トラック

大切なトラックを盗難から守れ!トラック盗難の手口と対策方法

トラック 運転手

トラック 運転手

トラックの車両本体はもちろん、装備されたパーツも大変価値が高いため、盗難犯に狙われやすい車両です。大切なトラックが盗まれたら仕事に支障が出ることはもちろんですが、心理的・経済的ダメージも大きいですよね。

そこで今回は、トラック盗難の手口と対策方法についてご紹介いたします。

 

■トラック盗難の手口

 

まずはトラックの盗難手口について紹介します。悪質なものが多いので、決して「自分は大丈夫」と過信しないでくださいね。

 

・屋外の保管は鍵穴を狙われやすい!

事業者によって屋外でトラックを保管しているところもあると思います。

「屋外で保管している=敷地内に入ればいつでも鍵穴を狙うことができる」ということになります。トラックから離れるときは短時間であっても必ず鍵をかけて、鍵を外し忘れないようにしましょう。

 

・工具を使った盗難

たとえ屋内で保管していても安心はできません。もし窓の隙間が少しでも空いていると、細い工具を使って窓の鍵を外されてしまいます。強引な手口ではドアハンドルを工具でえぐり取って侵入するという手口もあります。

 

・ハンドルロックを破壊

ハンドルロックがかかるタイプのトラックもありますが、ハンドルロックは破壊することができます。破壊されたハンドルロックでは何の制御もできないため、ハンドル操作が可能になってしまいます。

 

・イモビライザーの破壊

最近はイモビライザー(自動車盗難装置)を搭載しているトラックも多くあります。しかしイモビカッターという特殊な機械を使用すれば、たった数秒でイモビライザーを無効にしてしまうことが可能です。

 

・酷い場合はレッカー車を使うことも

その場で車両を動かすことができない場合は、レッカー車を使って盗難するという手口もあります。レッカー車を使われてしまうと、トラック自体に様々な盗難防止策を凝らしても全て意味がなくなります。

 

 

■トラックの盗難を防ぐには

トラック キー穴

 

悪質なトラックの盗難を防止するにはどうすればいいのでしょうか。対応策を4つ挙げてみました。

 

・できる限り屋内で保管する

保管場所はできる限り屋内を選びましょう。シャッターを無理やりこじ開けられることもありますが、トラックを盗難するにはシャッターをかなり高くまで上げなければなりませんので、時間稼ぎには有効といえます。また、窓は必ず隙間がないこと、ワイヤー入りの窓ガラスを使うという工夫も有効です。

 

・スペアキーを車内で保管しない

スペアキーをトラックの中で保管していませんか?スペアキーをトラック内に保管することはやめましょう。盗難被害が多く報告されています。自分で管理できる安全な場所に保管してください。

 

・人感センサーや防犯カメラの設置

トラックに比べると、人感センサーや防犯カメラを設置する費用なんて安いもの。価値のあるトラックを守るためには、盗難防止のための投資も考えましょう。特に、大型トラックは目立つので人が近づくとライトが灯るようにしておくだけでも抑止力になります。

 

・盗難防止対策をしていることをアピール

費用をかけなくてもできる盗難防止策が「盗難防止策をとっているアピール」です。

たとえば「盗難防止装置取付車」や「GPS発信機装着車」と書かれたシールを目立つところに貼っておくだけで、アピールをしていないトラックに比べて盗難リスクをはるかに下げることができます。

 

■盗難されたトラックはどうなる?

盗難

 

盗難されたトラックはどうなってしまうのでしょうか。

最後に盗難されたトラックがどうなるのかをご紹介します。

 

・不正に解体され販売に

そのまま販売するとキズや社名ロゴなどで盗難車であることがばれてしまうため、盗難後は解体されて販売されるケースが多いです。

 

・海外への輸出

解体した状態なら海外への輸出が行いやすくなります。不正な方法で手に入れたトラックを海外で高く売りさばけば多額の資金を手にすることができます。

 

・別のトラックと組み合わせて販売

そのままではトラックが盗難車であるとばれてしまう場合、他のトラックの部品と入れ替えて販売されることもあります。

 

・売り上げは組織犯罪の資金になっている可能性も…!?

これらの売上は組織犯罪の資金になっていることもあり、非常に大きな問題とされています。自分の大切なトラックが勝手に販売されて犯罪の資金にされているなんて、普段からトラックに乗っている方には非常に憤りを感じることだと思います。

 

トラックを盗難から守るということは、大切な自分のトラックだけでなく次に犯罪被害に遭うかもしれない方を守るということにも繋がります。今一度、トラックの盗難防止策について考えてみませんか?

 

トラックの税金はどれくらい?自家用と事業用の違いとは

トラック 税金

トラック 税金

 

トラックの維持費として必要なもののひとつに自動車税があります。

トラックの自動車税は自家用と事業用で異なるため、あらかじめ知っておくことが大切です。また、トラックに関する税金は自動車税だけではありません。

今回はトラックに関する税金についてご紹介したいと思います。

■トラックにかかる税金について

 

まずはトラックにかかる税金の種類をご紹介します。

 

・自動車税

一般車両と同じく、トラックにも自動車税がかかります。

自動車税は車種や排気量以外に用途でも異なり、毎年4月1日になると所有者に課税されるようになっています。一部の電気自動車やエコカー対象のトラックであれば自動車税の軽減措置がとられることもあります。ただし平成18年(2006年)3月以前のトラックの場合は増税対象になります。

 

・自動車重量税

トラックの税金で差が出やすいのが自動車重量税です。自動車重量税はトラックの区分、重量、経過年数をもとに税額が決定されます。

自動車税との大きな違いは、個人で納付する必要がないという点です。新車購入時と車検時に支払う仕組みであるため、うっかり納税を忘れてしまうということになりません。

 

・その他の税金

トラックの税金の大きなものとして、「燃料税(ガソリン税)」も挙げられます。

燃料税は実際に支払う金額の半分を占めており、トラックのような大型車の場合、年間に支払う燃料税はかなり大きな金額になります。

 

 

■自家用と事業用で異なるトラックの税金額

トラック 税金

 

自家用と事業用トラックでは同じ車種であっても税金額が異なります。

トラックを個人で所有し、自身の荷物などを運搬する場合は自家用トラックになります。

対して友人や知人に依頼されて有償で荷物を運ぶと営利目的の使用とみなされます。

自家用の登録をしているのに営利目的で使用することは違法になります。

例として3~4tのトラックについて税金を紹介します。

 

・自家用トラックの場合

自家用トラック(エコカー対象ではない)の場合、自動車税は20,500円、自動車重量税では約16,400円がかかります。

 

・事業用トラックの場合

3~4tの事業用トラックの場合、自動車税が15,000円、自動車重量税が10,400円となります。

 

自家用トラックと比較すると、自動車税では5,500円、自動車重量税では6,000円の違いがあります。国の運搬や流通事業などに関わることから、事業用トラックは自家用に比べて固定費が軽減される傾向にあります。

 

 

■トラックの税金を節約する方法はある?

トラック

 

トラックの税金を負担に感じる方もいらっしゃると思います。

減税する方法はないのでしょうか。最後に減税の方法を2つご紹介します。

 

・エコカーに乗り換える方法

先述では、エコカー対象になると税金が軽減されるとお伝えしました。

エコカーに乗り換えると燃費が改善されるだけでなく減税の対策にもなります。

最大で75%を減税することができるので、非常に大きな節約に繋がります。

トラックは経年や走行距離に関係なく高額買取が可能になることもあるので、古いトラックを売却してエコカー対象のトラック購入費用に充てることを考えてみるのも1つの方法です。

 

・減トンする方法

トラックの自動車税は最大積載量などによって決定されますので、減トンして最大積載量を減らすことは減税が期待できます。

トラックの重量を増やして最大積載量を減らすという方法で手軽に減トンできますが、注意点として変更手続きが必要、新たに取り付けるパーツの購入費用が発生するということが挙げられます。

減トンが本当に節税に繋がるかは、使用するパーツなどにもよるので、よく考えてから行いましょう。

 

トラックの税金はトラックを維持する費用として非常に大きな割合を占めています。

税金の仕組みを知ることでできる対策はほかにもありますので、どんな対策があるか調べてみてはいかがでしょうか。

 

トラックの車検費用はいくら?節約方法もご紹介!

トラックの車検費用相場

車を使用している以上、必ず行わなければならない車検。もちろん、トラックも必ず車検を行わなければなりません。しかし、トラックの車検費用を負担に感じている方もおられるのではないでしょうか。

今回はトラックの車検に関する基本的な知識と節約方法についてご紹介いたします。

 

■トラックの車検費用相場

 

トラックの車検費用の相場はいくらなのか、種類ごとにご紹介いたします。

 

・必要な費用は2種類ある

トラックの車検時に必要な費用は、法定費用と点検整備費用の2つです。

点検整備費用は整備工場によって差が出ます。

一方、法定費用は自賠責保険料、自動車重量税、申請手数料の3つから成り立ち、全国どの整備工場で受けても費用は一律です。同じ車種のトラックであっても用途が事業用か自家用かで費用が異なり、事業用トラックは国内の流通を支えるために重要とされているため、自家用トラックに比べ自動車重量税が安くなります。

・トラックの種類別車検費用相場

車検の法定費用はトラックの大きさや用途ごとに異なります。

 

<軽トラックの法定費用>

26,170~34,970円

 

<小型トラックの法定費用>

自家用…25,070~56,570円

事業用…29,000~43,000円

 

<中型トラックの法定費用>

自家用…29,820~80,200円

事業用…40,640~63,040円

 

<大型トラックの法定費用>

自家用…29,820~124,320円

事業用…40,640~82,640円

 

法定費用はトラックの車両総重量ごとに細かく異なるので、必ず自分の乗っているトラックの車両総重量を調べておきましょう。エコカー減税の対象となる場合は費用の減額が期待できます。

 

 

■トラックの車検方法と有効年数について

トラック車検

Professional repairman wearing uniform while working in hangar with autos and technics

 

続いてトラックの車検方法や期限をご紹介いたします。

 

・トラックの車検方法

トラックは一般車両の車検と同様に、整備車険、ユーザー車検、車検代行の3種類から選ぶことができます。おすすめの車検方法を後ほどご紹介いたします。

 

・有効年数は?

トラックの車検は検査区分によって有効年数が定められています。

トラックは「貨物自動車」に該当し、車両総重量が8t未満か以上かで区切られます。

 

8t未満の貨物自動車…初回は2年、以降は1年ごと

8t以上の貨物自動車…初回の車検から1年ごと

 

車検の有効年数は車検証で確認することができます。

 

・どんな設備費用がかかりやすい?

法定費用に対し、整備工場ごとに費用が変動する点検整備費用。費用がかかりやすい設備は次の3ヵ所です。

 

①タイミングチェーン…10~20万円

②ファンベルト…1万~1万5,000円

③バッテリー…2,000~5万円

 

エンジン回りなどの動力部分の交換が必要になるケースが多いようです。

 

 

■トラックの車検費用を節約する方法はある?

車検

 

トラックの車検にかかる費用を下げるには次の4つの方法があります。

 

・減トンする

トラックは車両総重量で車検費用が異なるため、減トンする方法は非常に有効です。

車両に手を加えるので、構造変更の手続きが必要になることを必ず覚えておきましょう。

車検と同時に構造変更手続きをすれば車検費用を下げることができます。

 

・整備の相見積もりをとる

法定費用を下げることはできませんが、車検整備費は依頼先次第で費用が異なるので相見積もりをとることをおすすめします。サービスや費用など総合的に納得できる整備工場に車検を依頼するようにしましょう。

・ユーザー車検をする

車検はディーラー車検、カー用品店車検、ガソリンスタンド車検など様々なところに依頼できますが、もっともコストが低いのはユーザー車検です。

ユーザー車検は管轄の陸運支局に自分で直接トラックを持ち込んで受ける車検です。

点検整備や検査手数料のコストが低いので、車検費用を抑えられます。

 

・刑務所で車検をする

刑務所では職業訓練の1つとして自動車整備を取り入れています。

車検整備を受けられる刑務所は全国で8ヵ所しかありませんが、近くにあるのなら利用してみるのもおすすめです。

 

トラックは車体が大きい分分、高額な車検費用が必要になります。

法定費用は一律で決まっていますが、整備費用は今回ご紹介した方法で抑えることができるかもしれません。少しでも出費を抑えたい方は、是非試してみてくださいね。

 

軽トラックの荷台ではみ出し可能なサイズはどれくらい?

トラック

 

トラックは目的に合わせて様々なタイプがありますが、運搬するものによってはどうしても荷台からはみ出してしまうこともありますよね。安全を考えると、荷台からはみ出してしまうことは避けたいですが、やむを得ない場合はどれくらいまでならはみ出しても大丈夫なのでしょうか。

今回は軽トラックの荷台からはみ出し可能なサイズについてご紹介いたします。

 

■軽トラックの分類と最大積載寸法について

まずは軽トラックの分類と最大積載寸法についてご説明いたします。

 

軽トラックの分類

ご存知の通り軽トラックは軽自動車に分類されます。そのため軽自動車の車両規定に従わなくてはなりません。軽トラックはトラックでありながら、軽自動車でもあるので気を付けましょう。

 

軽トラの最大積載寸法は?

軽トラックを含む全てのトラックは道路交通法で最大積載寸法が定められています。

最大積載寸法は長さ、幅、高さ、積載方法の4つについて規定があり、特別に許可されている場合以外は必ず守らなくてはなりません。

 

軽トラックで荷台からはみ出してもいいとされている範囲は以下の通りです。

 

<長さ> 車両の長さの10分の1を超えないもの

<幅>  車両の幅を超えないもの

<高さ> 地上から2.5m以内

<重さ> 最大で350kgまで

 

■積載物が荷台からはみ出してしまう場合

トラック

 

どうしても荷台から荷物がはみ出してしまうという場合は、荷台を改造することで解決できるかもしれません。

 

やぐらを活用する

軽トラックは大きく3種類に分けられますが長さは全て3,395mmとなっており、はみ出しが許されているのは10分の1に相当する339mmです。その場合は軽トラックの荷台にやぐらを組むなどの方法で解決することもあります。積載物によってどんな改造が必要になるのか考えましょう。

 

制限外積載許可申請書を提出する

どうしても荷台から規定以上はみ出してしまう場合は、制限外積載許可申請書を提出し、許可をもらってみるのはいかがでしょうか。ただし、申請したからといって必ずしも許可が下りるわけではありませんので、その点を留意しておきましょう。

 

荷台を改造する際の注意点

荷台を改造する場合や、荷台からはみ出してしまうほどの大きな物を乗せる場合は、以下の4点について注意が必要です。

 

①運転手の視野を狭めたりハンドルなどの操作が妨げられていないか

②バックミラーに後方の状況が写らなくなっていないか

③外部から方向指示、ナンバープレート、ブレーキランプ、尾灯、後部反射鏡が確認できないようになっていないか

④荷物が転落・荷崩れする可能性はないか

 

■はみ出しではここにも注意

トラック

荷台からのはみ出しを規定内に収めたとしても、他にも注意する点が2つあります。

 

最大積載量

軽トラックには最大積載量が350kg以下という制限があります。これはビールケース14箱に相当します。土砂などは重たいので積載量をすぐにオーバーしてしまいます。あらかじめ積み込む物の重さを把握しておきましょう。

 

高さ

軽トラックの最大積載寸法は地上から高さ2.5mまでとなっています。屋外の駐車場であれば問題ありませんが、屋内の立体駐車場などを利用する場合は高さ制限に引っかかる可能性があります。屋内の立体駐車場を頻繁に利用する方は高さに注意し、最高でも2m未満に留めておく方が良いでしょう。

 

軽トラックの荷台から荷物がはみ出している場合は、いつも以上に慎重かつ丁寧な運転を心がけなくてはなりません。安全運転をすることで荷物が壊れたり事故を防ぐことにも繋がります。最大積載寸法を頻繁に超えてしまう場合は大きなトラックへの乗り換えも視野に入れましょう。

 

トラックの耐用年数はどれくらい?長く使う方法とは

トラック作業員

 

 

トラックは高価なので、できるだけ長く乗りたいですよね。

今回はトラックの耐用年数や買い替えのタイミング、寿命を延ばす方法などについてご紹介いたします。

 

■トラックの耐用年数はどれくらい?

早速、トラックの耐用年数についてご紹介いたします。

 

耐用年数はトラックの種類や用途で変動する

耐用年数とは資産の使用価値のことで、おおよその年数は法律によって定められています。耐用年数は減価償却処理を行う際の目安となり、資産の種類や使用状況に合わせて変動します。

 

新車の貨物用ダンプトラックは4年、その他の貨物トラックは5年と定められています。トラックの区分には「運送事業用」や「貸自動車業用」などがあるので、どのような目的でトラックを使用しているのかを基準に調べることが大切です。

中古トラックの耐用年数を計算する方法

トラックに限らず、中古の資産を事業用に購入した場合は、購入時を起点として使用可能期間(耐用年数)がどれくらいかを見積もります。

 

法定耐用年数が残っていない場合は「法定耐用年数×20%」で計算します。

結果が2年未満の場合は、一律2年に引き上げられます。

 

法定耐用年数が残っている場合の計算方法は2種類あります。

「(法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×20%)」、または、「法定耐用年数-経過年数×80%」で導くことができます。

 

法定耐用年数が3年残っている場合の中古トラックを例に計算してみましょう。

一般的な新車トラックの法定耐用年数は5年でしたので次のような公式になります。

「(5年-2年)+(2年×20%)」または「5年-2年×80%」

結果は3.4になります。小数点は切り捨てになるため3年が耐用年数になります。

 

耐用年数が過ぎたからといって使えなくなるわけではない

法定耐用年数は法律によって定められていますが、あくまで減価償却で用いるための基準なので耐用年数を過ぎたからといって実際に使えなくなるわけではありません。法定耐用年数を過ぎていても現役で活躍しているトラックはたくさんあります。

 

■トラックの寿命を延ばす方法

トラック作業員

 

トラックの耐用年数を延ばす方法を3つご紹介いたします。

 

こまめな点検・メンテナンス

トラックを含め、多くのマシン類はこまめな点検とメンテナンスが寿命を大きく左右します。エンジンオイルの劣化や漏れなどは特に重要なチェックポイントです。エンジンオイルは定期的に交換し、劣化した状態で使い続けないようにしましょう。

 

急ブレーキや急発進を避ける

急ブレーキや急発進はトラックへの負担が大きく、耐用年数を縮めてしまう要因です。

エンジンへの負担を減らすことが長く走ることに繋がりますので、できる限り安定した走りを心がけましょう。

 

過積載を避ける

過積載は法律に触れることですが、トラックの耐用年数を縮める原因にもなります。

過積載寸前の量を運んでいると、車両に常に負担がかかっている状態になります。

積載量に注意し、荷台に余裕のある量を積む方ようにしましょう。

 

■トラックを買い替えるタイミングは?

お金

 

トラックの買い替え時期について悩んでいませんか?

最後に3つの買い替え目安についてご紹介いたします。

 

販売開始から7年未満

販売されてからおおよそ7~10年でフルモデルチェンジが行われます。

以前のモデルは型落ちとして扱われるため、一般的に価値が下がってしまいます。

高額買取を狙うのであれば、販売開始時期から6年くらいを目安に買い替えることをおすすめします。

 

用途や積載物の規格変更

やむを得ない事情により用途や積載物の規格が変更になった場合は、トラックの買い替えを検討しましょう。まだ使えるからといって、規格サイズが異なる積荷を行うと法に触れてしまいかねませんので、きちんと用途に合ったトラックを使うようにしましょう。

 

修理代が高額になった場合

長く乗っていると修理代も高額になります。車検代よりも修理代が高くなった場合は、買い替えを考える時期としておすすめといえるでしょう。中古トラックとして売ることで、次のトラック購入費用に充てることができます。

 

トラックの耐用年数は法で定められていますが、実際は大切に乗ることで長く使えます。

しかし、手入れをしていてもいつかは必ず買い替えが必要になります。必要な時期に買い替えを行うということも、長く使うことと同じくらい大切なことですので、いつ買い替えるかの目途を立てておきましょう。

 

 

トラックのバッテリートラブルを防ぐには日頃のメンテナンスが大切!

トラックは重たい荷物遠くまでを運ぶため、日頃の整備が不可欠です。
たとえ整備をしていても、条件が揃ってしまうと運悪く突然バッテリー上がってしまうということもあります。
今回は突然のバッテリー上がりの対処法やバッテリーの状態を把握するための確認方法などについてご紹介いたします。

■トラックのバッテリーが上がってしまう原因

トラックのバッテリーが上がってしまう原因や、また上がってしまうとどうなるかについてご説明いたします。

・バッテリーの寿命を縮める行動をとっていませんか?

バッテリーの容量不足は過放電が原因です。過放電が続いたり、繰り返すことによって充電不足や劣化を起こします。経年劣化が進んだバッテリーは容量が減少し、また過放電になるという悪循環に陥ります。

バッテリーの寿命を縮めてしまう行動は以下の通りです。

① セルモーターの過度な使用
② エアコン・オーディオ等の過度な使用
③ 低速走行による発電量不足
④ バッテリーの容量不足、または経年劣化
⑤ 自然放電と充電不足

これら5つの行動が、バッテリー上がりを引き起こしてしまうので気を付けましょう。

・バッテリーが上がるとどうなる?

バッテリーが上がってしまうと、電力供給能力が低下してしまいます。そのため、エンジンを始動させるセルモーターをはじめ、ヘッドライトが暗くなったり、エアコンが効かないなど多くの部品に不具合が生じます。

また、バッテリーが上がることにより電力供給が正しく行われなくなるため、電装部品が動作不良を起こしてしまい、エンジンが正常に稼働できなくなります。最終的に燃料供給が停止し、走行不能となります。

■トラックのバッテリーが上がったときの応急処置

次に、バッテリーが上がってしまったときの対処法についてご紹介させていただきます。

・ブースターケーブル

ブースターケーブルとは、故障車と救援車のバッテリーを接続することで、故障車のバッテリー充電を行うことができます。

双方のトラックにブースターケーブルを接続し、救援側のエンジンをかけた状態で数分待ってから故障側のエンジンをかけます。そのまま、故障車が走る状態になっていれば、1時間ほど運転することで後は自車のみでバッテリーを十分な状態まで回復させることが可能になります。ただし近くに24ボルト相当のバッテリーを積んだ救援車がいなければこの方法は少し難しいかもしれません。

・ジャンプスターター

ジャンプスターターとは、先ほどのブースターケーブルがついたモバイルバッテリーのことをいいます。ジャンプスターターは車と車を接続させるブースターケーブルよりも接続が簡単なうえに、もう1台の車がなくてもジャンプスターターのみでエンジンをかけることが可能です。

これだけだとバッテリーの電力が不十分なので、そのまま1時間程度エンジンをかけた状態にしバッテリーの充電を行いましょう。

・ロードサービスを利用する

ロードサービスは、自動車保険などの付帯サービスとして利用することができ、車のトラブル全般に対応しています。また、バッテリー上がりの対応は無料というケースが多いです。しかし、ロードサービスは加入する自動車保険によって内容が異なるのでよく調べておきましょう。

■トラックのバッテリーについて知ろう

・トラックのバッテリーの寿命はどれくらい?

車の性能は年々上がっていますが、ドライブレコーダーやカーナビなどの装備が増えているためバッテリー消費も自然と上がってしまいます。
そのため、バッテリーの性能は2年目以降急激に劣化し始めてしまうと認識しておきましょう。

・バッテリーの状態を確認しよう

バッテリーの製品によっては、バッテリーの状態を確認するための小窓が付いているタイプもあります。この小窓がない場合は、エンジンをかけたときなどのセルモーターのもたつきなどから確認することができます。日頃からバッテリーの状態や、車の反応に異変はないかを確認しておきましょう。

・バッテリーの交換はどこでできる?

トラックのバッテリーを交換したい場合は、整備工場に行くと対応してもらえます。
新品のバッテリー代と交換費用などが発生しますので少し高くなってしまうかもしれません。安く出交換をしたい場合はカー用品店でバッテリーを買い、自分で交換を行うと費用を安く抑えることができます。

今回は、バッテリー上がりの対処法やバッテリーの状態を把握するための確認方法についてご紹介させていただきました。是非参考にしてくださいね。

トラック荷台からの「はみ出し」には制限がある!はみ出し対策を紹介


荷台より大きな荷物を運んでいるトラックを見かけたことはありませんか。
トラックの荷台に積む荷物は重さ以外に大きさにも制限があります。
荷台より大きな荷物を運ぶときの対処法や車両のサイズ別に平ボディの荷台の大きさをご紹介いたします。

■代表的なトラックの荷台とその特徴

代表的な6タイプの荷台の形とその特徴を紹介します。

・平ボディ

平ボディとは、名前の通り荷台が平らなので、荷物落下を防止するアオリが荷台の四方に付いています。
特徴としては、荷物の積み下ろし作業の効率がとても良い反面、風雨や直射日光の影響を受けやすいというデメリットもあります。

・クレーン架装

クレーンタイプは、キャブと荷台の間にクレーンが搭載されており、荷物の積み下ろし作業をそのクレーンで行えるのが特徴です。

・ダンプ

ダンプは、荷台に様々な荷物を積むことができて、荷台を傾けて積み荷を流し落とせる機械装置が付いているのが特徴です。

・アルミバン

アルミバンは、車体の後部にアルミ製の丈夫な箱型の荷台を装備しています。
荷室が密閉可能なため、雨風や直射日光の影響を受けないのが特徴です。

・ウィング

ウィングとは、アルミバンの荷室の両側面が開口するタイプのことをいいます。
両側面から荷物が積み下ろせるので効率的に作業が進みます。

・冷凍/冷蔵車

冷凍/冷蔵車とは、断熱材と冷却装置を架装したアルミバンの箱型荷室を荷台に搭載しています。食品を冷凍・冷蔵したまま運べることから飲食業界を支える重要な存在です。

■トラックの荷台の寸法(平ボディ参考)


使用頻度が高い平ボディの荷台の平均サイズを車両の大きさ別に紹介します。

・大型(10トン)トラックの荷台平均寸法

荷台の長さ 9,000mm前後
荷台の幅 2,400mm前後
荷台の高さ 450mm 前後

・中型(4トン)トラックの荷台平均寸法

荷台の長さ 6,200mm前後
荷台の幅 2,130mm前後
荷台の高さ 400mm前後

・小型(2トン)トラック荷台平均寸法

荷台の長さ 3,150mm前後
荷台の幅 1.800mm前後
荷台の高さ 220mm前後
小型・中型は用途によって「ショートボディ」「標準ボディ」「ロングボディ」「ワイドボディ」「ワイドロングボディ」「スーパーロングボディ」など規格が豊富です。(各タイプの詳細な寸法はメーカーにより異なります)

■トラックの荷台から荷物がはみ出すときの対処法


輸送の際、荷台から荷物がはみ出ることもあります。
荷物がはみ出る際に必要となる申請や、はみ出した荷物にすべきことを紹介します。

・トラックの荷台に乗せることができる荷物の大きさ

トラックの荷台に乗せることができる荷物に大きさは、道路交通法により次のように定められています。

荷物の幅 自動車の幅内
荷物の長さ 荷台に荷物を積んだ状態の全長が1.1倍以内
荷物の高さ 全高3.8mから積載する場所の高さを引いたもの

トラックの荷台に対して1割程度ははみ出しても問題ないということが分かります。

・荷台から荷物がはみ出すときは申請が必要

はみ出しが可能な範囲を超える荷物を運送するときは、出発する地域を管轄する警察署の交通課に申請書類を提出し、警察署長の許可を得る必要があります。

〈警察署に申請する際の条件〉
荷物の幅 荷物と車両の全幅が3.5m以下

(車両の幅に1.0mを加えたもの以下で、左右がそれぞれ0.5m以下のはみ出しであること。)
荷物の長さ 荷物と車両の全長が16m以下
荷物の高さ 地面からの全高4.3m以下

申請書の他にも運行経路図や積載方法の概略図などが必要になります。

・荷台から荷物がはみ出るときの対処法

申請許可が下りた後、はみ出る荷物を運搬する際は荷物の後方部分に赤い布を付けなければなりません。赤い布のサイズは四方30cm以上であることと決まっています。
はみ出した荷物の対処法をしっかり覚えて、違反しないように注意しましょう。

今回はトラックの荷台の特徴や制限、はみ出した場合の対処法について、ご紹介させていただきました。
トラックの大きさや車種などメーカーによって、荷台寸法や積載量は異なります。自分の業務に適したトラックをしっかり選ぶことが重要です。
是非参考にしてくださいね。

【トラックロープの結び方】ロープの選び方や結び方の特徴とメリット

トラックに積んだ荷物を固定する際に覚えておきたいのが「トラックロープの結び方」です。今回はトラックロープの結び方でポピュラーな3種類の特徴をご紹介いたします。

トラックロープの結び方は日常生活にも応用できるので覚えておくと便利ですよ!

■トラックロープの選び方について

・トラックロープを選ぶときはここに注目!

【強度】

荷台に積んだ荷物にカバーが掛かっていない場合、ロープをしっかりと結んで破損や荷崩れなどのトラブルが起きないようにしなければいけません。そのためには重さや天候の影響に耐えられる強度や耐水性のあるものを選びましょう。

【扱いやすさ】

荷崩れを起こさないようにきつく結んで荷物を固定しますが、運送時の振動で結び目が固くなってしまいなかなか解けないこともあります。強度や耐久性も必要ですが、どんなにきつい結び方をしていても現場で解きやすいロープを選ぶことも大切です。

【コスト】

毎日使うものなので、定期的に買い替える必要があります。そのため、コスパに優れているものがおすすめです。コストが低いと交換しやすいですよね。

・主なトラックロープの素材

ロープの素材は複数持ち合わせて、用途に合わせて使い分けましょう。

【ポリプロピレン】

ポリプロピレンとは合成樹脂です。
低価格なうえに軽くて丈夫なことから最も使用されている素材ですが紫外線に弱く劣化しやすいため、運送中に切れないためにも定期的な交換が必要です。

【KP】

KPとはポリエチレンとポリエステルを混合させた素材です。
軽くて扱いやすいため荷役以外にも農作業など幅広い分野で利用されます。
耐熱温度が55℃以内と低いため作業によって使い分ける必要があります。

【ポリエステル】

ポリエステル素材のロープは、救命ロープに使われるほど強度や耐久性に優れています。
さらに、耐熱温度が110℃以内と摩擦に強く、また耐薬品性もあるためトラックロープにおすすめの素材といえます。

【ビニロン】

合成樹脂の一つで、強度、耐久性ともに優秀です。その扱いやすさから荷役ロープとして好まれやすい万能素材です。水に濡れて乾くと少し硬くなってしまうため、利用シーンによって耐水性と耐薬品性のあるポリエステル選ぶなど使い分けが必要です。

【綿】

綿花が主成分の天然繊維なので腐食しても自然に還りやすく、静電気を抑え摩擦熱や紫外線に強いのが特徴です。しかし、強度は合成樹脂の半分程度なのでトラックロープとしてやや不向きな素材かもしれません。

■トラックロープの結び方は何種類?

ここではトラックロープの結び方の種類やメリット・注意点をご紹介させていただきます。

・南京結び

【南京結びのメリット】

南京結びはロープの長さが調節しやすく、重たい荷物や大きい荷物でもしっかり固定することができます。荷台に付属している固定用フックにロープを通せば荷物をしっかり固定することができるので、運送中に荷物が動いたり振動でロープが緩んでしまう心配もありません。

【南京結びの注意点】

結び方が間違えていないか、しっかり固定ができているか、結び終わったらロープの張り具合をしっかり確認しましょう。荷物を押してもロープの張り具合に変わりがなければしっかり固定できているサインです。

・輸送結び

【輸送結びのメリット】

輸送結びは複数の荷物を一本のロープでまとめて固定することができます。
滑車の原理を活かすため、小さな力でも大きくて重たい荷物の固定が可能です。

【輸送結びの注意点】

1人で締めた場合、ロープと荷物に摩擦が生じて上手く締めることができない場合があります。また、強く締めすぎてしまうと、荷物を傷つけてしまう可能性があるので、梱包はしっかり行いましょう。ポイントはロープを締める際、体重をかけることです。2人で作業をするとスムーズに荷物を固定することができますよ。

・もやい結び

【もやい結びのメリット】

もやい結びは別名「自在結び」とも呼ばれており、非常に強度があるため人命救助にも使われる結び方です。結び方と解き方がとても簡単で、慣れると一瞬で結び目を作ることができます。もやい結びとは船を港に停泊させる「船を舫う(もやう)」からきています。

【もやい結びの注意点】

結び目の構造がやや単純なので、圧力がかかる方向によっては解けてしまうこともあります。結び方を間違えていないか、荷物ずれが起きやすい積み方をしていないか確認をしましょう。

■トラックの結び方は難しい?トラックロープの習得方法

・先輩から学ぶ

先輩がロープを結んでいる姿を側で見て学んだりするのも良いですね。実際に自分で結んでみてポイントを教えてもらうのが一番覚えやすい方法なのでおすすめします。

・書籍から学ぶ

すぐに覚えられないからと何度も先輩に聞いたり、頼ってばかりではなく独学することも大切です。ロープの結び方はアウトドア関連の書籍にも掲載されているので図書館や本屋さんに行ってチェックしてみましょう。

・サイトや動画を見て学ぶ

本の説明が平面的でわかりにくい!そんな時は動画サイトを利用して手の動きなどを確認すると良いでしょう。再生速度を変更するとロープの向きなど細かいところまでよく理解できるようになります。
今回は、トラックロープの選び方、結び方の種類や習得方法をご紹介させていただきました。是非参考にしてくださいね。

【排気ブレーキの不調サイン】放っておくと思わぬ事態に繋がるかも!

 

排気ブレーキはバス、トラックといった大型車両に使われている補助ブレーキの一種です。
なぜ排気ブレーキが大型車両に必要なのか知っていますか?
今回は排気ブレーキについて、仕組みやメンテナンスをご紹介していきます。

■排気ブレーキってどんなもの?

最初に排気ブレーキの構造や仕組みについてご説明いたします。

・排気ブレーキの構造

「エキゾーストブレーキ」と聞いてピンとくる方も多いかもしれません。
排気ブレーキはエンジンブレーキを補助する役割を持ち、大型車を安全に運転するために必要な部品です。
車種や製造元によって取り付けられている位置は違いますが、どれもマフラーに繋がっています。

・排気ブレーキが作動する仕組み

排気ブレーキはアクセルから足を離すことで作用します。
マフラー内の可動式のフラップやバタフライ弁が閉じることで排気の流れが止まり、エンジンから排気が出にくい状態にします。

完全に弁を閉じてしまうと、排気がエンジン側に逆流してしまうので、少しだけ排気を逃すことができるようになっています。

排気が溜まりやすくなることでエンジン内の排気圧が上昇し、エンジンの回転速度が抑えられて減速するという仕組みになっています。

・排気ブレーキはなぜ大型車だけにある?

普通自動車や軽自動車にはガソリンエンジンが搭載されており、排気ブレーキがありません。排気ブレーキがなくても減速できるからです。

一方大型のバスやトラックは普通自動車よりも多くの動力が必要になるので、ディーゼルエンジンを搭載しています。

ディーゼルエンジンのエンジンブレーキだけでは減速の効果が低いということから、デメリットを解消するために排気ブレーキが搭載されました。

 

■排気ブレーキの違和感は不調のサイン

ここでは排気ブレーキの不調サインをご紹介します。
運転に違和感があったときは、すぐに修理を検討しましょう。

・減速ができない

もっとも危険なトラブルは「減速ができない」ということです。
これまでアクセルから足を離せば減速できていたのに、スピードが落ちなくなったと感じたときは、排気ブレーキの消耗や故障を疑いましょう。

積み荷の量によってはトラブルに気づかないこともあるので、日頃から排気ブレーキの調子を意識するようにしましょう。

・異音がする

排気ブレーキは、エンジンに溜まった排気が一気に排出されるタイミングで、独特の大きな音がします。音がしないときは、排気ブレーキにトラブルが起こっているかもしれません。

アイドリング時にも弁の開閉音がするので、弁が動いているカチッとした音が聞こえなければ点検をしましょう。

・黒煙はエンジントラブルの可能性が高い

排気ガスが急に黒くなるのは、排気ブレーキが原因というよりも、エンジンのトラブルがほとんどです。発生元にかかわらず、速やかにエンジンの修理やメンテナンスを心がけてください。

トラックのような大型車はブレーキが作動しないと大きな事故に繋がります。
大惨事になる前に、必ず修理をしましょう!

 

■排気ブレーキのメンテナンスについて

最後に、排気ブレーキの修理についてご紹介いたします。

・どんな修理方法がある?

排気ブレーキは部分修理ではなく、新しい部品を積み替えます。
部分的に修理、調整をしても不調が再発しやすい部分なので、積み替えたほうがトラブルを回避できるからです。

・修理費用の相場

修理費用は部品と作業工賃を含め、5万~6万円くらいかかります。
高いときは10万円ほどかかることもありますが、安全には代えられません。
排気ブレーキに不調を感じた場合は、惜しまず修理をしましょう。

・無理せず乗り換えを考えることも大切

4トン以上の大型車は、使われているパーツが丈夫なので故障しにくいのですが、小型や中型の排気ブレーキを交換しても、他の部分から不調が出るとまた修理費用が必要になります。
車の状態にもよりますが、何度も修理をするくらいなら車両の乗り換えを考えてみるのも一つの案としておすすめです。

排気ブレーキの状態が良いと、燃費を抑えたり安全に減速できるようになります。
前回の交換から期間があいているときは、トラブルを起こす前にできるだけ早めに点検、交換をしましょう。
排気ブレーキのトラブルは放置せず、安全を第一に考えて運転してくださいね。

 

過積載は絶対にダメ!【罰則など紹介】

流通関係の仕事をしている方は過積載にとても敏感です。
過積載は大きな事故に繋がりやすく、違反してしまうと厳しい罰則が科せられます。
運んでいるのは荷物だけでなく、安心と安全だということも忘れないようにしたいですね。
今回は過積載についてご紹介いたします。

■過積載について

まずは過積載の定義と、なぜ最大積載量が決まっているのかをご説明いたします。

・過積載の定義

トラックの最大積載量は道路交通法によって定められており、制限を超えて荷物を積み込むことを過積載といいます。

最大積載量は下記の計算式で求めることが可能です。

最大積載量=車両総重量-(車両重量+乗車定員数×55kg)
※乗車する一人当たりの体重は55kgとされています。

最大積載量を計算する際の注意点として、荷物と車両の重さ以外にガソリンや乗車定員が最大限の状態で計算しなければなりません。

・最大積載量が決まっている理由

道路や橋は使用目的によって強度が異なります。
たとえば、歩道橋と車が通る橋では使われている素材も規模も全く異なります。

過積載のトラックが何台も通ると、いくら頑丈に作られた橋でも設定強度を超えて思わぬ事故や破損に繋がりかねません。

ほかにも荷物の落下やブレーキがうまく利かずに追突事故を起こす可能性もあります。
最大積載量は大きな事故を避けるために定められているのです。

 

■過積載の罰則について

過積載をしてしまった場合、罰則を受けたり責任を問われるのは誰になるのでしょうか?
この項目では過積載の罰則についてご説明いたします。

・過積載の罰則内容

罰則は積載量の割合で決められます。
5割未満の場合、5割以上10割未満の場合、10割以上の3つに分類されています。

5割未満 5割以上10割未満 10割以上
違反点数 2点 3点 6点
反則金 3万円 4万円 なし
罰則 なし なし 6ヶ月以下の懲役
または10万円以下の罰金

酒気帯び運転の場合は、違反点数がさらに上がります。

・過積載は誰の責任?

上記の罰則は違反したドライバーに対するものです。
過積載の責任はドライバーだけでなく、ドライバーが勤める会社と、運送を依頼した会社にもあります。

「運行管理者の法令違反」というものがあり、会社がドライバーに過積載を命じていた場合は運行管理者資格者証の返納と資格取り消し処分がくだされます。

依頼した運送会社には再発防止命令と6ヶ月以下の懲役、または10万円以下の罰金が科せられます。改善されない場合は、過積載車両の運転要求禁止、協力要請書、警告書および荷主勧告が発動されます。

 

■過積載を防ぐには

過積載の罰則は、ドライバーを含む人々の安全を守るために定められています。
思い処罰にもかかわらず繰り返される過積載。
どうすれば過積載をなくすことができるのか、なぜ過積載がなくならいのかをご紹介いたします。

・トラックの大きさを見直す

使用しているトラックが小型・中型の場合は大型車への乗り換えを検討しましょう。
大型車であれば、一度に運べる荷物の量が増えますし、効率化を図れます。

・ドライバーの意識改革を行う

トラックに乗り慣れている方も、今一度、安全面について考え直す機会が必要かもしれません。ドライバー同士で意識を高めれば、団結力も増します。

・増トントラックを使う

大型トラックは小回りが利きません。
市街地や狭い道路を走る際は、大型トラックが不便になることもあります。
そこでおすすめなのが増トントラックです。
小回りが利いて多くの荷物を運べる増トントラックを考えてみてはどうでしょうか。

・なぜ過積載はなくならないのか

携帯電話が普及したこともあり、過積載をしていればすぐに拡散されてしまいます。
運送会社はコンピューターを導入して荷物の重さを記録しているため、過積載を行った場合はバレてしまいます。

しかし産廃業や建設業は、トラックに次々と荷物を運びこむので最大積載量を超えてしまうことがあります。
現場に監督職員を配置するなどの対策をとっているところもありますが、業界全体の意識が変わるまではまだ時間がかかりそうです。

過積載を続けると、ブレーキの利きが悪くなり、衝突、転倒などの事故を招きます。
特に大型車の事故は規模が大きく、人々を恐怖や不安に陥れます。
ドライバーは運転のプロとして過積載への意識を高く持って安全な走行を心がけましょう。