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マイクロバスの燃費はどれくらい?【マイクロバスの基礎知識】

バス

 

皆さんはマイクロバスって具体的にどのようなバスか知っていますか?

今回はマイクロバスに関する燃費や運転の注意点といった基礎知識などをご説明したいと思います。

 

■マイクロバスとは

まずはマイクロバスがどのようなものかを簡単にご紹介いたします。

 

マイクロバスは元々商品名

マイクロバスと聞いて「大型のバスよりも小さいサイズのバス」というイメージを持つ方が多いかと思います。そもそも「マイクロバス」という名前はトヨタの商品名でした。マイクロバスの普及に伴い、商品名が定着して一般的な通称として用いられるようになりました。

 

マイクロバスの車両区分

マイクロバスは車両総重量8t未満、最大積載量5t未満の中型車をベースに作られています。

 

マイクロバスの定員について

マイクロバスには補助席がついており、18人から最大29人まで乗車できます。

大型バスは45~53人が定員のため、おおよそ半分の数であることからマイクロという言葉がついたのではないかといわれています。

 

■マイクロバスの燃費について

バス

 

マイクロバスの燃費は普通のバスに比べて良いのでしょうか。こちらで解説させていただきます。

 

一般的なバスの燃費

一般的なバスの燃料は軽油で、平均的な燃費は3km/ℓほどです。

軽油はガソリンに比べて単価が低く燃料効率が高いのが特徴です。

 

平均的なマイクロバスの燃費

マイクロバスの燃費は新車の状態で平均8.5km/ℓほどなので、単純に比較すると一般的なバスよりもかなり良い方だといえます。ですが大きさや設備など車両条件が異なるため、実際はどちらが優れているとは言い切れません。

 

ディーゼル車とガソリン車では違いがある?

マイクロバスにはガソリン車とディーゼル車の2種類があります。

ディーゼル車は軽油を使うので燃料効率に優れています。一方、振動が少なく乗り心地が良いのはガソリン車です。どちらにも優れた点があるため用途に合わせて使用するのが適切といえます。

 

■マイクロバスの注意点

バス

 

最後にマイクロバスに関する注意点を3つご紹介いたします。

 

自動車排出ガス規制地域では入れないマイクロバスがある

最近は環境に配慮し、自動車の排出ガスを規制する地域もあります。

排ガス規制のある地域ではマイクロバスの種類によっては走行できないものもあります。

特に古い型のマイクロバスは条件を満たしていないものが多く、自動車排出ガス規制地域でマイクロバスを走らせるには条件を満たしたモデルを用意する必要があります。

道交法改正により普通自動車免許では運転できない

マイクロバスの運転免許については過去2回変更されており、1970年の改正時には大型自動車免許が、2007年の改正時には中型自動車免許が必要と定められました。

2007年以前に取得した普通免許には「中型車は中型車(8t)に限る」との記載があります。

中型なのでマイクロバスを運転できそうに思えますが、マイクロバスの乗車定員と条件が合わないため運転できません。

マイクロバスの運転には「8t限定なし中型免許」、「8t限定なし中型二種免許」、「大型免許」、「大型二種免許」のいずれかが必要になります。

ちなみに、1970年の法改正時に合わせて半年間だけ発行された「マイクロバス限定大型免許」がありますが、現在でも有効です。

 

シートベルトについて

2008年の法改正によって、バスの後部座席にもシートベルトが必要になりました。

補助席にはシートベルトが付いていることが少なく、最初からシートベルトが付いていない場合は法改正後もシートベルトがなくても走行可能とされていました。しかし2016年に補助席にもシートベルトを付けることが義務付けられました。

新車を中心に補助席へのシートベルト取り付けが始まりましたが、今後は2022年までに他の車両にも取り付けられる予定となっています。

 

マイクロバスは燃費が良く車両本体は他のバスに比べて安いため、コストを抑えられるという魅力があります。もっとコストを抑えてお得にマイクロバスを購入する方法として、中古車のマイクロバスを検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

軽トラックの荷台ではみ出し可能なサイズはどれくらい?

トラック

 

トラックは目的に合わせて様々なタイプがありますが、運搬するものによってはどうしても荷台からはみ出してしまうこともありますよね。安全を考えると、荷台からはみ出してしまうことは避けたいですが、やむを得ない場合はどれくらいまでならはみ出しても大丈夫なのでしょうか。

今回は軽トラックの荷台からはみ出し可能なサイズについてご紹介いたします。

 

■軽トラックの分類と最大積載寸法について

まずは軽トラックの分類と最大積載寸法についてご説明いたします。

 

軽トラックの分類

ご存知の通り軽トラックは軽自動車に分類されます。そのため軽自動車の車両規定に従わなくてはなりません。軽トラックはトラックでありながら、軽自動車でもあるので気を付けましょう。

 

軽トラの最大積載寸法は?

軽トラックを含む全てのトラックは道路交通法で最大積載寸法が定められています。

最大積載寸法は長さ、幅、高さ、積載方法の4つについて規定があり、特別に許可されている場合以外は必ず守らなくてはなりません。

 

軽トラックで荷台からはみ出してもいいとされている範囲は以下の通りです。

 

<長さ> 車両の長さの10分の1を超えないもの

<幅>  車両の幅を超えないもの

<高さ> 地上から2.5m以内

<重さ> 最大で350kgまで

 

■積載物が荷台からはみ出してしまう場合

トラック

 

どうしても荷台から荷物がはみ出してしまうという場合は、荷台を改造することで解決できるかもしれません。

 

やぐらを活用する

軽トラックは大きく3種類に分けられますが長さは全て3,395mmとなっており、はみ出しが許されているのは10分の1に相当する339mmです。その場合は軽トラックの荷台にやぐらを組むなどの方法で解決することもあります。積載物によってどんな改造が必要になるのか考えましょう。

 

制限外積載許可申請書を提出する

どうしても荷台から規定以上はみ出してしまう場合は、制限外積載許可申請書を提出し、許可をもらってみるのはいかがでしょうか。ただし、申請したからといって必ずしも許可が下りるわけではありませんので、その点を留意しておきましょう。

 

荷台を改造する際の注意点

荷台を改造する場合や、荷台からはみ出してしまうほどの大きな物を乗せる場合は、以下の4点について注意が必要です。

 

①運転手の視野を狭めたりハンドルなどの操作が妨げられていないか

②バックミラーに後方の状況が写らなくなっていないか

③外部から方向指示、ナンバープレート、ブレーキランプ、尾灯、後部反射鏡が確認できないようになっていないか

④荷物が転落・荷崩れする可能性はないか

 

■はみ出しではここにも注意

トラック

荷台からのはみ出しを規定内に収めたとしても、他にも注意する点が2つあります。

 

最大積載量

軽トラックには最大積載量が350kg以下という制限があります。これはビールケース14箱に相当します。土砂などは重たいので積載量をすぐにオーバーしてしまいます。あらかじめ積み込む物の重さを把握しておきましょう。

 

高さ

軽トラックの最大積載寸法は地上から高さ2.5mまでとなっています。屋外の駐車場であれば問題ありませんが、屋内の立体駐車場などを利用する場合は高さ制限に引っかかる可能性があります。屋内の立体駐車場を頻繁に利用する方は高さに注意し、最高でも2m未満に留めておく方が良いでしょう。

 

軽トラックの荷台から荷物がはみ出している場合は、いつも以上に慎重かつ丁寧な運転を心がけなくてはなりません。安全運転をすることで荷物が壊れたり事故を防ぐことにも繋がります。最大積載寸法を頻繁に超えてしまう場合は大きなトラックへの乗り換えも視野に入れましょう。

 

トラックの耐用年数はどれくらい?長く使う方法とは

トラック作業員

 

 

トラックは高価なので、できるだけ長く乗りたいですよね。

今回はトラックの耐用年数や買い替えのタイミング、寿命を延ばす方法などについてご紹介いたします。

 

■トラックの耐用年数はどれくらい?

早速、トラックの耐用年数についてご紹介いたします。

 

耐用年数はトラックの種類や用途で変動する

耐用年数とは資産の使用価値のことで、おおよその年数は法律によって定められています。耐用年数は減価償却処理を行う際の目安となり、資産の種類や使用状況に合わせて変動します。

 

新車の貨物用ダンプトラックは4年、その他の貨物トラックは5年と定められています。トラックの区分には「運送事業用」や「貸自動車業用」などがあるので、どのような目的でトラックを使用しているのかを基準に調べることが大切です。

中古トラックの耐用年数を計算する方法

トラックに限らず、中古の資産を事業用に購入した場合は、購入時を起点として使用可能期間(耐用年数)がどれくらいかを見積もります。

 

法定耐用年数が残っていない場合は「法定耐用年数×20%」で計算します。

結果が2年未満の場合は、一律2年に引き上げられます。

 

法定耐用年数が残っている場合の計算方法は2種類あります。

「(法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×20%)」、または、「法定耐用年数-経過年数×80%」で導くことができます。

 

法定耐用年数が3年残っている場合の中古トラックを例に計算してみましょう。

一般的な新車トラックの法定耐用年数は5年でしたので次のような公式になります。

「(5年-2年)+(2年×20%)」または「5年-2年×80%」

結果は3.4になります。小数点は切り捨てになるため3年が耐用年数になります。

 

耐用年数が過ぎたからといって使えなくなるわけではない

法定耐用年数は法律によって定められていますが、あくまで減価償却で用いるための基準なので耐用年数を過ぎたからといって実際に使えなくなるわけではありません。法定耐用年数を過ぎていても現役で活躍しているトラックはたくさんあります。

 

■トラックの寿命を延ばす方法

トラック作業員

 

トラックの耐用年数を延ばす方法を3つご紹介いたします。

 

こまめな点検・メンテナンス

トラックを含め、多くのマシン類はこまめな点検とメンテナンスが寿命を大きく左右します。エンジンオイルの劣化や漏れなどは特に重要なチェックポイントです。エンジンオイルは定期的に交換し、劣化した状態で使い続けないようにしましょう。

 

急ブレーキや急発進を避ける

急ブレーキや急発進はトラックへの負担が大きく、耐用年数を縮めてしまう要因です。

エンジンへの負担を減らすことが長く走ることに繋がりますので、できる限り安定した走りを心がけましょう。

 

過積載を避ける

過積載は法律に触れることですが、トラックの耐用年数を縮める原因にもなります。

過積載寸前の量を運んでいると、車両に常に負担がかかっている状態になります。

積載量に注意し、荷台に余裕のある量を積む方ようにしましょう。

 

■トラックを買い替えるタイミングは?

お金

 

トラックの買い替え時期について悩んでいませんか?

最後に3つの買い替え目安についてご紹介いたします。

 

販売開始から7年未満

販売されてからおおよそ7~10年でフルモデルチェンジが行われます。

以前のモデルは型落ちとして扱われるため、一般的に価値が下がってしまいます。

高額買取を狙うのであれば、販売開始時期から6年くらいを目安に買い替えることをおすすめします。

 

用途や積載物の規格変更

やむを得ない事情により用途や積載物の規格が変更になった場合は、トラックの買い替えを検討しましょう。まだ使えるからといって、規格サイズが異なる積荷を行うと法に触れてしまいかねませんので、きちんと用途に合ったトラックを使うようにしましょう。

 

修理代が高額になった場合

長く乗っていると修理代も高額になります。車検代よりも修理代が高くなった場合は、買い替えを考える時期としておすすめといえるでしょう。中古トラックとして売ることで、次のトラック購入費用に充てることができます。

 

トラックの耐用年数は法で定められていますが、実際は大切に乗ることで長く使えます。

しかし、手入れをしていてもいつかは必ず買い替えが必要になります。必要な時期に買い替えを行うということも、長く使うことと同じくらい大切なことですので、いつ買い替えるかの目途を立てておきましょう。

 

 

トラックの標識に関する、知っておきたい注意点やルール

標識

 

街中にはたくさんの標識がありますが、標識の意味する内容をしっかり理解できていますか。標識には案内、警戒、規制、指示などの種類があり、人々が円滑に交通するために立てられています。

これからトラックの運転免許を取得しようと考えている方はトラックの標識についてしっかり覚えておく必要があります。今回はトラックの標識に関する内容についてご紹介いたします。

■規制対象になるトラックについて

 

まずは規制対象となりやすいポイントについてご紹介いたします。

 

トラックに関する道路標識は?

トラックに関する道路標識は、大型貨物自動車に対するものが中心です。

普通自動車とトラックの道路標識は違うため、間違えずに覚えることが大切です。

 

トラックの標識で規制になりやすいポイント

トラックの標識で規制になりやすいポイントは3つに分類できます。

 

<寸法サイズ>

標識で通行可能な車両の最大幅が定められているところがあります。

標識に最大幅が数値で表示されており、その数値を超える車両は通行することができません。これは車両と積荷の幅のトータルが対象になります。車両よりも幅のある荷物を積載する場合は合計幅がどれくらいになるか計測しておきましょう。

同様に高さ制限も標識で表示され、車両と積荷の高さのトータルが対象になります。

 

<重量>

重量制限に関する標識もあります。トラックの総重量が標識に書かれている数値を超える場合は走行することができません。重量制限のある道を通る場合は、事前にトラックの総重量を確認しておきましょう。最大積載量ではなく荷物を積んだ状態が対象になります。

 

<その他>

車両の種類によって走行区分を指定している標識もあります。

大型貨物自動車、大型特殊自動車、特定中型貨物自動車の3種類が対象で、この標識がある道路では最も左の車線を走行しなければなりません。

 

 

■注意すべき標識

大型トラック

 

標識には注意しないと見間違えてしまうほど似ているものがあります。特に注意したい2種類の標識についてご紹介します。

 

通行止めは似た標識がある

大型車両の通行止めを規制する標識には、トラックが描かれているものとバスが描かれているものの2種類があります。

トラックが描かれている場合は大型貨物自動車等、大型特殊自動車、特定中型貨物自動車が対象ですが、バスが描かれている場合は大型乗用車、特定中型乗用自動車が対象になります。両方の絵が描かれている場合は大型貨物もバスも通れません。

通行止めの標識は道幅の狭い道路に多く、見落としてしまうとUターンや後退に時間をとってしまい多くの人に迷惑をかけてしまいます。間違えやすいですが、描かれている絵を見落とさないように気を付けましょう。

 

車両通行区分について

特定車両の通行区分を指定する標識や大型車両の通行止めを示す標識で注意すべき点が「特定中型貨物自動車も対象になる」という点です。

特定中型貨物自動車とは中型自動車のなかでも車両総重量8~11トン未満、最大積載量5~6.5トン未満の大型に近い中型の貨物自動車です。

2007年6月の法改正以降、中型自動車免許が新設されたものの、これまで通り大型車と同等に扱われるため、中型トラックであっても大型貨物自動車通行止めの標識により通行が規制されることになります。

 

 

■知っておきたい標識の知識

標識

 

最後に知っておきたい標識の知識について3つご紹介いたします。

 

規制緩和指定道路について

トラックで走行する際、寸法や重量を規制する標識があることを紹介しましたが、道路によっては規制を緩和する標識もあります。

1つは総重量限度緩和道路といい、総重量20トン(最大25トン)までなら走行できるという意味になります。もう1つは高さ限度緩和指定道路といい、高さが3.8メートル(最大4.1メートル)までの車両であれば走行できるという意味になります。

 

高速道路の区分

トラックの標識には牽引自動車の走行区分を指定するものもあります。

高速道路用とその他の道路用の2種類があり、牽引自動車は一番左側または指定された通行区分を走行しなければなりません。牽引自動車以外の車両も走行できますが、この標識がある道路では牽引車の走行を優先するようにしましょう。

 

緊急時には通行許可が必要

通行止めの標識が立っている道路でも通行禁止道路通行許可申請を行うことで緊急時の走行が許可される場合があります。

 

申請には次のものが必要です。

 

①通行禁止道路通行許可申請書(2通)

②運転免許証の写し

③自動車検査証の写し

④通行予定の区域または道路区間を示す略図

⑤その他の書類 (管轄する警察署長が必要であると判断した書類など)

 

車両によっては特殊車両通行許可証の写しが必要になることもあります。

 

 

自家用車の感覚で運転しているとトラックの標識を誤って捉えてしまうことがあるため注意しましょう。違反をすると厳しい罰則を受けることになります。トラックを運転する際は標識一覧などを用意して意味の確認をするなどの対策をとりましょう。

 

 

フォークリフトの点検にはどんな種類がある?

フォークリフト点検員

 

フォークリフトを安全に使うには日頃の点検が欠かせません。

しかしフォークリフトの点検についてよく分からないという方もおられるかと思います。

今回はフォークリフトの点検についてご紹介いたします。点検の方法についてしっかり覚えておきましょう。

■フォークリフトの点検には3種類ある

 

フォークリフトの点検は3種類あり、全て義務づけられています。

 

年次検査

年次検査は正式名称を特定自主検査といい1年に1度実施しなければなりません。

この点検は有資格者のみ実施を認められているため業者や有資格者に依頼して行います。

フォークリフトの台数が多い場合、点検に時間がかかることもあるので代車を用意しておくと安心です。

 

月次検査

月次検査は正式名称を定期自主検査といい、最低でも1ヶ月に1度以上は実施する必要があります。月次検査は資格者でなくても行うことができます。

 

始業前点検

始業前点検はフォークリフトで荷役作業を始める前に行う点検です。フォークリフトは毎日たくさんの荷物を運ぶため、こまめな点検が事故防止に繋がります。始業前点検も資格者でなくても行うことができます。

 

 

■フォークリフトの点検を怠ると

フォークリフト

フォークリフトの点検を怠った場合のトラブルについてご紹介いたします。

 

フォークリフトの点検は義務

フォークリフトの点検は労働安全衛生法で定められており、実施しなければ違法となります。特に年次検査を実施しなかった場合50万円以下の罰金が科されます。

 

フォークリフトの寿命が短くなってしまう

点検を怠るとフォークリフトの不具合に気付かないまま修理が困難な状態になるまで使い続けてしまい、結果的に寿命を早めてしまう可能性が高くなります。フォークリフトを長く使うためには、こまめな点検が欠かせません。

 

事故を起こす可能性が高まる

フォークリフトの不具合は故障だけでなく事故の原因になりうる事態を見落とす可能性も高くなります。フォークリフトの運転資格は比較的簡単に取ることができるため軽視しやすく、毎年死亡に繋がる事故が発生しています。そのため操作だけでなく点検にも十分注意を払う必要があります。自分や他の従業員を守るためにも必ず点検を行ってください。

 

 

■自主検査について

フォークリフト点検員

 

最後に検査に関する資格や点検項目についてご説明いたします。

 

特定自主検査は有資格者のみができる

年に1度実施する特定自主検査(年次検査)を行うにはいずれかの資格が必要です。

資格は公益社団法人 建設荷役車両安全技術協会(以下、建荷協)の研修を修了すれば取得することができます。

①事業内検査者資格取得研修

この資格を保有していれば自社の保有しているフォークリフトの特定自主検査を行うことができます。

 

②検査業者検査員資格取得研修

この資格を保有していれば検査員として第三者からの依頼を受けた際にフォークリフトの特定自主検査を行うことができます。

 

※事業内検査者の資格取得に必要な費用はテキスト代と消費税です。(必要に応じて教材を追加した場合は追加費用が発生します)

※金額などの詳細は研修を実施する建荷協/支部にお問い合わせください。

 

日頃から行う点検の内容

毎日行う始業前点検の項目は次の4点です。

 

①制動装置および操縦装置の機能

②荷役装置および油圧装置の機能

③車輪の異常の有無

④前照燈、後照燈、方向指示器および警報装置の機能

 

点検で異常があった際は補修または必要な措置が必要です

 

月次検査の内容

月に1度程度実施する月次検査の項目は次の3点です。

 

①制動装置、クラッチおよび操縦装置の異常の有無

②荷役装置および油圧装置の異常の有無

③ヘッドガードおよびバックレストの異常の有無

 

安全衛生規則により月次検査の記録には実施年月日、実施者、実施方法などを明記し、3年間保存することが定められています。

 

フォークリフトを長く安全に使うには日頃の点検を欠かさないことが大切です。

特定自主検査の資格を保有していれば自社で点検が全て行えるようになるほか、就業先での待遇が良くなるかもしれません。この機会に特定自主検査の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

フォークリフトの耐用年数はどれくらい?

作業員

 

フォークリフトは小回りが利いて便利なので多くの工場や配送センターなどで活躍しています。突然ですが、皆さんはフォークリフトの耐用年数についてご存知でしょうか?

耐用年数を知っておくことは、買い替えに最適な時期を把握したり事故防止に役立ったりと、フォークリフトを長く使う上で重要です。

今回はフォークリフトの耐用年数についてお話したいと思います。

 

■フォークリフトの耐用年数について

 

減価償却資産で見た耐用年数

減価償却資産についてご存知でしょうか?

減価償却とは、長期間にわたって使用する資産を経費として一度で計上するのではなく、状態や時間の経過とともに減少する価値にあわせて少しずつ計上する会計処理方法をいいます。

減価償却を計上するうえで耐用年数が必要になります。資産の耐用年数は法律によって定められており、フォークリフトの場合は4年となっています。耐用年数を過ぎたら実際に使えなくなるという意味ではなく、資産としての価値がほぼゼロと等しくなるという意味になるので間違えないようにしましょう。

 

フォークリフトの本体とバッテリーの耐用年数

フォークリフトの動力にはエンジン式とバッテリー式の2種類があります。

フォークリフト本体はこまめにメンテナンスを行うことで10年~15年ほど長持ちするといわれていますが、心臓部である動力装置はエンジン式で約10年間、バッテリー式にいたっては約5年程度といわれています。バッテリーは本体よりも先に寿命が尽きてしまうケースが多いので、バッテリーを動力とする場合は交換の必要性を念頭に置いておきましょう。

 

中古フォークリフトの耐用年数について

中古フォークリフトの耐用年数がどれくらい残っているのか把握するための計算方法をご紹介いたします。

 

耐用年数が残っていない場合の計算式は「法定耐用年数×20%」となります。

対して耐用年数がまだ残っている場合の計算式は、「(法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×20%)」となります。

 

例として使用を始めて2年が経ったフォークリフトの耐用年数を算出してみましょう。

フォークリフトの法定耐用年数は4年なので、

 

(法定年数-経過年数)  4-2=2

(経過年数×20%)  2×20=0.4

(耐用年数)     2+0.4=2.4

 

算出された年数が1年に満たない端数は切り捨て、2年未満であった場合は全て2年に引き上げられることが定められています。つまり、この場合の耐用年数は2.4年ではなく、2年ということになります。

 

 

■こんな不調が出たら要メンテナンス!

作業員

 

フォークリフトによく見られる不調を3つご紹介します。

 

エンジンオイルの劣化

フォークリフトのトラブルによくあるのがエンジンオイルの劣化です。

エンジンオイルの交換はオイルの色を確認して判断しましょう。オイルの色が濃くなっていたり粘度があったりという状態が確認できれば交換の目安です。

 

タイヤの減り

以前よりスピードが出にくくなったと感じた場合はタイヤの状態を確認してみましょう。

空気入りタイヤを使用している場合はスリップサインが見えている、ノーパンクタイヤはタイヤの溝が消えていたら交換のサインです。タイヤとホイールが長持ちするよう日頃から気を付けて点検しておくと安心です。

 

ツメ(フォーク)の損傷

パレットにツメが入りにくい場合はツメの損傷が考えられます。ツメは摩耗するので消耗品の扱いになります。ツメが摩耗すると、規定重量内の荷物であっても持ち上げた瞬間に折れたり先端が鋭利になって商品や人を傷つけてしまったりと大きな被害を呼びます。日頃からツメの状態も確認しておきましょう。

 

 

■フォークリフトの寿命を延ばすには

作業員

フォークリフトを長い間使うなら3つのポイントが大切です。正しく扱ってフォークリフトの実耐用年数を延ばしましょう。

 

こまめなメンテナンス

毎日フォークリフトに乗っていると、少しの不具合に気が付きやすいのではないかと思います。音や振動など、動きに少しでも違和感があったら運転を続けずにフォークリフトの状態を確認しましょう。早めの手入れや部品交換を行うことで、フォークリフトが安全かつ長く使えるようになります。

 

積載量は必ず守ろう

「少しくらい超えても問題ない」と、最大積載量を超えて荷物の運搬を繰り返すのはフォークリフトの実耐用年数を短くしてしまう行為です。また、部品の消耗が早まり事故の危険性も高まります。積載量を無視せず必ず規定量を守るようにしましょう。

 

保管場所に気を付けよう

保管場所も実耐用年数を延ばす重要ポイントです。フォークリフトの保管場所は屋内で風通しがよく湿気の少ない場所が適しています。通気性が悪く湿気の多い場所はカビやサビの発生を招きます。

 

法律で決められたフォークリフトの耐用年数は4年ですが、実際の耐用年数は扱い方によります。フォークリフトを長く使うなら、こまめにメンテナンスをして業務中は丁寧に扱うよう意識しましょう。