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マイクロバスとは?小型バスとの違いや免許取得について

旅行・観光の際に便利な「マイクロバス」少人数の移動に適していて外国人観光客が増加中の日本では需要が高いバスだといえます。購入を考えている方は、運転の仕方や免許の取得方法についても把握していると安全です。この記事ではマイクロバスを購入する前に知っておくべき知識を掲載します。

■マイクロバスとは?

免許さえあれば、自分たちでも運転できてしまうマイクロバスは、10人以上での移動時にとても便利な乗り物です。

まずはマイクロバスの主な用途、定員数をみていきましょう。

・用途

マイクロバスを利用するのに最適なシーンは、旅行、冠婚葬祭での会場までの移動、部活での試合会場の送迎など、大勢での移動時です。長距離を一緒に移動したい時に人数が増えてくると、乗用車のレンタルはお金がかかりますし、個々の車で移動するのも大変です。何より、移動時間もみんなで一緒に過ごした方が楽しみも増えますよね!そんな時にマイクロバスを使用すれば、低コストで楽しく移動できます。

・定員数

マイクロバスの定員数は車種によっても変わってきますが、11~29名程度のものが多いです。

マイクロバスの規格は、車両総重量が8t未満、最大積載量が5t未満と定められており、小型バスとの違いは、トランクルームや補助席の有無、座席の配置です。

マイクロバスはトランクルームがなく、座席の配置は2列と1列、そして1列側に補助席がついているというものです。小型バスは、おおよその定員数は変わりませんが、トランクルームがあり、座席は左右に2列で補助席はありません。

■マイクロバス 運転のコツ

マイクロバスは車体も大きく長いので、思っている以上に運転は難しいもの。運転する際はいくつかのコツを押さえることが大切です。

マイクロバスを運転するコツをまとめたので、参考にしてみてくださいね。

・気を付けること

「周囲をしっかり確認する」、「スピードを出しすぎない」、「車間距離を十分に取る・・・。」これらは乗用車での運転でも守らなければならないことですが、車体が大きく重量のあるマイクロバスを運転する時には、特に注意しておきたいことです。万が一事故が起こってしまっても、被害をなるべく小さくすることにつながります。

・内輪差に注意

マイクロバスの内輪差には注意が必要です。マイクロバスと乗用車の車体の長さを比べると、その差は約2m。乗用車のような感覚で運転していると、カーブを曲がった時に擦ってしまった、なんてこともあります。タイヤがどこを通るか、考えながら運転しましょう。

また、車体が大きくなると、死角も増えるので、巻き込み事故を起こす可能性が高まります。左折・右折時はミラーでの確認を十分に行い、スピードをしっかり落として曲がることを意識してください。

・運転速度は一定に

マイクロバスは乗員数が多いので、速度の出しすぎにはもちろん、スピードをなるべく一定にして走ることも大切です。運転が荒いと、乗っている人が車酔いしてしまうかもしれません。

スピードメーターを確認しながら運転し、ブレーキやアクセルの操作も急なものにならないよう慎重に行いましょう。

■マイクロバスの免許について

最後に、マイクロバスが運転できる免許についてお教えします。法改正により免許の区分が変わったことで勘違いされる方もいるかもしれませんので、一度ここで確認してみましょう。

・運転できる免許

マイクロバスの規格は車両総重量8t未満、乗車定員は11~29名。中型自動車という扱いです。

マイクロバスを運転することができる免許は、8t限定解除の中型免許、8t限定なしの中型二種免許、大型免許、大型二種免許となります。

限定解除をしていない中型免許で運転できる車両は「車両総重量8t未満、定員が10人まで」のものです。中型免許でも「8tに限る」の表示がある免許では、マイクロバスは運転できないので注意してください。

・免許取得法

マイクロバスを運転するには、免許の限定解除をする必要があります。

限定解除の受験資格は、「20歳以上、かつ普通免許取得後2年以上の運転経験があること(ただし、免許効力停止期間は除く)」です。

 

限定解除の方法は2つあります。

まず1つは、自動車学校で4~6時間ほど中型車による技能教習を受け、その後運転試験場で免許申請を行うという流れです。

教習の費用は、8t限定の中型免許を所持している方で約7~10万円、8tAT限定の中型免許を所持している方で約9~14万円程度必要となります。

早くて5日間程度で免許を取得することが可能です。

 

もう一つの方法は、いきなり試験を受けるという方法です。こちらの場合にかかる受験料は安くて、3000円で済みます。

試験内容は技能のみで、学科試験はありません。運転に自信があって費用を安く済ませたいという方はこの方法を選択してもいいかもしれませんが、合格率は30%以下とかなりの難関です。

試験に何度も落ちてしまうと免許取得までに時間がかかってしまうということも含めて、どちらの方法を選択するかを検討してみてください。

 

 

マイクロバスの利用シーンはたくさんあり、運転できれば移動方法の選択肢が増えることになります。購入をお考えの方は、この記事を是非参考にしてみて下さいね。

 

旅行に役立つ中古マイクロバスの購入ポイント 人気の車種や維持費について

旅行や合宿の際にかかせないマイクロバス。新車で購入するとなると、かなりのお金がかかってしまいますが、中古購入なら比較的リーズナブルに購入できるかもしれません。マイクロバスを購入する際のポイントや人気車種、維持費について解説いたします。

 

■中古マイクロバスを購入する際のポイント

マイクロバスの中古購入を検討されている方に向けて、購入場所や選び方のポイントをご紹介いたします。

 

・仕入れルート

マイクロバスを購入する場合は、中古車ショップで購入するのが一般的な入手方法になるかと思いますが、そのときに仕入れルートの確認は大切になってきます。

 

マイクロバスを使用していた旅行業者から直接仕入れたものなのか、中古車を仲介販売している自動車販売店から間接的に仕入れたものなのかを明確にしておくと、どんな使われ方をされてきたのかが明確になります。間接的な仕入れの場合、情報が曖昧になってしまう危険性があるので、できれば業者から直接仕入れられた車種を選びましょう。

 

・年式・走行距離

年式の古さや、走行距離の長さはマイクロバスの価格にダイレクトに反映されます。年式が新しく、走行距離が短いほど、価格は高いですが、年式が古く、走行距離が短い場合は、安くなります。一般的に年式が新しく、走行距離が短いものが良質な車種というイメージが強いですが、年式が新しくてもメンテナンスが杜撰なものもあれば、走行距離が長くても、メンテナンスが行き届いており、長持ちする車両もあります。重要なのは、メンテナンス環境です。年式や走行距離はあくまで予算を決める際の目安として確認しておきましょう。

 

・定期点検記録簿

メンテナンス状況を確認する際に、便利なのが「定期点検記録簿」です。3ヶ月、6ヶ月ごとの点検整備状況の履歴を見ることができるので、どんな使われ方をしてきたのか、一目で把握できます。マイクロバスは旅行などで、多くの人を運ぶ際に必要なものです。杜撰なメンテナンスだと、安全性的に心配なので、整備の確認は必須です。

 

・どこで使われてきたか

マイクロバスは何の用途でどういう使われ方をしてきたかが重要です。温泉観光地などで使用されている車種だと、硫黄の影響で車体が悪化している可能性があるますし、海辺などで使われていた場合は、潮風の塩害を受けている関係があり、長持ちしないことがあります。車体外側のダメージを確認し、安心安全にマイクロバスを購入してください。

 

 

■人気の車種一覧

ここで、マイクロバスの人気車種をご紹介いたします。人気メーカーの場合、耐久性的にも安心感があるので、できるだけ有名メーカーのものを選ぶようにしましょう。

 

・日産「シビリアン」

日産「シビリアン」は1973年の登場以来、フルモデルチェンジしながら、愛され続けている歴史ある人気車です。標準モデルの収容人数は26人、ロングモデルなら29人もの人を乗せることが可能。さらに、黒煙や温室効果ガスの排出を大幅にカットしたエンジンを使用しているので、リサイクル性も高いです。

 

・いすゞ「ジャーニー」

有名自動車メーカー「ジャーニー」は環境性能や燃費の良いディーゼルエンジンを搭載したいすゞの人気マイクロバスです。グレードには「DELUXE E」「DELUXE G」「CUSTOM」などがあり、この順にドアの開閉や、エンジン、アンチブロックブレーキシステムなどの機能に差があります。利便性を求めるなら、グレードの高い商品を選ぶといいでしょう。

 

・トヨタ「コースター」

トヨタ・コースターの歴史は日産よりも古く、1969年の誕生からロングセラーを誇っているマイクロバスです。世界110か国以上で販売され、販売台数も55万台以上を記録する人気車。広々とした空間と、座席後部にスーツケースを置けるラゲッジスペースなどを設置しているのが特徴的で、旅行などの際にも快適な乗り心地を演出してくれます。

 

 

■マイクロバスの維持費について

マイクロバスは通常の購入費の他にも色々とお金が必要になってきます。後々後悔することがないように、維持費などについてはしっかり把握しておきましょう。

 

・税金

マイクロバスの税金は乗せられる人数によって変わってきます。乗せられる人数が30人以下のものが主なマイクロバスは33,000円が一般的な相場になります。普通自動車の税金は排気量で決まってきますが、一番排出量が少ないものでも、3万円近くかかりますので、マイクロバスは大きさなどを考えると、妥当な税額といえるでしょう。

 

・自賠責保険料

交通事故で被害にあった方への賠償支払いを目的とする強制保険です。保証額の限度目安としては、被害者が亡くなられた場合は1名ごとに3,000万円、後遺障害が4,000万円、傷害の場合は、120万円の保険になっています。マイクロバスの自賠責保険料は、12ヶ月16,420円、13ヶ月16,350円です。

 

・整備・点検料

マイクロバスの車検有効期限は1年間になっているので、1年に1回は車検代が必要になります。この他にも3ヶ月に1度の定期点検代、タイヤ交換(1本17,000円)などをお願いすることも多くなります。整備する場合の費用相場は年式や走行距離にもよりますが、10万円以上は必要になってくるケースが多いです。お金はかかりますが、お客様の安全性を確保する上で大切なことなので、整備・点検はしっかりしておきましょう。

 

・燃料費

日常的にかかってくるガソリン代のことです。マイクロバスは車体が大きいので、燃費がかさみそうなイメージがありますが、軽油で走る車両の場合は、燃費代も安くなるようです。東京都のデータを見ると、軽油の平均価格10.5円(1ℓ)を基準にした場合、100km走行して約1,220円が相場になります。

 

 

まとめ

旅行・観光などで活躍することが多いマイクロバスは、多くの命を運ぶ大切なもの。購入する際は、料金だけでなく、状態やメンテナンスもしっかりしたものを選んで安全な運転をこころがけましょう。