トラック運転手を目指す方、必見!必要な免許・取得について

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トラックの運転手を目指している方もいると思いますが、自分が使っていきたい車種によって、取得すべき免許は変わってきます。

 

2017年の法改正では、トラックの運転に必要な免許が一部改正されたので、あらためて免許のことについて見直していく必要があるかもしれません。

 

 

■トラックの運転に必要な免許・資格

トラックドライバーに必要な主な免許をご紹介いたします。自動車によって、取得すべき免許は変わってくるので、しっかりと自分が運転したい車の種類を把握しておくことが大切です。

 

・普通自動車免許

2tトラックなどの小型トラックを運転できる普通自動車免許は、トラックを運転するのに、必要不可欠な免許となってきます。小型トラックは運べる量に限界がありますが、18歳以上の方であれば、比較的簡単に免許を取得することができます。中型・大型トラックを運転する場合は年齢制限がありますし、免許を保有するのにも経験が必要です。ステップアップのためにも、高校卒業して、すぐに取得できる「普通自動車免許」は持っておいたほうがいいでしょう。

 

・中型自動車運転免許

中型自動車免許は20歳以上で、普通免許取得後から2年以上の運転経験者が対象となる免許です。最大積載量、3t~ 6t未満、車両総重量が5t~11t未満のトラックであれば、運転可能。また、普通自動車免許では運転できない4tトラックも運転することができます。本格的なトラックドライバーは中型免許から!という人も多く、パワー・積載量ともに小型より、圧倒的に勝ります。運送会社では4トン車から給料が高くなるので、取っておいて損はないでしょう。

 

・大型自動車運転免許

大型免許は年齢が21歳以上で普通自動車の運転経験が3年以上の方に限定されています。大型免許を取得すると、積載量や、車両総重量などの縛りがなくなり、11t以上のトラックでも運転できるようになります。免許取得に多少時間はかかってしまいますが、トラックドライバーとしては最高位の資格で、幅広い仕事をすることができます。小型トラックの倍以上稼ぐことも夢ではないですし、大型免許を持っているだけで、業界では重宝される存在になれるので、トラックドライバーを目指すなら持っていたほうがいいでしょう。およそ10~14日程度で取得することが可能です。

 

 

■仕事の幅が広がる免許・資格

トラック運転手は運転するばかりではなく、他にも持っておくと便利な資格や免許があります。

 

・フォークリフト

トラックドライバーに必要な補助資格として「フォークリフト」は重要なものになってきます。昨今は、手積み・手下ろしでの作業は少なくなってきており、パレットを使用して、フォークリフトで荷卸しするケースが多いので、取得しておくと便利です。なんらかのトラブルでトラックが運転できなくなっても、フォークリフトがあれば、荷卸しの仕事をすることが可能になるので、いざというときでも、収入源が断たれることはありません、

 

・クレーン・玉掛け資格

建設や鉄鋼関係の工事現場などで必須になってくるのが、クレーン・玉掛けの資格です。荷積み・荷卸しの際に使用されるユニック車(クレーンを搭載したトラック)が運転できるようになることで、運搬できる荷物の幅も広がります。18歳以上であれば、簡単に取得できる資格ですし、トラックドライバーを辞めたあとでも、倉庫業などで経験を活かすことができます。

 

 

・けん引免許

けん引免許はトレーラーなどの大きな輸送車などを、トラックでけん引することができる免許です。一度に大量の荷物を輸送することが可能なので、需要が高いです。けん引免許は、普通・大型・大型特殊免許を所持している18歳以上の方と、意外と早くに免許取得することができますが、12メートル以上の長さがあるトレーラーを運送するには、それなりの経験と技術が必要になります。多くの方は、大型トラックで経験を磨いた後に取得するパターンが多いようです。

 

 

■トラック運転手の給料について

ここで、気になるトラック運転手の具体的な給料について迫っていきたいと思います。

 

・大型運転手の場合

大型ドライバーは、10トンを超える積載量のトラックを運転できる方を指します。用途に応じて形状も様々なものがあり、食品や家具を運ぶ「バン型」鉄鋼部品などを運ぶ「平ボディ」などがあります。大型ドライバーはトラック運転手のなかでも、トップクラスの年収を誇り、450~550万円を稼ぐ方もいらっしゃいます。

 

 

・普通・小型の場合

中型・小型ドライバーは、免許が取りやすく、運転もしやすいため、近年では女性のドライバーも活躍しています。中型の場合は、運ぶ貨物の種類も多く、雑貨物や企業間のルート配送も多いです。中型・小型ドライバーの平均年収は300~400万円ほどといわれています。

 

 

・長距離・短距離ドライバーの場合

走行距離によっても、給料の相場は違ってきます。地域密着型の配送ドライバーなどの短距離のエリアを往復する短距離ドライバーは350~550万円ほど。1日に数百kmも運転する長距離ドライバーは、拘束時間の長さや歩合制も絡んでくるので、450~750万ほどの年収が相場となってくるようです。

 

 

まとめ

トラックドライバーになりたい方は、自分がしたい仕事の形態(長距離か、短距離か)や運転したい車種(小型か大型か)をしっかり吟味して、自分の理想に合った免許を取得しましょう。

 

 

 

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