ダンプ

ダンプの種類を一挙にご紹介!ダンプ選びは積荷・用途・構造に着目

ダンプ

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ダンプの種類や分類を知ることで、どのようなダンプがどんな場面で必要になるのかを見極められるようになります。なんとなく理解していた方は一度分類について学んでみてください。

今回はダンプの種類を3つの分類方法でご紹介いたします。

■ダンプの種類「積載量」

公道を走行できるダンプには大・中・小の3つのサイズがあり、積載量によって種類が分けられています。

・小型ダンプの積載量

小型ダンプは最大積載量が2~3tになっており、車両総重量が5t未満のものを指します。

代表的な車種には、いすゞエルフ2tダンプや、三菱キャンターダンプがあります。

・小型ダンプの代表車種

青の小型ダンプ

<いすゞ エルフ>

型式:PB-NKR81AD

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,975mm

荷台寸法:長さ3,050mm、幅1,600mm、高さ320mm

最大積載量:2t

<三菱ふそう キャンター>

型式:KK-FE71EBD

全長:4,690mm

全幅:1,695mm

全高:1,990mm

荷台寸法:高さ3,050mm、幅1,600mm、高さ320mm

最大積載量:2t

・中型ダンプの積載量

中型ダンプは最大積載量3~6.5tで、一般的に4tダンプと呼ばれています。車両総重量は11t未満です。中には積載量を増やした増トンダンプもあります。

代表的な車種には、三菱ファイターダンプ、日野レンジャーダンプがあります。

・中型ダンプの代表車種

<三菱ふそう ファイター>

型式:TKG-FK71F FK71FC3D

全長:5,355mm

全幅:2,190mm

全高:2,555mm

荷台寸法:長さ3,400mm、幅2,060mm、高さ340mm

最大積載量:3.5t

<日野 レンジャー>

型式:FC9JCAD

全長:5,400mm

全幅:2,190mm

全高:2,445mm

荷台寸法:長さ3,400mm、幅2,060mm、高さ320mm

最大積載量:3.5t

・大型ダンプの積載量

大型ダンプの最大積載量は6.5~11tです。最大積載量6.5t以上であれば該当しますが、一般的には10tダンプと呼ばれています。

代表的な車種には、いすゞのギガダンプ、三菱スーパーグレートダンプがあります。

・大型ダンプの代表車種

青の大型ダンプ

<いすゞ ギガダンプ>

型式:LKG-CXZ77AT

全長:7,670mm

全幅:2,490mm

全高:3,300mm

荷台寸法:長さ5,100mm、幅2,200mm、高さ330mm

最大積載量:9.5t

<三菱ふそう スーパーグレード>

型式:LKG-FV50V

全長:7,605mm

全幅:2,490mm

全高:3,200mm

荷台寸法:高さ5,100mm、幅2,200mm、高さ520mm

最大積載量:9.2t

■ダンプの種類「用途」

ダンプ

・土砂ダンプ

土木現場でよく目にする土砂ダンプは、名前の通り土砂を運ぶためのダンプカーです。土砂以外に砂利、合板、骨材などを運ぶこともあります。

土砂ダンプは勝手に利用することができず、使用には国土交通大臣に届けを出し、認可を経て「表示番号」の指定を受けなければなりません。

<表示番号とは>

最大積載量5t以上または車両総重量8t以上の大型ダンプが土砂を積んで公道を走行する際に表示する番号です。

通称「ダンプ規制法」に基づき、荷台の側面など目立つ箇所に表示する必要があります。自家用、事業用を問わず、対象となるすべてのダンプに表示義務があり、事業内容や登録された地域が一目でわかる仕組みです。

また、文字サイズや線の幅など、表記する内容も細かく定められています。もし表示しなかったり内容を偽ったりした場合は、3万円以下の罰則が科せられるため、注意しましょう。

なお、表示番号は土砂を運搬するダンプのみが対象で、土砂禁ダンプに表示の義務はありません。代わりに「土砂等積載禁止」などの表記をします。

・土砂禁ダンプ(深ダンプ)

土砂禁ダンプは別名「深ダンプ」、「チップダンプ」などとも呼ばれます。名前の通り、土砂を運ぶことができないダンプです。

土砂禁ダンプで運ぶものは一般的に軽量の産業廃棄物がメインになっており、荷台周りにあるあおりが高いのが特徴です。

土砂禁ダンプは土砂ダンプと違い、国土交通大臣の認可は必要ありません。ただし、土砂運搬禁止の表記が車両と車検証に必要になることが「土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法」(ダンプ規制法)によって定められています。車両に表記する際は、後方または側面にペイントかステッカーを利用します。

■ダンプの種類「荷台の構造」

ダンプ

ダンプの荷台の構造は目的によって使い分けられます。

・代表的な構造

<リアダンプ>

一般的に普及しているダンプカー。土砂などのほかに産業廃棄物など運べるものが多い。リアダンプには土砂禁ダンプも含まれる。

<サイドダンプ>

荷台を左右の横方向に傾けることができるダンプカー。リアダンプと違う点は、荷台が後ろに傾かないところ。荷台が横に傾くことで狭い場所を中心に活躍する。

<3転ダンプ>

3転ダンプはリアダンプ、サイドダンプの両方の性質を持ったダンプカー。荷台を後ろと左右の3方向に傾けることができる。汎用性が高く、どんな場所でも活躍する。

<強化ダンプ>

石や岩といった硬くて重たいものを運ぶのに最適なダンプカー。硬いものが運べるよう荷台の床板部分が強化されているので、床板に傷がつきにくい。標準のダンプカーが厚さ約3mmの床板を使用しているのに対し、強化ダンプは6mmの床板になっている。

<ローダーダンプ>

ローダーダンプは荷台に土砂などを積んで運ぶだけでなく、小型重機や建機を運ぶこともできるダンプカー。荷台が傾くだけでなく、スライドして地面に接させることも可能。

<そのほかの便利なダンプ>

ユニックダンプ

運転席と荷台の間にクレーンがついており、重たいものを吊り上げて積むときに便利なダンプカー。

Lゲートダンプ

Lゲートの下部が固定されており、上部が開くので開口部分の高さ制限がないダンプカー。

■ダンプの種類「あおり」

緑と青のダンプ

ダンプの荷台を取り囲む壁には名前があり、重要な役割を担っています。

・あおりとは

荷台に取り付けられた壁を「あおり」といい、多くの荷物を落下させずに運搬する役割をもちます。また、あおりには種類があり、ダンプの見た目をよく見せる効果もあります。

積載量を増やしたい場合や古くなって傷んだ場合は、交換することも可能です。

<板チョコあおり>

板チョコのように表面が凸凹していることから名付けられました。

比較的軽量で、車両総重量を抑えたい場合に重宝されます。

<額縁あおり>

横から見た際に縁がぐるりと囲まれている様子が、額縁のように見えることから名付けられました。

シンプルなデザインで、多くのダンプドライバーから人気があります。

<船底あおり>

内側の下部分が傾斜しており、船底のように見えることから名付けられました。

傾斜があることで荷物が荷台の中央に寄りやすく、降ろす際の詰まりも解消できます。

<面一あおり>

「ツライチ」と呼ばれ、無駄のない最もシンプルな見た目のあおりです。

・「コボレーン」で積載物がこぼれない!?

コボレーンとは、中播自動車工業株式会社が製造する自動開閉式の飛散防止装置です。あおりの上部に装着して、走行中のダンプから土砂が落下しないよう防ぐ役割があります。

「こぼれない」という言葉にちなんで名付けられましたが、「ダンプ用シート」や「自動開閉シート」、「あおりシート」とも呼ばれています。

ダンプ規制法では、運搬時の安全策として飛散防止シートの取り付けを義務付けているものの、表示番号が隠れてしまうことも多かったため、コボレーンが活躍するようになりました。

とはいえ、ダンプを運転する際は積載量を守り、安全運転に努めてください。

ダンプカーは用途に合わせて使い分けることで、メリットを最大限活かすことができます。

今回ご紹介したダンプ以外にも種類がたくさんありますので是非一度調べてみてくださいね。

【大型ダンプの積載量】中古市場で人気のあるダンプの積載量と過積載の罰則

土をのせているダンプ荷台

土をのせているダンプ荷台

既定の積載量を超えて荷物を運搬する行為は、法律によって禁止されています。しかし、これまで積荷の過積載が原因の痛ましい事故が何件も発生しているのが現状です。過積載の多い車両に大型ダンプも挙げられ、高速道路では法定の何倍もの土砂を運ぶダンプの姿も見受けられると言われています。

今回は、大型ダンプの積載量と過積載の罰則についてご紹介いたします。

■大型ダンプの積載量

・大型ダンプの最大積載量

道路交通法では、大型自動車の規格を車両総重量11t以上または最大積載量6.5t以上、乗車定員30人以上と定めています。

ダンプの場合、最大積載量8~11tクラスの「10tダンプ」と呼ばれるものが該当します。

・大型ダンプの寸法一例

大型ダンプの寸法は、厳密には統一されていません。そのため、メーカーやモデルによって若干の差があり、積載量も少しずつ異なります。

大型に分類されるダンプの一例は、以下の通りです。

<いすゞ/ギガ>

型式:LKG-CXZ77AT

全長:7,670mm

全幅:2,490mm

全高:3,300mm

荷台:長さ5,100mm、幅2,200mm、高さ490mm

最大積載量:9.5t

<三菱ふそう/スーパーグレート>

型式:LKG-FV50V

全長:7,605mm

全幅:2,490mm

全高:3,200mm

荷台:長さ5,100mm、幅2,200mm、高さ520mm

最大積載量:9.2t

<日野/プロフィア>

型式:BDG-FS1EKXA

全長:7,620mm

全幅:2,490mm

全高:3,420mm

荷台:長さ5,100mm、幅2,200mm、高さ520mm

最大積載量:9.5t

<UDトラックス/クオン>

型式:2PG-CW5AL

全長:7,630mm

全幅:2,490mm

全高:3,300mm

荷台:長さ5,100mm、幅2,200mm、高さ500mm

■最大積載量の計算方法

オレンジ土台に進む白ダンプ

最大積載量とは、荷台に最大限積める荷物の重さを指します。車両総重量から、車両重量と定員数を差し引いて導き出せます。

たとえば、車両総重量20tで乗車定員2人の10tダンプでは、最大積載量の目安は9.8tです。

20,000kg(車両総重量)-10,000kg(車両重量)-110kg(乗車定員2名)=最大積載量9,890kg

※乗車定員は1人55kg

また、大型車の総重量は20~25tと定められており、車両自体が重くなると積める荷物の量は少なくなるため、注意しましょう。

■過積載は許されない

手で×をする男性

「過積載」と呼ばれる最大積載量を超えて荷物を運搬する行為は、罰則の対象です。

超過した割合に応じて、罰則が定められています。

・過積載の割合によって異なる罰則

5割未満の過積載:違反点数2点、反則金3万円

5割以上10割未満の過積載:違反点数3点、反則金4万円

10割以上の過積載:違反点数6点、懲役6か月以下または10万円以下の罰金

また、最大積載量の倍を超える荷物を運搬したドライバーは即時告発の対象となり、100万円以下の罰金が科されます。

なお、2017年4月より過積載の車両と事業者に対しての罰則が強化されました。具体的には高速道路料金の割引停止措置と呼ばれ、違反を繰り返すと対象期間が長引きます。

・責任はドライバーだけじゃない

過積載の罰則はドライバーだけでなく、場合によっては事業者や荷主も対象です。

事業者には過積載の割合や回数に応じて、車両の使用制限がかかるほか、悪質と判断された場合には、事業の停止や運行管理者資格の返納も命じられます。

また、荷主が過積載を把握しながら運搬を要求することも法律で禁止されています。これを無視し、反復の恐れがあると判断された場合には、管轄の警察署長から再発防止命令を言い渡されます。違反すると6か月以下の懲役または10万円以下の罰金が科され、法律に基づく荷主勧告制度によって荷主名も公表されるため、覚えておきましょう。

・過積載が許されない理由

過積載に対して厳しい罰則が定められている理由は、主に3つ挙げられます。事故が起こりやすくなるほか、道路や車両の劣化を早めたり運送コストが増幅したりするためです。過積載をしている状態では、車両の操作が難しくなり、また制動距離も長くなります。さらに道路や車両自体への負担も大きく、劣化を早く招いてしまう原因にもなりかねません。

また、燃費が悪くなることでコストの増幅も予想されるので、大型ダンプを扱う際は必ず積載量を守ることが重要です。

過積載による大型ダンプの事故は、ドライバーだけの責任ではありません。安全を確保しつつ、無駄を省いて効率よく荷物を運搬できるよう、積載量を守って走行しましょう。

売りたい、処分したいダンプがある時に役立つ!買取業者の選択肢

最近ではダンプなどのトラックを専門にしている買取業者も存在しています。そのため、どこで売りたいダンプを処分すればいいか、迷われる方も多いでしょう。ここでは、査定に関係する買取業者の種類とそれぞれのメリット・デメリットを見てみましょう。

いらないダンプ、どうやって処分する?

ダンプは、一般の車両に比べて高い耐久性があるのが特徴です。しかし、それでも使い続けているうちに、処分を検討しなければならない時期も考えないといけません。
「故障して使えなくなった」「買い替えの目安である15年以上乗り続けている」「排ガス規制のために処分したい」など、いろいろと理由はあるでしょう。また、最近では2019年から建設市場が「量」から「質」へと転向すると予想されていることから、事業縮小を見越してダンプを処分したいと考える人もいます。
ダンプを処分する場合、大型トラックや重機専門で廃車処分する業者に依頼する方法があります。
しかし、処分を依頼する場合、高額な処分費用を支払うのが悩みどころですよね。ここでは、売りたいダンプをお得に買取してもらうための選択肢とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

ダンプを高額で売りたいならどこがお得?

ダンプの買取してもらう方法は、いろいろあります。ただ、どこでお得に買取してもらえるかは、それぞれの業者やサービスの性質によって異なります。ここでは、買取業者のメインとなるディーラー、個人売買(ネットオークション)、中古トラック買取店でメリット・デメリットを見てみましょう。

・ディーラーでの下取り・見積もり

ダンプを買取処分する方法として、最も一般的なのが、ディーラーの下取り。ダンプの購入や整備などで、このディーラーを利用したという人は多いはず。ダンプを売却するなら、買ったところで売るのが一番ではないか、と考える人も多いでしょう。

【メリット】
ディーラーに依頼するメリットは、顔見知りであり連絡先も知っているため、ダンプ売却を安心してスムーズにできること。売却した後に、すぐディーラーから新しいダンプを購入できる点も便利です。また増車・減車の手続きが簡単に済むことも大きなメリットです。

【デメリット】
ディーラーは基本的に新車の販売をメイン業務としているため、中古ダンプの流通ルートを持っておいません。そのため見た目が悪い・型式が古い・架装を追加して改造扱いとなるダンプは売却を断られる場合があります。
また、中古ダンプの流通ルートがないということは、高額で売れるルートがなく、さらに在庫によるリスクを抱えることとなるため、買取価格も安く見積もられる可能性もあるのです。少しでも高く売りたいと考えているなら、ディーラーに買取ってもらうのは避けたほ方がよさそうです。

・個人売買(ネットオークション)

最近ではネットサービスが充実しているため、業者を通さない手段で売却を考えている方もいることでしょう。手軽にオークションなどに出品したり、掲示板などで買い手を見つけたりして売却することもできます。

【メリット】
買取業者を通さずに購入希望者へダンプを売却できるため、手数料もいらず高額買取ができる可能性があること。また、自宅にいながら出品ができるので、忙しい人でも手軽に売却ができるという点も魅力です。

【デメリット】
ネットオークションは個人間での取引となるため、手続きや費用の受け取りの段になってトラブルに見舞われる可能性があります。例えば、落札した代金を相手が払ってくれなかったり、引き渡した後にクレームを付け修理代等の名目で代金の一部を返金するように迫られたりすることもあります。
個人売買の場合、取引相手がどんな人か直前までわからないため、こうした取引上のリスクがつきものなのです。

・中古トラック買取店への持ち込み

地域によって、中古トラックや重機などを専門的に買取している会社も存在します。この多くは、地域に根づいた運営をされているところが多く、買取から修理まで幅広いサービスに精通しているのが特徴です。

【メリット】
ネットオークションのような取引上のリスクもなく、安心して買取処分をすることができること。また、独自の流通ルートも確保しているため、通常買取を行わないディーラーよりも高く買ってくれるでしょう。

【デメリット】
こうした地元にある買取店のみを利用するとなると、買値が相場と比べて適正かどうかがわからないため、相場よりもだいぶ安く買われてしまう場合もあります。
また、自社販売であることが多いため、三転ダンプやスライドダンプ等の特殊形状のダンプは買取金額が安かったり持ち込む手間がかかったりします。

ダンプをより高く売却したい場合、複数の買取会社へ査定を出す方法が確実です。

・ダンプを売るときに必要なもの

ダンプを売ると決めたら、必要なものを揃えておきましょう。事前に書類などを用意しておくことで、スムーズな取引ができるようになります。

気を付けたいことは、ダンプが自家用か業務用か、車検が切れているか切れていないかなど、様々な要因で必要書類が変わります。ここでは車検が切れていない事業用車を想定して、必要なものをご紹介いたします。

<必要なもの>

・自動車検査証

・譲渡証明書

・委任状

・実印

・印鑑証明書

・自動車損害賠償責任保険証明書

・自賠責保険移動承認請求書

・納税証明書

・事業用自動車等連絡書

・自重系技術基準適合証

・リサイクル券(もしくはリサイクル料金の預託状況)

詳しく必要なものが知りたい方は、トラックの買取業者に相談してみましょう。

・全国でトラック買取をする専門業者で無料査定

ネットで検索をすると、全国的にトラック買取を行っている会社がいくつもヒットします。地域で買取を行う業者とは、どのようなところが違っているのでしょうか。こうした業者では高年式車・多走行車であっても、多種多様なルートを確保しているので、即答で買取してくれるというメリットがあります。
全国展開する買取業者に依頼するメリットは、国内だけでなく海外にもトラック売却による流通ルートを確保しているため、ディーラーや地元の買取店よりも高く買ってくれることです。
また、こうした会社は無料の出張査定サービスも行っています。複数の会社に査定を依頼することで、より高い価格で買ってくれる会社を見つけることができるでしょう。支払いも引き渡しと同時に現金払いでもらえるところが多いこともメリットです。
会社によっては、休日でも対応できる出張買取サービスを行ってくれるところもあるので、空いた時間に手間を掛けずトラックを処分できるのも魅力です。
しかし、相見積もりに出した場合、他社の動向を見たがる業者が多いので、金額の提示が遅くなることがあります。

古いダンプでも買取OK!どんな状態でも買取ってもらえるって本当?

どんなダンプでも状態によって買取ってくれる業者もある

かつてはダンプなどの車を買い換える場合、廃車として処分してから買い換えるのが一般的でした。乗用車と違いトラックは仕事で使用する車なので、古く汚れていて動作性も不確かであるため、誰も買おうとはしなかったのです。
しかし、最近はネットサービスの拡充によって、かつては見向きもされなかった中古のトラックが脚光を浴びるようになりました。ネットを利用することで、地方からの需要にも応えられるようになったため、流通ルートの拡大によって古いダンプでも売却できるようになったのです。
また、最近では発展途上国で日本車が人気となったことで、外国と中古トラックの取引を行う会社も増えました。
ダンプなどのトラックは新車で購入すると高額ですが、中古車であれば安く手に入ります。そのため、中古のダンプの買い手は多いのです。

・状態の悪いトラックでも査定対象となる可能性あり

トラックの買取と聞くと、綺麗な状態のトラックしか買ってくれないのでは、と考える人も多いでしょう。しかし、最近では状態の悪いトラックでも買ってくれる会社は多くあります。
低年式や過走行、バッテリー切れ、車検切れの車はもちろん、汚れのひどい車や、事故車・廃車予定車でも査定の対象としてくれる場合があります。
トラック買取を行う会社の中には、自社で修理をして販売をする会社もありますし、解体して部品のみを販売する会社もあります。長年メンテナンスをせず、サビや汚れだらけのダンプだとしても、そういった会社へ依頼することで高く買ってくれるでしょう。

・状態が悪くても需要がある理由

ダンプは中古車としての需要が高いという理由以外に、不動車や故障車は分解してパーツにして売ることができるという理由があります。

ダンプは種類も多いので、修理の際に必要な部品が多くあります。

ダンプの部品は国内外問わず需要が高いので、部品として売り出すために状態が悪くても買取可能な場合あり、どんな状態であってもまずは買取査定をしてもらうことをおすすめします。

・おいしい話ばかりじゃない!悪徳トラック買取業者に注意

ここまでの話を聞くと、「全国的にトラック買取を行う会社に依頼すれば安心だな」と考えてしまう人もいるかもしれません。
しかし!最近ではトラック買取処分の需要が高まったことで、それを利用する悪徳業者も増えつつあるのです。
「高額買取」という言葉に踊らされ、逆に安く買い叩かれたり、余計なトラブルに巻き込まれたりするケースは少なくありません。買取依頼をする際は、相手の業者が信頼できるか、しっかりと調べましょう。

・気をつけたい悪徳トラック買取業者の手口

引き取り料を請求する

通常、買取による取引で「引き取り料」が発生することはありません。引き取り料が発生するのは処分を依頼した場合だけであるため、買取を依頼してこの引き取り料が発生した場合はすぐに契約を取りやめましょう。
たとえ金額が少額だったとしても、引き取り料を請求された場合は売却を避ける必要があります。そういった会社は引き取り料とトラック売却による利益を二重取りしています。不当な利益を得る会社にトラックを売却すると、悪徳業者ばかりが利益を得てしまうため、結果的に引き取り料を取らないまっとうな業者への負担となってしまうのです。
「処分することに比べればマシ」とは思わず、きちんとした業者へ売却するようにしましょう。

事前に高額な査定料を提示して、後々難癖をつけて安く買い叩く

初めの査定料だけ高く設定し、後々安く買い叩くというやり方は、買取業者に依頼する際によくあるトラブルです。
メールや電話での査定では非常に高い査定額を伝えていたのに、実際にダンプを見せると小さなキズやわずかな汚れのほか、タイヤなどのパーツ交換まで減額の対象としてしまい、結果として大幅な減額をさせられてしまうのです。
当然買取を依頼した側は話が違うとして買取を拒否しますが、すると次は莫大な出張査定費やキャンセル料を請求したり、大声での恫喝や告訴に踏み切るといった脅しをかけたりします。
このような不当な請求を迫ることや、恫喝をしてきた場合、対処法として迷わず警察に連絡するようにしましょう。

個人情報を売却する

出張査定や買取の依頼をする時、サイトの投稿フォームに名前や住所、連絡先まで記載してしまうことがあります。
買取業者を装った詐欺師は、投稿フォームから送られた情報を売却し、不当な利益を得るのです。
こうした問題を回避するには、出張査定や買取をするサイトをどの会社が運営しているかを調べましょう。公式ページに会社の所在地や責任者名が載っていない、または所在地をネット検索やグーグルアースで調べても何も出てこない場合、架空の詐欺サイトである可能性があります。ほかにも、口コミなどの情報を調べ、信頼できる会社かどうかを調べるのも効果的です。

名義変更の手続きをしない・自社ロゴを消さない

ダンプを売却した後、名義変更の代行依頼をしたにも関わらず手続きを全くしていない、または自社のロゴを全く消していない場合、放置するのは危険です。
もしもそういったダンプが事故や問題を起こした場合、全く関係のないこちらが賠償金を支払ったり世間での自社のイメージを大きく損ねたりする可能性があるからです。
対策としては、多少面倒でも名義変更の手続きは自分で行うことが一番。また、契約時に「事前にいつまでに名義変更・ロゴの消去をするか」ということを取り決めることも必要です。期日までに対処していなければ、警察に訴えるなどの強行策に出なければなりません。
ロゴの消去に関しては、パソコンでロゴを消した状態の画像を送ってくることも考えられるので、直接業者の所在地へ赴き、消しているかを自分の目で確認するとよいでしょう。

廃車処分することで税金・保険料の還付金を不当に取得する

トラックを始め、自動車を廃車処分すると税金や保険料の還付金が戻ってくることは、意外と知っている人は少ないです。
平成17年に施行されるようになった比較的新しい制度なので、知らない人が多いことを逆手に取り、不当に還付金を取得する悪質な業者は多くいます。
優良な業者は、この還付金のお金を査定額に含んでいることをきちんと説明してくれます。還付金についての説明が全くない場合、悪徳業者であると判断できます。

買取代金を振り込まず、行方をくらませる

買取の代金の支払い方法が銀行振込だった場合、期日までに金額を振り込まず、行方をくらましてしまうという悪質な業者も存在します。
こうした問題への対処法は、ダンプの引き渡しと同時にお金を支払ってもらうことです。
その場での支払いができないと拒否された場合、車検証・譲渡証明書・委任状などの書類を一旦預かることで、ダンプだけを持ち逃げされることを防ぐことができるでしょう。

・どんな会社なら安心できる?

安心して取引ができる会社は、やはり実績があり評価の高い会社です。
口コミなどで多くの人が評価している会社や、創業から長い年数が経っている会社、たくさんの人が利用したという実績のある会社なら、安心して取引ができるでしょう。
こういった会社は、「引き取り料が無料」「面倒な各種手続きも無料で代行してくれる」というサービスも行っているので、初めて買取を依頼する人でも安心して取引ができます。

ダンプの買取は複数社に依頼しよう

・複数社で比較をすることで、高額で買取ってくれる業者に依頼しやすい

ダンプの高額買取をする業者を探すなら、複数の業者に査定依頼を出す方法が一番。
買取業者によって買取の価格設定が異なっているため、よりお得な金額で買取ってくれる業者を探すなら、最低でも3~4社に査定依頼をするとよいでしょう。
複数の会社に依頼することで、売却するダンプの相場価格がわかりやすくなります。また、一括査定によって業者どうしを競合させることで、より高く買ってくれる会社が現れやすくなるからです。
ただし、注意しなければならないのが、ほかの業者よりも異様に高い金額を提示する業者です。多くの買取業者は買った車をオークションで売却しますが、オークションでは車種によって買取金額の相場がきちんと決められています。
そのため買取金額に大幅な差は生まれないはずなのですが、それでも高額な査定額を提示するということは、査定額を高く釣り上げて騙そうとする悪徳業者の可能性が高いです。

・ダンプの正確な買取相場を公表している業者はない

「車種によって買取金額の相場は決まっている」と書きましたが、こうした市場での買取相場はどの業者も公表していません。
「こちらに相場を知らせないなんて不平等だ」と感じる人もいるかもしれませんが、相場を公表しないのはきちんとした理由があるのです。
相場を知らせないのは、車の状態によって買取金額が変わってしまうからです。市場で高く評価されているダンプでも、メンテナンスが全くされておらず、ボロボロの状態のダンプですと、市場価格より価値が安くなるのは仕方ないことです。
また、時代によって旬な車種や車両も異なり、値段が細かく変動するため、相場の金額をはっきりと明記することはできないのです。

・複数の業者へ買取査定を依頼しよう

ダンプなどのトラック買取を行う大半の業者は、公式HP上でも過去の買取実績や買取金額程度しか公表してはいません。一部の取引での実績や金額はあくまで一例なので、同じ車種だとしてもHPそのままの金額で売れるとは限りません。
また、業者によっても価格設定は異なっているため、買取会社が異なれば数十万円の価格差が現れることもあります。ダンプを売却する時は、誰もがより高いところへ売りたいはず。一社だけに依頼してしまうと、ほかに高く買ってくれる業者を見逃してしまうことになります。
そのため、多少面倒でも、買取査定は複数の業者へ依頼してから比較検討するのがおすすめです。

・優良な業者を見つける方法

トラックやダンプの買取業者はたくさんありますので、その中から如何に優良な業者を見つけるかが大きなポイントです。

・海外販路を持っている

先述しましたが、日本製の中古ダンプは海外で高い人気を誇っています。そのため、業者も海外へ販路を持っていると高額査定を狙いやすくなります。

販路についてはダンプの買取業者がホームページで記載していることが多いので、まずは依頼したい業者のホームページをチェックしましょう。

・中間マージンが発生しない業者

海外販路を持っていても、間に輸送業者などの他社が入っていると中間マージンが発生し、買取価格が下がってしまうことがあります。

ホームページではワンストップで買取から販売が行われているかという点もチェックしてください。

海外販路を持っていたり、自社のみで買取から販売を行っている業者はそれを強みとして宣伝しています。そのため、ホームページを見ればすぐに海外販路があるのか、中間マージンが発生しないのかはすぐに知ることができます。

・危険かもしれない業者

悪徳な業者には誰しも当たりたくないと考えるもの。

しかし対応がよくて買取をお願いしたら実は悪徳業者だった…なんてこともあり得ます。

悪徳業者に依頼しないためにも、どんな特徴があるのかを知っておきましょう。

・営業電話がしつこい

悪徳業者の共通点として、営業電話がしつこく入ってくるという点が挙げられます。ネットでの一括査定は便利ですが、悪徳業者にも情報が渡ってしまう可能性があります。あまりに電話がしつこくかかってくるようであれば、その業者は悪徳業者かもしれません。

はっきり断っても迷惑な電話がくるようであれば、警察に相談して対処してもらいましょう。

・実店舗が存在しない

最近ではネット上でのみ存在する業者がありますが、できれば直営の店舗を持っている業者を選ぶようにしましょう。

実店舗がない場合、トラックを引き取ってから姿をくらますことができるからです。

ホームページでは店舗の場所を確認し、実際に利用した人がいるかも調べておきましょう。口コミは参考になりますが、「満足です」「対応がよかった」というような具体性のない口コミはサクラである可能性があります。具体性のある口コミを参考にしましょう。

・査定内容に根拠があるか

高額な査定を出されても、喜んではいけません。悪徳業者のやり口としてよくあるのが、最初は高値で取引して後から難癖をつけて安く買い取る方法です。買取価格が高額な場合、何故その金額になったのかを聞いてみましょう。

優良な業者であればどこがプラス査定として働いたのかをちゃんと説明してくれます。逆に根拠のない査定額は悪徳業者である可能性が高いので、用心しておきましょう。

■買取前の査定でチェックされる主な項目
黒電卓と虫眼鏡

・車種/年式/グレード

ダンプに限らず、車種や年式、グレードは車の買取金額を大きく左右します。

年式が新しいほど人気があり、グレードが高いほど高評価につながる傾向があります。

・走行距離

走行距離からダンプの寿命を大まかに予測できるため、査定時には重要視される項目です。

・ボディの色

人気のある色は買い手が見つかりやすいため、高評価につながるでしょう。

・修復歴

修復歴のあるダンプは使用中に不具合を起こす可能性が高くなるため、査定に響きやすい項目です。

・外装の状態

ダンプの場合、少しの傷なら査定に影響を与えにくいと言えます。無数に傷が付いているのであれば、傷用コンパウンドを使用してみてもよいかもしれません。へこみも自分で修理できますが、業者に頼むとスムーズです。

また、外装の汚れはきれいに洗い流しておくほか、エアロパーツは純正品に戻しておくことをおすすめします。

・内装の状態

たばこや汗のにおい、強めの芳香剤は査定に影響を与えやすいので、要注意です。エアコンから発生するにおいは、エアコンフィルターを交換するなど対策をしましょう。

シートに残った飲食物のシミは、市販のシミ取り剤や重曹を使用し、できる限り取り除いておいてください。

・足回り

マフラーなどがサビている場合はクエン酸や重曹を使用し、ワイヤーブラシで擦り落としましょう。落ちないサビには、サビ取り剤がおすすめです。腐食が進んで穴が開いている場合は、業者へ修理を依頼しましょう。

スペアタイヤの有無も査定の対象です。見つからない場合は、溝の深いタイヤを積んでおきましょう。

■ダンプの買取で高額査定を狙う秘訣

黄色おもちゃからコインが飛び出す

ダンプの外装や内装をきれいにし、必要なパーツを揃えるだけでも高評価が期待できますが、より高価買取を狙うには秘訣があります。

・関係書類を揃える

ダンプを購入した際の書類やオプションパーツの取扱説明書、過去のメンテナンス記録簿など、ダンプに関する書類を用意しておきましょう。

メンテナンス記録簿とは、販売店が独自に設けた点検記録を指し、法律で義務付けられていない箇所の点検や修理歴を証明するものです。

ダンプを丁寧に扱っていたと伝わることで、信頼性を高めてくれるでしょう。

・ダンプの詳細がわかる写真

ダンプの詳細がよくわかる写真を撮っておきましょう。ただ外観を撮るのではなく、荷台の表面や裏側、エンジン内部、計器類など細かい部分まで撮影します。買い手が「見たい」と思う写真を撮ることで、強くアピールできるでしょう。

■注意!マイナス査定を引き寄せるケース

指差し点検画像

どれだけ外装や内装をきれいにしても、マイナス査定を引き寄せてしまうケースをご紹介いたします。

・エンジンオイルの劣化

メンテナンスの不備が発覚しやすい部分として挙げられるのが、エンジンオイルです。劣化や漏れ、にじみを放置していると、エンジンに不具合が起こりやすいと判断され、評価がマイナスに傾いてしまいます。

買取査定の前にエンジンオイルを交換し、漏れやにじみが確認できる場合は修理を検討してください。

・ホイストシリンダーの故障

ダンプの荷台を迅速に上下できるのは、ホイストシリンダーが適切なタイミングで作動するからです。買取査定ではホイストシリンダーの動作やオイル漏れの有無もチェックされるので、事前に動作を確認しておきましょう。

売りたいダンプはまず複数社で査定へ

ダンプを売りたい時は、買取業者の選択肢で査定価格が異なります。そのため、業者の特性とメリット・デメリットを把握した上でお得に買取できるようにしておくことが必要です。
また、廃車予定でボロボロのダンプだったとしても、修理・清掃すればまだまだ使える場合もありますし、使えない場合も分解して部品を売却することも可能です。

「買ってくれる人なんていないだろう」と諦めて廃車処分してしまう前に、一度、複数のダンプやトラックの買取業者に相談してみましょう。そうすれば、廃車にすることなくお得に処分できる可能性が広がります。

白ナンバーと緑ナンバーのダンプはなにが違う?正しく理解して事業拡大を狙おう!

緑ナンバー

緑ナンバーダンプのナンバープレートをよく見ると、白色のナンバーと緑色のナンバーがあります。どちらも同じ荷物を積んでいるのに、なぜ色分けされているのでしょうか。

今回は、ダンプの白ナンバーと緑ナンバーの違いについて解説いたします。

■ダンプのナンバー「白」と「緑」の違い

どちらも運搬用として使用できるものの、それぞれに異なる点があります。

・法律の違い

白ナンバーは自家用として、自社の製品を運搬する際に取り付けます。一方で緑ナンバーは運賃を受け取り、製品を運搬する際に取り付けるナンバープレートです。一般貨物自動車運送事業を意味し、該当する場合は法律によって緑ナンバーの取り付けが義務付けられています。

・自動車税の違い

積載量7~8t以下のダンプで比較すると、白ナンバーは年間40,500円、緑ナンバーは年間29,500円と、11,000円の差があります。

・自動車重量税の違い

同じく積載量7~8t以下のダンプで比較した場合、白ナンバーは32,800円、緑ナンバーで20,800円と、12,000円の差があります。(新車新規登録時、エコカー外、1年自家用・事業用の場合)

なお、車検に関しては両ナンバーともに回数や内容に違いはありません。どちらも車両重量によって回数が異なります。

・白ナンバーで運搬業務ができる理由

先ほどもお伝えしたように、自社の製品を運搬する際は白ナンバーのダンプを使用しても問題はありません。たとえば、自社の土砂を運搬するほか、土砂を買い取って運搬する場合は、白ナンバーの使用が認められます。

■白ナンバーで運送業を行なった際の罰則

白トラックおもちゃ2台

・事業者側の罰則

白ナンバーで運送業を行うと貨物自動車運送事業法の違反となるため、3年以下の懲役または300万円以下の罰金、もしくはその両方が科せられます。

また、1年以上の懲役を受けてしまうと、執行が終了した時点から5年間は緑ナンバーでの営業許可も取得できません。

・荷主側の罰則

たとえ白ナンバーの事業者に依頼したとしても、荷主側に対する罰則はありません。ただし、白ナンバーでの営業を黙認していたというイメージを与えてしまうでしょう。

・ゼッケンがあれば白ナンバーでも問題ない?

一部の大型ダンプは、法律に基づきゼッケン(表示番号)を表示することが義務付けられています。しかし、ゼッケンはあくまで土砂を運搬する際の表示義務であり、運送業を許可するものではありません。そのため、運賃を受け取って運搬する限りは、緑ナンバーを取り付けたダンプを使用してください。

■緑ナンバーを取得するメリット

トラック数台駐車画像

緑ナンバーを取得するメリットをご紹介いたします。

・社会的な信用が上がる

緑ナンバーを取得するための条件を満たしている背景により、公共事業への参加が認められ、社会的な信用度が高まります。

また社内では、社会保険への加入や労働環境の健全化など福利厚生が充実し、ドライバー不足の解消や従業員の安心獲得へもつながるでしょう。

・運送部門の設置ができる

運送業者として公に周知されるため、新たに運送部門を立ち上げれば顧客獲得のチャンスも広がります。よいサービスを提供することで多方面からのニーズが増え、さらなる発展が期待できるでしょう。

・融資が受けやすくなる

一般貨物自動車運送事業者として国から認められることにより、金融機関からの信用度も高まり、融資が受けやすくなります。融資を受ける際は、厳しい審査に通過する必要がありますが、1度通過すると今後も受けやすくなるでしょう。

白ナンバーと緑ナンバーには大きな違いがあります。知らず知らずのうちに違反行為を行なってしまわないよう、正しく理解することが重要です。

緑ナンバーには多くのメリットがあるため、事業の拡大を目指すなら取得を検討されてみてはいかがでしょうか。

ダンプにゼッケン?知らないでは済まされない「表示番号」とは

緑ダンプ ゼッケン

緑ダンプ ゼッケン

土砂運搬用のダンプは、国土交通大臣に書類を申請し、ゼッケンと呼ばれる表示番号の指定を受けなければなりません。これはダンプ規制法(土砂等を運搬する大型自動車による交通事故の防止等に関する特別措置法)により、定められています。

今回はゼッケンの表示対象となるダンプや、表示内容についてご紹介いたします。

■ダンプのゼッケン表示は「義務」です

冒頭でお伝えしたように、ゼッケン(表示番号)の表示は国によって定められています。土砂を運搬するダンプは泥汚れなどでナンバープレートが見えにくく、万一の際に車両を特定するのが難しいこともあるためです。

ゼッケン表示の対象となるダンプは以下の通りです。

・表示義務の対象になるダンプ

「土砂等を運搬する最大積載量5t、車両総重量8t以上の大型自動車」がダンプ規制法の対象です。ゼッケンの非表示や虚偽は3万円以下の罰金が科されるため、注意しましょう。

土砂等とは、次のようなものを指します。

  • 土、砂や玉石を含む砂利、砕石
  • 砂利や砕石にアスファルトやセメントを混ぜて安定処理をしたもの、アスファルトやコンクリート
  • 鉱さい
  • 廃鉱や石炭がら
  • コンクリート
  • レンガ
  • モルタル
  • しっくい、その他これらに類するもののくず
  • 砂利状態または砕石状態の石灰石、およびけい砂

なお、小・中型のダンプ、土砂を運搬しない土砂禁ダンプ、商品自動車、公道を走行しないダンプはゼッケン表示の対象外です。この場合、「土砂等積載禁止」と表記しなければなりません。

■ゼッケンの表示からわかること
黄色背景に電球

表示番号として記載される文字には、それぞれに意味があります。

・ゼッケン(表示番号)の構成

ゼッケンは左から「管轄の運輸支局/自動車検査登録事務所の地名」「事業の種別」「国土交通省が指定した番号」の順に表記されています。

数字はアラビア数字が推奨されていますが、書体は自治体により異なるため、詳細は各自治体に確認しましょう。

また、表記する文字は高さ200mm、文字と数字の幅150mm、記号の幅200mm、文字と記号の太さ15mm、数字の太さ30mmと細かく規定されています。

白地に黒のペンキなどで左横書きにし、荷台側面や後方など目につきやすい場所に表示しましょう。

・丸で囲まれた漢字の意味

丸で囲まれた漢字は、運営する事業の種類を表します。

  • 「営」運送事業
  • 「販」砂利販売業
  • 「砂」砂利採取業
  • 「建」建設業
  • 「砕」砕石業
  • 「石」採石業
  • 「他」その他廃棄物処理、生コンクリート製造業など

ゼッケンを見れば何の事業を営んでいるのかが一目でわかるため、異なる事業や運搬には使用できない仕組みです。

また個人であっても、ダンプで土砂を運搬する際は申請をし、ゼッケンを表示しなければなりません。

■ゼッケンの取得方法と必要書類
近畿運輸局の門

ゼッケンに表記する「国土交通省が指定した番号」は、申請書類を提出することで受けられます。

・届出先

申請書類は管轄の運輸支局に提出します。必要な書類は運輸支局のホームページでもダウンロードが可能です。

・必要書類

新車のダンプを申請する場合の必要書類は以下の通りです。

  1. 土砂等大型自動車使用届(甲)
  2. 土砂等大型自動車使用届(乙)
  3. 自動車車検証
  4. 経営する事業の挙証書類

土砂等大型自動車使用届(甲)は、管轄の運輸支局に初めて申請をする際に提出する書類で、(乙)は1車両につき1部提出します。

挙証書類は事業許可を受けている証拠を示す書類です。

また中古のダンプを申請する場合、上記に加えて「自重計技術適合証」と「土砂等大型自動車使用廃止届出(前オーナーが提出した場合は不要)」も準備しましょう。

ダンプはダンプ規制法以外にも遵守すべき法律が多く存在します。安全に業務を行うために、過積載やスピードの出し過ぎにも注意しましょう。

ダンプに欠かせない「あおり」とは?役割や種類、故障した場合の修理方法

土砂を積む白トラック後ろ

土砂を積む白トラック後ろ

「あおり」はダンプに欠かせない重要な部分です。しかし、劣化や故障が多い部分でもあるため、故障した場合の修理方法やメンテナンス方法を知っておくことも重要です。

今回はダンプのあおりの役割や種類をはじめ、故障した場合の修理方法まで詳しくご紹介いたします。

■ダンプの「あおり」はどの部分?

・ダンプのあおりとは

「あおり」とは、ダンプの荷台部分をぐるりと囲んだ壁のことで、荷物を積み下ろす際に留め具を外して開閉する仕組みです。後方のみに開くタイプと、左右も後方もすべて開くタイプの2種類が存在します。

ダンプに取り付けられているあおりの枚数は、左右と後方の計3枚が一般的ですが、大型ダンプの場合は左右に2~3枚ずつ取り付けられていることもあります。

・あおりの役割

緑トラックおもちゃ後ろ側

ダンプに欠かせない「あおり」には、重要な役割が3つあります。

①荷物の落下を防ぐ

あおりで壁をつくることにより、走行中でも荷物が落下しにくくなります。水分を含んだ土砂など形が定まりにくいものもこぼれ落ちる心配がありません。

②積み下ろしの負担を楽にする

留め具を外してあおりを開くことにより、あおりに傾斜ができます。その傾斜を利用することで荷物を滑らせるように降ろせるため、積み下ろしの負担が軽減できます。

③見た目のカッコよさ

ダンプのあおりにも人気のデザインがあるのをご存じでしょうか。あおりは外観の多くを占めるため、あおりのデザイン性が販売価格を左右することもあるようです。

・あおりの種類

あおりはダンプだけでなく平ボディのトラックなどにも取り付けられており、さまざまな素材が用いられています。種類は大きく「鉄」「ステンレス」「アルミ」「木製」の4つです。

<鉄製のあおり>

頑丈なので、石材や廃材などの重くて硬い荷物を運ぶ際に適しています。一方、サビやすさが弱点となり、食品類や精密機械との相性はよくありません。また、あおり自体が重いため、開閉には力が必要です。

<ステンレス製のあおり>

サビにくいため、海沿いや雨の多い地域、食品類の輸送に適しています。あおりに使われる素材の中で最も高級と言われていますが、傷に弱いのが欠点です。そのため、鉄鋼類や石材などの運送には適していません。

<アルミ製のあおり>

あおりに使われているどの素材よりも軽いので、最大積載量を増やしたいときに大変重宝します。輝きを放つ見た目から、多くのドライバーに人気のあおりです。ただし、ステンレスと同じく傷に弱いため、硬くて重い荷物との相性はよくありません。

<木製のあおり>

濡れても滑りにくく、素材に柔軟性があるため、廃家電やスクラップなどの運送に適しています。木製のあおりは金属製に比べて目にする機会は少ないものの、平ボディのトラックなどで利用されています。

■あおりの劣化や故障に注意!

トラック後ろ部分

Truck or lorry repair shop service garage interior

・あおりが劣化する原因

あおりは塩分や水分によるサビ、荷物の衝突でつく傷、経年などが原因で劣化します。

鉄製のあおりは雨や潮風に弱いため、サビを放っておくとどんどん劣化が進みます。サビの発生はあおりの表面が傷つくことでも起こるので、水に強いステンレスやアルミであっても油断はできません。

また、使用年数が長くなると歪みや緩みが生じることもあります。

・故障した場合の修理方法と費用

修理は自分でも行えますが、あくまで部分的な応急処置として考えましょう。蝶番やナットなど部品を交換する場合は、1,000~5,000円の部品代のみで済みます。

あおり全体の修理を業者へ依頼する場合は、故障した部分以外の修理も必要になる可能性があるため、100,000円ほどかかるケースもあります。業者へ依頼する場合はきちんと見積もりを出してもらうようにしましょう。

・あおりを長持ちさせるポイント

修理費用を抑えるためには日頃のメンテナンスが大切です。あおりを長持ちさせるためのポイントを4つご紹介します。

①前述したように、傷はあおりの劣化を進める原因の一つです。傷がついて塗装が剥がれるとサビが発生してしまうため、荷物の積み下ろしは丁寧に行いましょう。

②ダンプの荷台が汚れたら、その日のうちに洗って汚れを落としましょう。塩分や水分を含んだ汚れはサビの原因になるため、洗い終わった後はしっかりと水分を乾かすことも忘れないでください。

③雨の多い時期や屋根のない駐車場を利用する際は、荷台シートを被せて水分や紫外線からあおりをガードしましょう。

④汚れやサビが気になる部分には防錆スプレーや潤滑スプレーを吹きかけて保護しましょう。塗装が剥がれていたらタッチアップペンなどで修正塗装をするのもおすすめです。

・あおりは交換することもできる

あおりの劣化が激しい場合は交換することも可能です。あおりの交換は板金扱いになるため、業者へ依頼しましょう。

また、あおりの高さを変えて積載量を増やすこともできます。ただし、あおりの交換に伴い外寸や積載量、重量などが変わってしまう場合は、構造変更検査が必要です。

多くの荷物を積むダンプにとってあおりは欠かせません。修理のコストを抑えるためにも、メンテナンスは怠らないようにしましょう。

ダンプの荷台はどうなっている?荷台の名称についてご紹介!

黄色ダンプ正面2台

黄色ダンプ正面2台

ダンプにはさまざまな種類があり、荷台の種類も異なります。ダンプを購入したい場合は、荷台から適しているダンプを選ぶ方法がおすすめです。

今回はダンプの荷台の名称についてご紹介していきます。

■ダンプとは

・ダンプとは

荷台を傾けて積載物を一気に下ろす機能を備えたトラックをダンプと呼びます。主に土砂や産業廃棄物の運搬で使用されます。

・代表的なダンプの種類

ダンプは大きく分類すると「土砂ダンプ」と「土砂禁ダンプ」に分けられます。土砂ダンプは土砂や砕石を運ぶのに対して、土砂禁ダンプはペットボトルなど軽量のゴミや石炭、チップなどを運ぶのが特徴です。

■ダンプの荷台の名称

ダンプ前で話し合う男性

・リアダンプ

荷台の前方を上げて傾斜をつくり、後方へ土砂を下ろすタイプをリアダンプと呼びます。ダンプの中で最も一般的なタイプです。

・スライドダンプ

リアダンプと同様に荷台が傾くだけでなく、荷台自体を後方へとスライドできるダンプです。ローダーダンプとも呼ばれています。荷台を地面につけられるので、建設機械や農機具を下ろす際にも使用されます。

・サイドダンプ

サイドダンプは荷台を左右に傾けられるダンプです。リアダンプほど荷台が高く上がらないため、高さ制限がある場所や狭い場所での作業に適しています。

・ダンプトレーラー

ダンプ機能を備えたトレーラーをダンプトレーラーと呼びます。大型ダンプよりも多くの積載が可能です。2015年に車両総重量、最大積載量の基準が緩和されたことにより、さらに多くの荷物を運べるようになりました。

・土砂禁ダンプ

土砂禁ダンプとはその名の通り、土砂などの積載が禁止されているダンプです。土砂禁ダンプの車検証には「土砂等運搬禁止車両」と表記されています。土砂の他にもガラスやコンクリート、陶磁器くずなどの運搬も禁止です。

・深ダンプ

通常のダンプよりもあおりが高く、荷台が深いものを深ダンプと呼びます。積載量の多さが特徴ですが、土砂を載せてしまうと過積載になるため、深ダンプの多くが土砂禁ダンプに指定されています。

■ダンプの荷台部位の名称

黄色ダンプ横画像

・コボレーン

側あおりの上部に取り付けられる自動開閉シートで、土砂などをこぼれないようにするための飛散防止装置です。

・足掛け

荷台の上で作業をする際に、荷台へ登るための足がかりです。荷台ステップとも呼びます。

・あおり

荷台を囲んでいる壁をあおりと呼びます。トラックのあおりは下部を支点として外側に開きますが、ダンプのあおりは上部を支点にして外側に開くものが一般的です。

・鳥居

荷台と運転席の間に設置されているもので、転がった積載物が運転席へぶつかるのを防ぎます。

・プロテクタはしご

鳥居に登るためのはしごで、ダンプを守る役割もあります。

・サイドガード

ダンプの側面、タイヤとタイヤの間に取り付ける、歩行者や自転車の巻き込みを防止するための装置です。

・ホイスト機構

荷台を上げ下げするためのピストンがホイスト機構です。ホイスト機構は2種類あり、油圧式と電動式があります。

・ヒンジ

あおりを閉じた状態で固定するための部品です。積載物の落下を防ぐための重要なパーツなので、劣化や不具合には気を付けておきましょう。

・メインフレーム

メインフレームとは、荷台の骨格を指します。荷台の底やあおりを支えている部分です。

・安全棒

何らかのトラブルで荷台が落下した際に一時的に支えるための装置です。荷台を上げた際は必ず使用しましょう。

・デッキ

デッキは荷台の底の部分を指します。荷物を積載する場所のため、デッキの広さは積載量に大きくかかわります。

 

作業する場所や作業の内容によって、使いやすいダンプや荷台の種類は異なります。ニーズと合ったものを選ぶようにしましょう。

ダンプは買取してもらうべき?買取と下取りのメリット・デメリット

不要になったダンプ、どうしていますか?もしかしたら予備としてそのまま保管をしている方もおられるかもしれませんね。使わないダンプは本当に置いておいた方がよいのでしょうか?

今回は使わなくなったダンプは買取をしてもらう方がいいのかということを、一緒に考えていきましょう。

■使わないダンプも維持費は発生!?

使わなくなったダンプにも維持費がかかります。

・ダンプの維持費について

ダンプを所有しているだけで自動車税や車検費用が必要になります。4トンダンプを所有している場合を例に、1年間の維持費をみると次のとおりになります。

自動車税/15,000円

重量税/10,400円

自賠責保険料/49,000円

車検費用/56,000円

合計/130,400円

自家用として所有すると、さらに高額な維持費が必要になります。高額な費用をかけて所有し続ける価値があるのかをしっかり判断しましょう。

・どうしても売りたくない場合は一次登録抹消もあり

維持費は抑えたいけれど、手放したくない…そんなときは『一次登録抹消手続き』を選んでみましょう。名前の通り、一時的に登録抹消をすることで車検、保険、税金が不要になります。

ただし一次登録抹消を行うと、再び登録手続きをするまで公道を走れなくなりますのでご注意ください。

■買取と下取り、どっちがお得?

ダンプの買取と下取りでお悩みの方に向けて、それぞれのメリットとデメリットをご紹介いたします。

・下取りのメリットとデメリット

ディーラーに下取りしてもらうメリットは、古いダンプの売却と新しいダンプの購入を同時に進めることができ、手続きの手間が省けるという点です。下取りとは、「うちで新しい車を購入してもらえれば、下取り査定額分を車両価格から差し引きます」という意味ですが、実際の見積書には査定額が記載されることはありません。

つまり見積書を見ても本当に割引されているかどうかが分かりにくいため、信頼のおけるディーラーに依頼することが重要です。

・買取のメリットとデメリット

買取専門店にトラックやダンプなど特殊車輌の査定を依頼すると、豊富な知識で適正な査定額を出してもらえます。インターネットを使えば複数の業者からオンラインで一括見積をとることもできるので、業者を探す手間が省けるといったメリットもあります。

買取専門店にも悪質な業者がいるので、ホームページなどで取引実績を確認するなど見極めが必要です。

■ダンプの買取方法は3種類

トラックおもちゃの前で話す男性おもちゃ

ダンプの買取をしてもらう方法は3種類あります。それぞれの特徴なども一緒にご紹介しますので、買取を検討している方は参考にしてみてください。

・個人間での売買

もし同業者や知人にダンプを欲しい人がいる場合は、個人間での売買をする方法があります。業者などを通さずに売買するため、手数料がかかりません。また、営業時間に関係なく自分の都合でやり取りができるところもメリットです。

ただし、トラブルなどが発生した場合は、自分たちで解決しなくてはいけません。仲がよい相手でも金銭が絡むとトラブルに発展しやすいため、注意が必要です。最悪の場合、クレームをつけられる可能性もあります。

・買取専門店

買取専門店にはダンプなどを含め、買取知識を持つ業者がいるため、適正な価格で売れるでしょう。また、売買に必要な手続きも業者が代行してくれることが一般的なので、自分で作業することが少なく済みますよ。

ただし、なかには悪徳業者も存在するため、安く買いたたかれてしまったというケースもあります。ダンプの買取を依頼する場合は、買取相場を調べるだけでなく、複数業者に相見積もりを取るなど、信頼できる専門店に依頼することが大切です。

・ネットオークション

最近ではダンプもネットオークションにかけることができます。ネットオークションなので自分の都合に合わせた時間帯にやり取りができるほか、買取価格も希望する金額に設定ができます。なかには相場よりも高値で販売できることもありますが、自分でオークションへの出品や落札者との連絡、引き渡しなど多くのことをやらなくてはなりません。そのため、手間がかかる方法でもあります。また、ネットオークションにかけた場合は必ずしも売れるわけではないという点も留意しておきましょう。

■不動車のダンプは買取可能?

緑トラック全面

もし買取を希望するダンプが不動車だったら売れないと思っていませんか?ダンプは事故車や不動車であっても買取してもらいやすい車種です。こちらではダンプが不動車でも買取ができる理由をご紹介いたします。

・海外需要が高い

日本製のトラックは、耐久性など性能が高いことから世界的にも人気があります。しかし、新車を購入しようとすると非常に高額になるため、新車よりも中古車の方が好まれることもあるようです。特に海外に販路がある買取店では、不動車であっても高額になるケースがありますよ。

・パーツ販売ができる

修理をしても動かないダンプにも、パーツとしての価値があります。日本製のトラックは世界中から需要があるため、トラックとして売ることが難しくてもパーツとして販売することが可能です。パーツも新品は高額なので、購入しやすい中古パーツは高い需要があります。

・修理して中古車販売

トラック荷台から土をショベルで取り出す

ダンプの状態によっては修理をして、再度販売することができるものもあります。特に自社工場を持つ買取業者の場合は、修理費用を安く抑えることができるため、積極的に購入しているところもあるほどです。海外では日本ほど事故車を気にする人が少ないため、動けばそれだけで価値があると判断されることもあります。なお状態がよいものであれば、日本でも中古車として販売されることがあります。

・不動車の買取は不動車・廃車専門店がいい?

不動車の知識が豊富な買取専門店でも、なかには「状態が悪いから」といって安く買いたたく悪徳業者も存在します。専門店だから大丈夫と信頼せず、必ず複数の業者と相見積もりを取るようにしましょう。なお、不動車の買取は海外への販路があるかという点にも注目しましょう。自社で海外への販路が確立されている場合、実力がある専門店だという証明にもなります。

■買取査定額を上げるには?

ダンプの買取査定額を上げるにはこれから紹介する3つのポイントに気をつけてくださいね。

・こまめなメンテナンス

日頃からこまめにメンテナンスを行うことが何よりも大切です。ダンプを大切に扱っていたことが伝わり、プラス査定してもらえるかもしれません。

・重要パーツの状態は重要!

エンジンなどの重要パーツは、査定時にチェックが厳しく点検項目も多い箇所です。経年劣化によって摩耗している場合や、走行距離が長いと、その分パーツの劣化が激しくなっています。

一見コストがかかるように見えますが、定期的に乗り換えるほうが、安全かつ安定的に高額査定を狙うことに繋がります。

・査定前に修理をしても無駄!?

査定前に修理をした方が高額査定になるのでは?と考える方もおられるかと思います。ですが修理したからといって査定がプラスに傾くかどうかは分かりません。状況によっては修理に出さずそのまま不具合の状態を素直に話した方がよくこともあります。いずれにせよ、普段からダンプを大切に扱うというのが高額査定への近道です。

大切なダンプの買取を依頼するなら、是非キントラにご連絡ください。甲子園球場よりも広いショールームがあり、非常に豊富な種類のダンプを扱っております。不安やお悩みをお持ちの方も、お気軽にご連絡ください。

 

ダンプの運転手はマナーが悪いって本当?調べて分かった事実

ダンプ 運転

ダンプの運転手をしている方にとって、「マナーが悪い」と勝手にマイナス評価されることは非常に不本意ですよね。どうしてそんなことが言われるようになったのでしょうか。

今回は、ダンプ運転手は本当に運転マナーが悪いのか、なぜマナーが悪いといわれるようになったのかを調べてみました。ダンプの運転手ではない方も、是非ご一読ください。

 

■ダンプ運転手に対する世間のイメージ

 

・学歴が低くてマナーがない

ダンプ運転手は「学歴が低いからマナーが悪い」という偏見を持たれているようです。

一昔前は中学卒業後すぐに就職する人が多い時代でした。ダンプ運転手は学歴に関係なく働ける職種だったため、このようなイメージがついたのだと考えられます。現在は運転手の教育に力を入れている企業も多く、マナーをしっかり守っている運転手も多くいます。

 

・短気で乱暴

ダンプ運転手は長い距離を時間に間に合うよう走ることが求められます。

ですが、渋滞に巻き込まれると時間通りに動けず、ついスピードを出してしまったり、苛立って声を荒げてしまったりすることもあります。このような姿を見た人から「マナーが悪い」と捉えられるようになったようです。実際は多くのドライバーがストレスに耐えながらマナーを守って運転しています。

 

・見た目が怖くて横柄

ダンプ運転手は、見た目が怖くて横柄と思われがちです。これは、工事現場などに出入りをしていると、どうしても服が汚れてしまうことから、「汚れても良いような服ばかり着ている=見た目を気にしない=人の言うことを聞かない」というマイナスイメージがついたのではないかと考えられます。実際は多くの人と接するので服装に気を遣う運転手がほとんどです。

 

■「ダンプ運転手はマナーが悪い」といわれるようになった原因

ダンプ 運転

 

・車体が大きいから目立ちやすい

ダンプは乗用車に比べて非常に目立ちやすく、ちょっとスピードを出そうものなら「交通マナーが悪い」といった印象を与えてしまいます。

 

・映画の影響

ダンプ運転手の荒々しいイメージは、昔大ヒットした映画の主人公が強く影響しているからかもしれません。当時は映画に出てくる役者を意識したような運転手もいましたが、現在そのような姿の運転手はほとんど見かけません。

 

・フレンドリーな態度

そもそもダンプ運転手はみんなフレンドリーです。相手との間に壁ができないよう、わざと敬語を使わない人もいます。その態度に親密さを感じる人もいれば、「マナー知らず」と感じる人もいます。

 

■ダンプ運転手の運転マナーに対する誤解

 

ダンプ運転手がマナー違反だと勘違いされてしまいやすい行動を3つ挙げてみました。

 

・車高が高いから車間距離を詰めてしまう

ダンプは乗用車よりも車高が高く見晴らしがよいので、前方の車との距離を詰めてしまうことがあります。また、重たい荷物を積んでいると余裕をもってブレーキを踏んでも止まるまでに時間がかかり、乗用車に圧迫感を与えてしまいやすくなります。

・安全運転のため車間を広くとる

ダンプ運転手は万が一のときを考えて、車間距離を広めにとります。

ですが、事情を知らない一般のドライバーからは「あんなに車間距離を開けるなんて何を考えているんだろう」と思われがちです。安全のために距離を空けているのに「空いている」と勘違いして割り込む乗用車にヒヤリとするダンプ運転手も多いようです。

 

・路上駐車を避けて車線変更をしない

ダンプなどの大きな車が左側車線を走ると、駐車車両やバイク、自転車などを避けるために、都度車線を変更しなければなりません。大きな車が頻繁に車線変更すると危険ですし、後続車に迷惑がかかります。このような理由から、あえて右側の追い越し車線を走るという運転手もいるようです。しかし一般ドライバーは「ずっと右側を走るなんてマナー違反だ」と感じてしまうようです。

■ダンプ運転手にはマナーの良い人が増えている

 

ダンプ 運転

 

マナーを守って安全運転を心がけているダンプ運転手がほとんどですが、中には擁護できないものもあります。

 

・実際にマナーが悪い運転手は一部だけ

決して多くありませんが、ゴミやタバコのポイ捨てをするダンプ運転手もいます。

また、住宅街でエンジンをかけたまま待機をして、エンジン音や振動で住民が迷惑するといったマナー違反者もいます。真夏や真冬の待機は非常に厳しいですが、マナー違反がクレームに繋がらないよう、蓄冷クーラー・蓄熱マットなどで対策を行うことも大切です。

 

今回の内容で、ダンプ運転手はマナーが悪いとは言い切れないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

どんな業界でもいえることですが、一部のマナー違反者によってほかの人まで悪者扱いされてしまいます。マナーが悪いと思われないためにも、自分の行動を振り返ることを心がけていきましょう。

 

ダンプの買取で高額査定を狙おう!【査定額を上げるポイント公開】

不要になったダンプ、故障や事故で動かなくなったダンプを放置しているのは、とてももったいないですよ!
たとえ不動車や事故車であっても、ダンプなどの大型車や特殊車両は買取をしてもらえることが多いんです!

諦める前に、本当に買取可能かどうか、調べてみませんか?

■不動車・事故車でも歓迎される!?ダンプの中古買取

まずはダンプの買取の現状をご紹介いたします。

・買取依頼は必ず中古トラック買取専門店で!

ディーラーにダンプの下取りを依頼しているという方もおられると思いますが、ディーラーは販売中心の業者なので買取に強くありません。

買取に強みをもっているのは、中古トラックの買取専門店です。
買取の依頼はディーラーではなく、買い取り専門店にお願いしましょう。

・買取店の選び方

ダンプは幅広い分野で活躍しており、サイズや年式に関係なく需要の高い車両です。
海外でも頑丈で高性能な日本製中古ダンプの人気は非常に高く、値段の高い新車よりも中古ダンプのほうが流通しています。
そのため海外に販路をもつ業者のダンプの買取額は高めです。

・走行距離が長いダンプや不動車でも大丈夫

事故車や大きな損傷がある普通自動車の場合、査定に大きく影響します。

その点ダンプは傷や車検切れ、不動車でも普通自動車のようにマイナス査定されにくいという特徴があります。

解体してまだ使えそうなパーツを取り出せば、部品だけリサイクルに回せるからです。
ダンプのパーツは需要が高いので、車体の状態が悪くても買取専門店で査定してもらいましょう。

 

■査定の前にしておくこと

買取査定の前にやっておくとよいことを3つご紹介いたします。

・洗車と掃除

高価買取のポイントは、ダンプを日頃からメンテナンスし、外も中もきれいにしてきれいにしておくことです。

ですが、土ぼこりの多い現場で使用したり、ダンプを何台も所有していると、きれいな状態を保つのはなかなか難しいですよね。

査定前は、できる範囲内できれいな状態にしましょう。
洗車して無理に汚れを落とそうとすると、余計な傷ができることもあるので、目立つ汚れは落せる程度に落とします。
洗車するタイミングがないなら、車体を乾いた布で拭いておきましょう。

傷をごまかそうと小細工をするのは印象がよくないので、査定のときにダンプの状態や傷、週履歴などを正直に伝えましょう。

ダンプの外側だけでなく車内の掃除も大切です。
ゴミや汚れを取り除き、車内にニオイが残っている場合は消臭スプレーや換気を行って、ニオイを薄くしておくことも重要です。

・不要なパーツや正規パーツも用意

ダンプのパーツで使わないものを持っていませんか?
不要パーツや正規パーツが手元にあるときは、ダンプと一緒に査定に出しましょう。
正規パーツがあると、プラス査定に傾きやすいのでおすすめです。

外箱や取扱説明書などが残っているなら、一緒に用意しましょう。
外観がぼろぼろでも大きなマイナスにはなりません。

・必要な書類の準備

事もって必要な書類を用意しておくことで、買取がスムーズに進みます。

運転免許証 自賠責保険証明書 委任状 譲渡証明書
自動車検査証 自動納税証明書 実印 印鑑登録証明書

場合によってはこれらの書類以外に住民票も必要になる場合もあります。
分からないときは、買取業者に必要な書類を聞いておきましょう。

 

■査定のポイント

最後に査定のポイントを3つご紹介いたします。

・必ず複数の業者に査定を依頼する

ダンプやトラックの買取は普通自動車と異なり明確な相場がありません。
相場を知るためにも、見積もりはいくつかの業者に依頼してください。
すぐに結果が出る一括見積を利用するのもおすすめです。

業者によっては買取実績をホームページで公開しているので、自分のダンプがどれくらいで売れそうか事前にチェックするのもおすすめです。

・中間マージンが発生しない買取店がおすすめ

買取店によっては買い取った中古ダンプの販売を提携する販売店に委託していることがあります。そのような場合、仲介料が発生するので査定額が低く見積もられてしまうかもしれません。

買取と販売を行っている業者はホームページで「高価買取」など強みとして積極的にアピールしていますので、1つの目安としてチェックするのもおすすめです。

 

・海外販路は重要な決め手

海外に独自ルートを持つ買取業者は、輸送コストを徹底的に抑える工夫をしているので、高価買取が可能になります。

ダンプやトラックの買取店は営業の電話がうっとうしいという話を聞きますが、営業電話をかけないと公言している業者もあります。
わずらわしいことに悩まされたくない場合は、業者のサービス内容についてもチェックしておきましょう。