3トントラックのサイズや免許区分、メーカーごとの車種をご紹介します!

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3トントラック右後方

3トントラックは比較的小さいながらも積載量が十分にあるため、多くの分野で活用されています。3トントラックを取り扱う自動車メーカーも多く、選択肢が広い一方、その詳細はあまり知られていません。

そこで今回は、3トントラックのサイズや免許区分と、各メーカーの車種をご紹介いたします。

■3トントラックの区分

3トントラックは、どのように活用されているのでしょうか。

まずは3トントラックの基本的な情報と需要について、ご紹介いたします。

・3トントラックとは

3トントラックとは、「車両総重量5トン以下で、最大積載量3トン以下」の小型トラックのことです。

平ボディ、バン、クレーン車など形状が豊富で、食品のルート配送や単身者の引っ越しなど、さまざまなシーンで活用されています。

・3トントラックのサイズ

3トントラックは道路運送車両法の規定により、小型自動車に分類されます。

【標準的な3トントラックのサイズ】

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,975~1,990mm

【小型自動車の車両区分】

全長:4,700mm以下

全幅:1,700mm以下

全高:2,000mm以下

総排気量:2,000cc以下

照らし合わせると、3トントラックは小型自動車の基準値に収まることがわかります。

ただし、道路交通法の規定では、車両総重量と最大積載量によって準中型自動車に分類されることを覚えておきましょう。

・3トントラックの免許区分トラック女性ドライバー

運転免許の区分は道路交通法で定められており、平成29年3月12日に準中型免許が新たに加わりました。

これにより、3トントラックを運転できる免許区分は以下の5つに変更されました。

  • 準中型
  • 準中型5t限定
  • 中型
  • 8t限定中型(平成19年6月1日以前に普通免許を取得している方)
  • 大型

準中型免許は18歳以上であれば、運転経験がなくても取得できるため、運送・物流業界で働きたい方の第一ステップとしておすすめです。

・3トントラックの需要

3トントラックは荷台スペースが広々としているほか、小回りが利いて構造が頑丈であることなどから、都市部を中心とした運送や集荷で力を発揮します。

ただし、長距離の走行には向きません。

■各自動車メーカーの3トントラック

白トラックが並んでいる画像

こちらでは、代表的な3トントラックの標準サイズをご紹介いたします。

なお、3トントラックは標準サイズ以外にワイドやロングもあります。

・いすゞ エルフ

エルフは小型トラックの中でも高い知名度を誇ります。

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,970mm

荷台:長さ3,120mm、幅1,620mm、高さ380mm

・日野 デュトロ

以前は中・大型トラックが主流でしたが、近年は小型の製造も行われています。

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,975mm

荷台:長さ3,115mm、幅1,615mm、高さ380mm

・三菱ふそう キャンター

半世紀以上の歴史をもつ車種で、利用者から高い信頼を集めています。

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,975mm

荷台:長さ3,120mm、幅1,615mm、高さ380mm

・トヨタ ダイナ

架装の種類が豊富で、リフト付きやトラッククレーン、冷凍車などもあります。

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,985mm

荷台:長さ3,115mm、幅1,615mm、高さ380mm

・日産 アトラス

アトラスは機能性や安全性、環境に配慮した車種で、中古市場でも非常に人気があります。

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,990mm

荷台:長さ3,120mm、幅1,615mm、高さ380mm

3トントラックは準中型免許の普及とともに、需要が高まると予想されます。

中古市場にも多くの3トントラックが取り扱われているので、気になる車種を見つけたら早めに購入を検討しましょう。

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