と事業用の違いとは

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トラック 税金

 

トラックの維持費として必要なもののひとつに自動車税があります。

トラックの自動車税は自家用と事業用で異なるため、あらかじめ知っておくことが大切です。また、トラックに関する税金は自動車税だけではありません。

今回はトラックに関する税金についてご紹介したいと思います。

■トラックにかかる税金について

 

まずはトラックにかかる税金の種類をご紹介します。

 

・自動車税

一般車両と同じく、トラックにも自動車税がかかります。

自動車税は車種や排気量以外に用途でも異なり、毎年4月1日になると所有者に課税されるようになっています。一部の電気自動車やエコカー対象のトラックであれば自動車税の軽減措置がとられることもあります。ただし平成18年(2006年)3月以前のトラックの場合は増税対象になります。

 

・自動車重量税

トラックの税金で差が出やすいのが自動車重量税です。自動車重量税はトラックの区分、重量、経過年数をもとに税額が決定されます。

自動車税との大きな違いは、個人で納付する必要がないという点です。新車購入時と車検時に支払う仕組みであるため、うっかり納税を忘れてしまうということになりません。

 

・その他の税金

トラックの税金の大きなものとして、「燃料税(ガソリン税)」も挙げられます。

燃料税は実際に支払う金額の半分を占めており、トラックのような大型車の場合、年間に支払う燃料税はかなり大きな金額になります。

 

 

■自家用と事業用で異なるトラックの税金額

トラック 税金

 

自家用と事業用トラックでは同じ車種であっても税金額が異なります。

トラックを個人で所有し、自身の荷物などを運搬する場合は自家用トラックになります。

対して友人や知人に依頼されて有償で荷物を運ぶと営利目的の使用とみなされます。

自家用の登録をしているのに営利目的で使用することは違法になります。

例として3~4tのトラックについて税金を紹介します。

 

・自家用トラックの場合

自家用トラック(エコカー対象ではない)の場合、自動車税は20,500円、自動車重量税では約16,400円がかかります。

 

・事業用トラックの場合

3~4tの事業用トラックの場合、自動車税が15,000円、自動車重量税が10,400円となります。

 

自家用トラックと比較すると、自動車税では5,500円、自動車重量税では6,000円の違いがあります。国の運搬や流通事業などに関わることから、事業用トラックは自家用に比べて固定費が軽減される傾向にあります。

 

 

■トラックの税金を節約する方法はある?

トラック

 

トラックの税金を負担に感じる方もいらっしゃると思います。

減税する方法はないのでしょうか。最後に減税の方法を2つご紹介します。

 

・エコカーに乗り換える方法

先述では、エコカー対象になると税金が軽減されるとお伝えしました。

エコカーに乗り換えると燃費が改善されるだけでなく減税の対策にもなります。

最大で75%を減税することができるので、非常に大きな節約に繋がります。

トラックは経年や走行距離に関係なく高額買取が可能になることもあるので、古いトラックを売却してエコカー対象のトラック購入費用に充てることを考えてみるのも1つの方法です。

 

・減トンする方法

トラックの自動車税は最大積載量などによって決定されますので、減トンして最大積載量を減らすことは減税が期待できます。

トラックの重量を増やして最大積載量を減らすという方法で手軽に減トンできますが、注意点として変更手続きが必要、新たに取り付けるパーツの購入費用が発生するということが挙げられます。

減トンが本当に節税に繋がるかは、使用するパーツなどにもよるので、よく考えてから行いましょう。

 

トラックの税金はトラックを維持する費用として非常に大きな割合を占めています。

税金の仕組みを知ることでできる対策はほかにもありますので、どんな対策があるか調べてみてはいかがでしょうか。

 

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