フォークリフトは「リーチリフト」で狭い場所も楽々操作!

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倉庫などで活躍するフォークリフト。

フォークリフトといっても複数の種類があり、それぞれ特徴が異なります。

今回はフォークリフトの1つであるリーチリフトについてご紹介し、操作時の注意点や求人傾向も併せてお話いたします。

 

■リーチリフトとは

まずはリーチリフトがどのようなものかをご説明いたします。

・リーチリフトとカウンターリフトの違い

フォークリフトには「リーチリフト」と「カウンターリフト」があります。

特徴として、リーチリフトは立ったまま操縦するタイプで、小回りが利く種類になります。

一方、カウンターリフトは車のように運転席に座って操縦するタイプで、重い荷物を運ぶことが得意な種類です。

リーチリフトは屋内専用であることに対して、カウンターリフトは屋内外の両方で使えるため、法を守っていれば公道を走ることもできます。

・必要な免許や資格は?

リーチリフトもカウンターリフトも「技能講習修了証(フォークリフト免許)」が必要です。

18歳以上であれば誰でも受験資格があります。合格率は98%以上といわれるほど高く、初めて特殊車両の資格を取るという方でも比較的とりやすい資格といえます。

■リーチリフトの操作で気を付けたいポイント

リーチリフトを操作する際には以下の3つのポイントに気を付けましょう。

・バッテリー式はバッテリー容量に注意

リーチリフトにはバッテリー式とエンジン式があります。

長時間の作業を行っているとバッテリー残量が少なくなっていることに気が付かないことがあります。バッテリー式はエンジン式に比べてパワーや稼働時間が少ないというデメリットがあるため、常にバッテリーの残量を気にしておきましょう。

・安定性の問題

車のように操作ができるカウンターリフトに比べ、リーチリフトは安定感が悪くなります。

そのため、無理に重たい荷物をたくさん運ぼうとすると転倒のリスクが高まります。

操作に慣れてきても油断せずに、無理をしない運搬が安全に繋がるといえるでしょう。

・長時間の操作は足腰に負担がかかることも

リーチリフトには座る場所がないため、担当する作業内容によっては立ちっぱなしになることも少なくありません。長時間立ちっぱなしでいることにより足腰に負担がかかりやすく、傷みを感じることもあるでしょう。

長く操作をする上で、こまめに休憩をとったり、ストレッチをするなど、固まった筋肉をほぐしてあげることが大切です。

■リーチリフトの求人傾向は?

最後にリーチリフトの求人についてご紹介いたします。

・同じフォークリフトでもリーチリフトの方が競争率は低い

フォークリフトの求人は、カウンターリフの方が多く募集されている傾向があります。

カウンターリフトは初心者でも安定して運転ができるため、求人の応募も多くなっています。経験者が応募をしていることも多く、競争率が必然的に高くなっています。

一方、リーチリフトは小規模の工場や店舗など、小回りが利くので募集される求人のジャンルが広い傾向にあります。リーチリフトは操縦の難易度が高いため、経験者も少ない傾向にあり、求人の競争率が低くなっています。

・給与に大きな差はない

リーチリフトの操縦はカウンターリフトよりも難しいとお伝えしましたが、給与面で大きな差はありません。

ただし、バイトであっても正社員であっても他の資格不要作業者に比べて給与が高く設定されています。

・両方乗れる人材は貴重!

フォークリフトの求人に関してアドバイスをすると、カウンターリフトもリーチリフトも両方乗れると重宝されます。

資格はどちらも同じなので、苦手意識があっても積極的に操縦に慣れていきましょう。

現場によってはどちらのフォークリフトも使うことがあるため、両方乗れると頼りがいのある存在になれますよ!

・実務経験を問われることもある

フォークリフトの求人は多くありますが、経験者が優遇される傾向にあるため、資格があっても実務経験がないと落とされてしまうことがあります。

未経験OKと書かれていても、他に経験者がいた場合はそちらが優先されてしまいます。

将来フォークリフトで活躍したいのであれば、企業や勤務先の規模にとらわれず、採用をしてくれるところを見つけて実務経験を積みましょう。

 

リーチリフトは倉庫など狭い場所で強みがありますが、カウンターリフトはパワーがあり屋外でも働くことができます。どちらのフォークリフトが優れているなど、優劣に差はありません。求人に応募する際は、特にリーチリフトとカウンターリフトのどちらにも乗れると採用されやすくなります。できることなら両方の経験を積んでおき、スキルアップにつなげていきましょう!

 

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