中型トラックを購入する方へ!基本的な情報をご紹介

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中型トラックは求人も頻繁に出ており、今一番必要とされているサイズのトラックです。中型トラックは様々な業種で幅広く使用されており、物流業界の柱のような存在です。そんな中型トラックについて、どのような魅力があるのかをご紹介いたします。

 

 

■中型トラックとは

中型トラックは別名4tトラックと呼ばれ、車に詳しくない人でも一度は耳にしたことがあると思います。そんな中型トラックですが、物流業界などではかなり重宝されていることもあり、豊富な種類があります。

 

・基本のサイズ

トラックは車両総重量、メーカーによって積載量がわけられています。

ここではもっとも基本的なトラックのサイズについてご紹介します。

まず、中型トラックの条件は全長が12000mm以内、全幅2500mm、最大積載量6500kg以内で車両総重量が11000kg以内というのが基本的な大きさになります。

中型トラックは4tトラックと呼ばれてはいますが、4t分の荷物が詰めるトラックというわけではありません。

車両総重量-車両重量-乗車定員=最大積載量です。

つまり4tトラックの4tとは中型トラックが詰める荷物の大体の重さを意味している、非常にあいまいな数だったのです。

 

このような規定から、中型トラックは車両重量が8t未満で最大積載量が5t未満となります。

荷台寸法の標準的なサイズは長さ6200mm、幅2130mm、あおりの高さ400mmとなっています。中型トラックには様々なタイプの型がありますので、全ての中型トラックにこの寸法が当てはまるわけではありません。

 

・ボディタイプ別の中型トラック

ロングボディタイプは名前の通り標準よりも長いタイプになります。車幅や高さ、最大積載量は標準と変わりませんが、長さがある分、より多くの荷物を積むことができます。食品や雑貨類の運搬に用いられることが多いのがこのタイプになります。

 

ワイドボディタイプは幅が大型トラックとほぼ同じ大きさ(2500mm以内)のタイプです。パレットを二枚横に並べて積むことができるので、パレット積みが必要な荷物の運搬に重宝されます。パレットを使う業種は食品業界、紙製品業界、ビール業界など多岐に渡るので、ワイドボディタイプは需要が高いです。

 

ショートボディタイプは長さが非常にコンパクトで小回りが利くタイプです。ショートボディとは言いますが2tトラックより大きいので、引越しなどで市街地を走る時などに重宝されています。※平ボディを基準にしているので車種により細かなサイズは異なります。

 

・運転に必要な免許

2007年6月1日までに普通自動車運転免許を取得した方であれば、中型トラックの運転は新しく免許を取得することなく可能です。

2007年6月2日以降に普通自動車運転免許を取得した方は、中型トラックの運転ができないので、新たに中型免許を取得する必要があります。

 

■運転時の注意点とコツ

・注意点

中型トラックは運送業界でもっとも需要のあるサイズです。

ですが中型トラックにはオーバーハングという気を付けなければならない点があります。オーバーハングとは車を支えているタイヤの中心から外側にはみ出した車体部分のことを指します。

 

中型トラックは右左折の際に対向車線にはみ出してしまうことが多く、それが原因で対向車と接触したり、後方から追突されるという事故の原因となってしまいます。特にロング、スーパーロングボディタイプは内輪差に気をとられていると思わぬ事故を引き起こす可能性があります。

 

・コツ

トラックが起こしやすい事故のひとつとして、内輪差の巻き込み事故があります。この事故を起こさないためには、後輪がカーブ時にどのように走行するかが重要です。後輪の動きを確認しやすくするために、サイドミラーは後輪が見える程度に下向きにしておくことをおすすめします。

カーブ前は十分に速度を落とし、乗用車を運転する時よりも少し遅くハンドルを切ると、きれいに曲がることが出来ますよ。

 

中型トラック初心者のうちはあまりスピードを出さず、中型トラックの特性に慣れていくことが最善といえるでしょう。

 

 

■中型トラックの維持費について

・レンタルより購入がお得

業者によって価格設定は異なりますが、年間維持費を考えるとレンタカー業者では何と一年で230万円以上もかかります。

中型トラックを購入する場合、自家用か事業用で持つ場合で少し差はでますが、どちらも150万円程度になります。たった一年で80万円も差がでるので、長期間に渡って使用していきたい場合は、購入のほうが断然お得です。

 

中型トラックの新車は概ね1000万円を超えるので、決して安い買い物ではありませんが、中古の中型トラックであれば100万円台から購入することも可能です。

 

この際に是非、流通の要である中型トラックを購入してみませんか?

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