フォークリフトが故障した?よくある故障や対処法とは

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重たい荷物の移動で活躍するフォークリフトですが、点検やメンテナンスを怠ると動かなくなってしまいます。日頃から気を付けていても、故障を避けることはできませんので、いかに故障しにくくするかが重要です。
今回はフォークリフトの故障についてご紹介いたします。

 

■フォークリフトでよくある故障と対処法

まずはフォークリフトでよくある故障と対処法についてご紹介いたします。

 

・フォークリフトが動かない

まずはバッテリー残量を確認してみましょう。仮にバッテリー残量が十分でも、バッテリーが上がっていると動かなくなりますので併せて確認しておきましょう。
また、フォークリフトの種類によっては座席位置が正しくないと安全装置が作動して動かない場合もあります。

 

・充電されない

充電器がきちんと接続がされているにもかかわらず充電ができない場合は、充電器のヒューズが故障しているかもしれません。専門家にヒューズの交換や修理を依頼しましょう。
また、充電をする際には充電コードを挿した後に充電ボタンを押さなければなりません。充電されていない場合は再度正しい手順で充電を試してみましょう。

 

・電源が入らない

電源が入らない場合は、シートスタンドを空けてバッテリープラグが抜けていないかを確認しましょう。
緊急停止が作動するとバッテリープラグが抜けてしまうので、直近の使用で緊急停止がなかったかも確認してください。

 

■フォークリフトの故障に関する注意点

フォークリフトの故障を起こりにくくするには、日頃からこまめな点検やメンテナンスが必要です。こちらではフォークリフトの故障を起こりにくくするためのポイントをご紹介します。

 

・必要な点検

フォークリフトには労働安全衛生規則によって、3つの車両管理義務が設けられています。

 

①年次検査
1年以内ごとに必要になる検査。有資格者、または検査業者による実施が必要。検査記録は最低3年間の保存が必要。違反すると50万円以下の罰金刑に処される。

 

②月次検査
1カ月に1度必要になる検査。有資格者でなくても検査可能。年次検査と同様、検査記録は3年間の保存が必要。

 

③始業点検
フォークリフトを使う前に毎回必要になる点検。異常がある場合、速やかに修理などの措置が必要。

 

・各部品を定期的に交換する

フォークリフト本体に問題がなくても、各部品が消耗していたり、傷んでいる場合は交換が必要です。
部品ごとに交換時期の目安が指定されていますので、予備の部品管理も徹底しておきましょう。
異常や疑問がある場合は、まずフォークリフトを購入した販売店に相談することをオススメします。
ですが、長く使っている場合は保証期間が切れていることもあります。
もし保証期間が切れている場合は、修理専門の業者など、フォークリフトの資格を有する整備士が在籍している業者に連絡しましょう。

 

・中古品の購入はバッテリー状態にも注意

中古のフォークリフトは新車よりも安く購入できるので、コストを抑えたい場合には非常にオススメです。
しかし、消耗品であるバッテリーが寿命に近い状態だと、満足な作業を行えず、業務に支障が出ることもあります。
中古のフォークリフトを購入する場合は、購入前にバッテリーの状態を確認しておきましょう。

バッテリーは高価なので、寿命が近い場合は再生バッテリーの利用を検討するのもオススメです。
再生バッテリーなら純正品よりも安く購入できることがあります。寿命が近いフォークリフトを購入する場合は、一緒にバッテリーの購入も検討しましょう。

 

 

フォークリフトは毎年事故が報告されており、安全に使い続けるためには点検が必要不可欠です。故障が発生した際はできるだけ早く修理をしてください。

 

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