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冷凍車が冷えない!原因や対策方法は?

冷凍車

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生鮮食品や精密機器の運送に欠かせない冷凍車。冷えにくいと感じたことはありませんか?冷凍車が冷えないと運搬する商品を傷めてしまうかもしれません。冷凍車が冷えにくくなる前に対策を取りましょう。

今回は冷凍車が冷えない理由や対策などをご紹介いたします。

 

■冷凍車が冷えにくい原因とは?

 

まずは故障以外の原因で冷凍車が冷えにくくなる原因を2つご紹介します。

 

・荷物を積みすぎている

冷凍車に荷物を積みすぎると冷気が循環せず冷えてくれません。冷凍庫の冷風口が荷物で塞がれていないか確認をしましょう。また、一度に運ぶ荷物の量を調整することも検討してみてください。

 

・設定温度が低すぎる

なかなか冷えないからといって設定温度を下げ過ぎていませんか?

新しいタイプの冷凍車であれば「自動霜取り機」が搭載されていますが、古い場合はついていません。設定温度が低すぎるとどんどん霜が溜まってしまい、冷風口を塞いでしまうことがあります。冷風口の確認と、設定温度の見直しを行いましょう。

 

■冷凍車の点検で確認しておきたいところは?

冷凍車 車検

 

冷凍車が冷えない原因を取り除くためにはしっかり点検やメンテナンスを行うことが大切です。ここでは特に気を付けたい場所をご紹介します。

 

・コンプレッサー

コンプレッサーは期待の冷媒を循環させる役割をもつ装置です。コンプレッサーは冷凍車のエンジン駆動力を使って作動するため、冷凍庫を冷やした状態にしておくには常にエンジンをかけておかねばなりません。

 

・ドレインホース

冷凍車にはゴム製のホースがついていますが、これは主に冷凍車の庫内を掃除する目的で取り付けられています。このドレインホースが劣化していると、庫内の掃除がうまくできなくなってしまうだけでなく、庫内の冷気が逃げる原因にもなります。ドレインホースが傷んでいないかしっかりチェックしましょう。

 

・冷媒ガス量の点検

機械式の冷凍車では冷媒ガスを使って冷凍庫内を冷やすタイプもあります。

圧縮→凝縮→膨張→蒸発を繰り返すことで冷媒サイクルを作り、冷凍庫内を冷やす仕組みになっています。冷媒ガス量が適正でなければ、冷媒サイクルをうまく作ることができなくなり、冷凍庫が冷えなくなってしまいます。

 

・コンデンサの状態

コンデンサはコンプレッサーから送られた高圧・高温のガスを外気で冷やして液化し、膨張弁に送る仕組みを持っています。コンデンサは放っておくと目詰まりを起こし、負荷が大きくかかってしまいます。定期的に洗い、目詰まりを起こさないようにしましょう。

 

■冷凍車を使う際のポイント

冷凍車

 

最後に冷凍車をうまく使う方法を4つご紹介します。

 

・荷物を積む前に冷やしておく

当たり前のことと思う方もおられるかもしれませんが、冷凍庫内は荷物を積む前に冷やしておきましょう。荷物を積むと冷凍庫内の温度が上昇するので、最初は少し温度を低めに設定しておくことをおすすめします。

 

・荷物は隙間を開けて積む

冷凍庫が冷えない原因は荷物の積みすぎだけでなく、積み方にもあります。荷物同士がぴったりくっついている状態では全ての荷物を均等に冷やすことができません。荷物の間隔をあけ、冷気が通りやすくしておくことが冷えないときの対策になります。

 

・週に1度はメンテナンスをする

冷凍車を普段あまり使っていない場合でも、週に1度はメンテナンスを行うようにしましょう。冷凍庫内を洗って乾燥させるだけでなく、コード類や電気系統に異常がないかを確認してください。メンテナンスを行うことで冷えないだけでなく、他の異常にも気が付きやすくなります。

 

・シーズンイン点検を行う

気温の高い夏場によく活躍する冷凍車ですが、外気温が上昇する前に「シーズンイン点検」を行いましょう。普段、点検やメンテナンスを行っているから大丈夫だと思っていても、いざ使うときに何らかのトラブルが発生することもあります。少しでも早い段階で対処できるよう、本格的に冷凍車が活躍するシーズンになる前に点検を行うことが大切です。

 

冷凍車が冷えないときは、落ち着いて荷物の積み方や冷風口の状態を確認しましょう。

もし異常が見られないようであれば、速やかに点検することで被害を抑えることができます。大切な荷物と冷凍車のためにも点検やメンテナンスは必ず行うようにしてくださいね。

 

最大積載量についてちゃんと理解していますか?【減トン増トンのメリット・デメリット】

ランプ

荷物を運ぶ時に定められているトラックの最大積載量。きちんと把握していないと法律違反を犯すことになってしまいます。最大積載量を守ることは、運送の仕事をしていく中で基本中の基本であり、非常に大切なことです。

今回は最大積載量についてのご紹介と、減トンする方法などをご紹介いたしますので、これから運送業に携わりたいと考えている方は是非参考にしてみてください。

■最大積載量について

・最大積載量とは

最大積載量とは、トラックをはじめとする車両の荷台に積み込み可能な荷物の最大量を指し、法律によって上限が定められています。最大積載量を超過した場合、罰則の対象となります。

・最大積載量を求める計算式

まず最大積載量を求めるための公式に必要な車両重量と車両総重量からご説明致します。

〈車両重量〉
車両重量とは、いつでも運転可能な状態の車両の重さを指します。
分かりやすく言い換えると、燃料タンクにガソリンがいっぱいで、必要な架装も搭載されている状態の車両の重さです。

〈車両総重量〉
車両重量+乗車定員+最大量の荷物を積んだ状態の重さをいいます。

〈最大積載量を求める公式〉
車両の最大積載量を求める公式は次のとおり。

「最大積載量 = 車両総重量 - 車両重量 - 乗車定員数(1人設定55kg)」
※乗車定員1人当たりの体重は55kgに定められています

無人の10トントラックを例に、最大積載量を求める公式に当てはめて考えてみましょう。
「20トン(車両総重量)-10トン(車両重量)=10トン(最大積載量)」
このように10トントラックは9.9トンまでの荷物を積むことができるということがわかります。また同時に10トントラックのシャーシ(骨組み)は10トンまでの重さに耐えられるよう作られていることも分かります。

大型のトラックには平ボディやウィングボディなどいろいろな架装がありますが、架装の重量が軽ければ軽いほど多くの荷物を積むことが可能になります。

・最大積載量を守らないと…

最大積載量を上回る大量の荷物を積んだ状態で走行すると、荷物の散乱や道路、橋といった構造物の損傷、またブレーキの利きが悪くなり衝突・追突などの事故が起こりやすくなります。

また最大積載量の基準を上回る荷物を積む行為は「過積載」にあたります。
過積載はドライバーだけでなく運送会社や荷主も罰則対象となります。酷い場合は業務資格の停止処分がくだされるので最大積載量は絶対に上回らないよう注意しなければなりません。

■最大積載量を増やしたい場合は増トントラックがおすすめ

大型トラック

・増トントラックとは

積載量を増やすことを目的に、中型トラックに修理・改造などを行った車両を「増トントラック」といいます。

・メリットとデメリット

〈メリット〉
① 費用が安い
② 最大積載量が増える
③ 作業効率UP

〈デメリット〉
① 増トントラックが8トンを超えると大型免許が必要になる
② 最大積載量が増える分、自動車税もUP

・運転免許に注意
デメリットにも書きましたが中型の免許区分は8トン以下ですので、8トン以上の増トントラックを運転する場合は大型の免許が必須です。

■最大積載量が減るが税金が安くなる減トントラック

軽トラ

・減トントラックとは

増トントラックとは逆に、積載量が少なくなるよう改造された車両のことを「減トントラック」といいます。

・メリットとデメリット

〈メリット〉
① 最大積載量が減る分、自動車税が節税できる
② 自動車保険が安くなる

〈デメリット〉
① 積める荷物の量が減る

・保険料は2トンごとに変わる

トラック自動車税は最大積載量と比例しており、増トンするごとに自動車税が上がり、減トンするごとに下がります。

また、トラックの自賠責保険が最大積載量2トンをごとに保険料が変わることに伴い、減トン・増トンは2トンを目安に行われています。

増トントラックなら最大積載量を増やしても違法になりません。
ただし手持ちのトラックを改造して最大積載量を増減させる場合は必ず届出が必要です。
トラックの改造で最大積載量に不安のある方は整備工場などに依頼すれば代行してくれますので、改造を考えている方は一度相談してみてはどうでしょうか。

中型免許限定解除って何?仕事の幅を広げたい人は必見!

トラック
「中型免許限定解除」という言葉は聞いたことがあっても、詳しい内容についてよく知らないという方も多いと思います。その理由として中型免許を持っている方の中に当てはまる人と、当てはまらない人がいるからです。
もし免許証の条件等の欄に「中型車は中型車(8t)に限る」と書かれていれば、限定解除をすることで、より大きな車両に乗ることができます。
今回は中型免許限定解除についてご紹介いたします。

■中型免許限定解除とはなに?

まずは中型免許限定解除がどういうものかをご紹介いたします。

・中型免許限定解除とは

2007年6月に道路交通法が改正され、現在の中型運転免許は2種類となりました。
法改正前の中型運転免許は中型8t限定の運転免許となり、運転できる車両は「車両総重量8t未満、最大積載量は5t未満、乗車定員10人以下」に制限されます。
一方、法改正後に免許を取得または中型免許限定解除を行った場合、「車両総重量11t未満、最大積載量6.5t未満、乗車定員29人以下」と、運転できる車両の幅が広がります。

・解除することでどうなる?

中型免許限定解除を行うことで、中型トラックを使った配送や29人以下の送迎が可能になります。つまり中型免許限定解除は運転可能な車が増えるだけでなく、仕事の幅が広がるというメリットにつながります。今よりキャリアアップしたい方や、仕事の幅を広げたい方には非常におすすめです。

■教習所に通って限定解除を行う場合

道路

中型免許限定解除を行う方法は2つあります。
1つは教習所に通うパターン、もう1つは運転免許試験所で試験のみ受けるパターン(一発試験)です。

まず教習所に通って中型免許限定解除を行う方法をご紹介いたします。

・必要な費用と時間について

<費用>
費用は教習所によって異なり、一般的な相場は4万~8万円くらいです。
中型免許限定解除を検討しているという方は、最寄りの教習所のホームページなどで費用を確認なさってみてください。

<教習時間>
中型免許限定解除に要する教習時間は、所持している免許証の種類により異なります。
中型8t限定免許の場合、5時間以上の技能講習が必要、学科試験はありません。
ただし、教習所の教官が追加で技能講習が必要と判断する場合もあります。運転技術に自信がないという方はここでしっかり練習して運転技能を身に付けましょう!

<中型AT8t限定免許>
中型AT8t限定免許の場合、技能講習は9時間以上必要になります。こちらも技能講習だけで学科試験はありません。費用は中型8t限定免許に比べて少々高くなり、相場は9~12万円になります。

学科講習がないので、ゆっくり教習所に通っても1週間程度で合格することができます。ただし法令で1日に受講できる技能講習の時間が決められているので、まとめて受講することはできません。なお合宿で限定を解除する場合は、3泊4日で7~9万円程度かかります。

・受験資格と必要な持ち物

<受験資格>
① 年齢が満20歳以上であること
② 普通免許取得から2年以上経過していること
③ 視力が両目0.8以上で左右それぞれ0.5以上であること(眼鏡やコンタクトレンズの使用可)
④ 深視力が一定以上あること
※深視力…物体の遠近感、立体感、奥行き、動的な遠近感を捉える視力のこと。

<必要な書類>
① 中型8t限定免許証
② 認印
③ 顔写真(縦3cm×横2.4cm)
④ 必要であれば眼鏡やコンタクトレンズ

教習所によって必要な持ち物が異なるので、必ず通う予定の教習所に確認をしてください。

・中型免許限定解除の流れ

教習所での技能講習が終わると、運転免許試験場で事務手続きを行います。運転免許証と技能審査合格証明書、手数料を支払えば終わりです。すでに技能審査に合格しているので最終の運転試験はありません。

■試験のみを受けて限定解除を行う場合

運転

続いて運転免許試験場にて試験のみを受けて中型免許限定解除を行う方法をご紹介いたします。

・必要な費用と持ち物

<費用>
費用は教習所で中型免許限定解除を行うよりもかなり安く、申請手数料と技能試験の車両使用料3,000円で受験可能です。

<持ち物>
持ち物は運転免許証と、必要があれば眼鏡やコンタクトレンズだけです。
限定解除審査申請書や受験票は試験会場にありますので用意する必要はありません。

・試験は予約制!

一発試験で中型免許限定解除を行う場合、前日までに予約を行うことが必須です。予約をしていないと試験が受けられませんので忘れずに予約をしてください。

・試験の合格率について

試験の合格基準は非常に厳しいため一発試験での中型免許限定解除の合格率は全体の20~30%程度と低く、1度の試験で受かるケースは非常に稀です。
場合によっては試験に落ちてから予約がしばらくとれないこともあります。

一発試験は費用面で大幅なコストダウンができますが、合格率や落ちたときのことを考えると教習所に通う方が短時間で取得できる可能性があります。

中型免許限定解除を行うと、運転できる車種が増え仕事の幅が広がります。また、大型免許の取得を考えている方は限定解除を行うことで、大型免許の取得費用が安くなります。仕事のキャリアアップをお考え中の方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

輪止めは大型車両の必須アイテム!?【効果や種類ご紹介】

トラック

大型車両を運転している方にとって輪止めは必須アイテムともいわれています。

大型車両を運転している方なら既にお持ちではないでしょうか。

もし輪止めを持っていない方や、これから大型車両を乗りたいと考えている方のために、輪止めがどれほど重要なのかをご紹介いたします。

■そもそも輪止めってどんなもの?

・輪止めとは

「輪止め」はトラックが安全に駐車、また駐車中のトラックが動き出さないようタイヤを固定するための装置で、後方が見えにくいトラックがバックをしたときに加速してしまったり、ドライバーがミスをしても事故にならないよう予防してくれます。

・使い方

〈輪止めが1個の場合〉

輪止めを最優先すべき装着場所は運転席側の前輪です。本来は複数持っていること推奨されますが、1組みしか持っていなかった場合はまず運転席側の前輪に装着しましょう。

〈輪止めが複数ある場合〉

輪止めを複数持っている場合は、前輪と後輪の両方に装着させると安全性が高まります。

前後輪に輪止めを装着していることで、周囲にも安全を重視していることが伝わります。

輪止めを外すときは後方に注意を払って行ってください。

・値段

一般的な輪止めの価格は以下のとおりです。

【輪止め1個売り】  約1500円

【輪止め2個セット】 約3000円

まとめ買いのセットを選ぶと1組分が少し安くなるケースもあります。

■輪止めの種類

輪止め

・素材は全部で8種類!

輪止めの素材は8種類あります。

① コンクリート製

② 廃棄樹脂プラスチック製

③ ゴム製

④ ポリウレタン製

⑤ 木製

⑥ プラスチック製

⑦ 鉄製

⑧ アルミ製

この中で一番人気の素材はゴム製です。

ゴム製は他の種類に比べて耐久性があり滑りにくく、雪が積もっていても使えるのでシーンに合わせて使い分ける必要がありません。また、低価格なのでコスパにも優れています。

・輪止めは呼び方が複数

輪止めには色々な呼び方があります。

〈タイヤストッパー〉

大型車両によく用いられるタイヤストッパーは地面や足元が不安定な工事現場で活躍します。

〈車輪止め〉

簡単に装着できることから、多くのトラックに用いられます。

〈カーストップ〉

カーストップは別名カーストッパーともいい、トラックターミナルや工場などで使用されています。

・輪止めのサイズ

〈大型トラック用の輪止めサイズ〉

標準的なサイズは、長さ240mm、高さ130mm、幅120mm程度です。

〈小型・大型トラック用の輪止めサイズ〉

標準的なサイズは、長さ200mm、高さ120mm、幅100mm程度です。

■輪止めの必要性

衝突

・輪止めに関する事故の事例

平坦な道だからといって過信せず、トラックを駐車させるときは輪止めを使用する癖をつけしましょう。輪止めを使用しなかった際の事故の一例をご紹介いたします。

〈事故内容〉

輪止めを使用せずに駐車していた大型トラックが急に走り出し、数百メートルほど離れた電信柱に衝突して止まった。

〈原因〉

荷物降ろし作業で現場が混み合って順番待ちになるのを避けるため、自らが乗車していたトラックを降りて他のトラックの荷降ろし作業を手伝っていた。降りる際にうっかりしてサイドブレーキを引き忘れていたために起こった。

〈再発防止対策〉

会社の規則として駐車時には必ずサイドブレーキを引き、輪止めの装着を義務化した。

・法で義務付けられているわけではないが…

実は法的に輪止めの装着を義務付けているわけではありません。

ですが、安全のため先ほどの事故事例のように社内規則としての装着を義務付けている運送会社が増えています。

・輪止めの効果

輪止めを使用することは駐車中の事故予防だけでなく、会社の信頼性が上がります。

安心と安全のため、輪止めはトラックに欠かせません。

命と荷物、信頼を守るためにも輪止めを使って安全に配慮しましょう。

【ユンボの免許を取得する方法】試験の内容や難易度は?

ユンボをご存知ですか?ユンボは土を掘り起こす際によく用いられるショベルカーのことですが、土木業界だけでなく解体業や造園業、産業廃棄物処理など様々な業種で重宝されています。ユンボの免許を持っておくだけで、多くの業種に対応できるので、この先ドライバーとして活躍したいという方は持っておいて損はないでしょう。今回はユンボの免許取得について一通り解説していきます。

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車のスリップサインはどう対処する?原因・対策や交換時期の目安

車を持っている方ならば、誰でも気を付けなければならないことの一つがタイヤのスリップサインです。スリップサインは安全運転を行う際に重要となってくるポイントですので、しっかりと確認することが大切です。ここでは、スリップサインについての基本的な情報をまとめました。

■スリップサインとは?

スリップサインとは、タイヤの溝がすり減っているかどうかの目安となるものです。
タイヤに△のマークを見たことはありませんか?△マークの先をたどっていくと、溝の間に盛り上がった部分が見つかるはずです。それがスリップサインと呼ばれるもので、タイヤがすり減ってくると、その盛り上がった部分が顔を出すようになってきます。その状態になるとタイヤの交換時期ということになります。タイヤの溝の深さは法律で1.6㎜までと決められており、スリップサインが出ているのにも関わらず、タイヤを使い続けていると法律違反となってしまいます。

・タイヤに溝が必要な理由

タイヤの溝は雨が降っている時、路面が濡れている時に力を発揮します。タイヤの溝が路面とタイヤの間の水を外に掃き出し、タイヤをしっかり接地させてくれるのです。
「ハイドロプレーニング現象」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは路面の水分でタイヤが滑り、ハンドルやブレーキの操作が利かなくなってしまう危険な状態で、タイヤの溝がなければこの現象が起こりやすくなってしまいます。
雨の日でも安全に運転する為に、タイヤの溝は必要不可欠なのです。

・スリップサインが出たまま走行すると?

スリップサインが出た状態で走行するのは大変危険です。タイヤがすり減ると、ブレーキの効きが悪くなり制動距離が延びていきます。またハンドル操作も上手く伝わらなくなり、事故を起こす危険性が非常に高くなります。その他、走行音が大きくなったり、タイヤが振動を吸収しきれず乗り心地が悪くなったりと、たくさんの悪影響が出てくるのです。
スリップサインはタイヤ1本につき、4~9箇所ついています。これらのどれか1つでもサインが出ていると車検が通らないどころか、法律違反となり減点や罰金の対象となります。
日頃からタイヤの状態に注意し、スリップサインが出ていたらすぐに交換しましょう。
また、1.6mm以上の溝が残っている場合でも、排水力が落ちていて雨の日が滑りやすくなる場合があるので、早めの交換を心がけるようにしましょう。

・プラットフォームとの違い

プラットフォームとは、スタッドレスタイヤにある、スリップサインと同じような構造の部位です。残りの溝が1.6mmで現れるスリップサインとは違い、プラットフォームは残りの溝が半分くらいになると現れます。プラットフォームはタイヤの側面にある上向きの矢印を見ることで判断できます。タイヤの表面に細かい溝が彫られているので、そちらでも区別することができます。プラットフォームはあくまでもスタッドレスタイヤとして十分な性能を発揮するために必要な溝を表すものです。ですので、プラットフォームが現れているスタッドレスタイヤでも圧接路面や凍結路面以外の路面ならば、問題なくノーマルタイヤとして走行することができます。

・車検とスリップサイン

車検でタイヤをチェックする際に、残りの溝が1.6mm以上あるかどうかについてもチェックされます。スリップサインが出ていた場合は車検を通過することができません。車検を通過できない場合、道路運送車両法に違反していることになります。本来車検は車両が道路運送車両法に違反していないかどうかをチェックするための制度です。恒例行事のように感じてしまうかもしれませんが、車検の前には一度確認しておくようにしましょう。

■摩擦の原因と対策

タイヤの摩耗の仕方はいくつか原因があり、それぞれ対策を取ることができます。ここで原因と対策について詳しくみてきます。

・ショルダー摩擦

タイヤの両脇の部分をショルダーと呼び、センターよりもショルダー部分が先にすり減っていくことをショルダー摩耗と言います。ショルダー摩耗の原因は、主にタイヤの空気圧不足、荷重超過です。定期点検時に空気圧を確認し、適正な空気圧になるよう空気を充填しましょう。

・センター摩擦

こちらはタイヤのセンター部分が先にすり減っていくもので、ショルダー摩耗とは逆の空気圧過多が原因となります。空気を入れすぎることで、タイヤが膨張しセンター部分が盛り上がることで摩耗しやすくなってしまうのです。センター摩耗も、空気圧を適正にすることが対策となります。

・片側摩耗

どちらか片方のショルダー部分が先にすり減ってくことを片側摩耗と言います。アライメントが狂い、タイヤが内側や外側に傾いてしまうと片側摩耗が起こります。タイヤに片側摩耗がみられる場合は、足回りの歪みを調整しズレのない状態にしましょう。

・フェザーエッジ摩耗

タイヤのブロックの端が浮き上がり羽根のようになることをフェザーエッジ摩耗と呼びます。
主にトー・イン不良によってアライメントがひどく狂い、進行方向に対してタイヤがずれて横滑りを起こしていることが原因です。フェザーエッジ摩耗が見られた場合はすぐにアライメントを調節しましょう。

・スポット摩耗

トレッドの一部のみがひどく摩耗してしまうことをスポット摩耗と呼びます。急ブレーキや急ハンドルが原因の場合と、ブレーキ系統の故障によってブレーキが均一に効かない場合の2つが考えられます。スポット摩耗が確認された際は、運転を見直してみるか、ブレーキの調整をする必要があるといえます。

・ヒールアンドトー摩耗

進行方向に対してブロックが斜めに摩耗してしまい、ノコギリの歯のようにブロック間で凸凹が生じてしまうことをヒールアンドトー摩耗と呼びます。遊動輪として長く使用すると、駆動力がかからずに制動力のみがかかってしまうことが原因です。また、タイヤのローテーション不足でもヒールアンドトー摩耗が起こってしまいます。その場合はタイヤのローテーションの回数を増やすなどの対策が必要です。

■交換時期の目安

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タイヤを長く使うことは大変危険です。もちろんスリップサインが出ていたら、すぐに交換をしなければなりません。では、スリップサインが出ていること以外にも、早めにタイヤの交換時期を見極めるポイントはあるのでしょうか?
最後に、タイヤを交換する時期の目安や注意点をまとめたので、参考にしてみて下さい。

・走行距離

タイヤがすり減るスピードは、一般的なもので走行距離5,000kmにつき約1㎜程度と言われています。その計算でいくと、走行距離32,000kmでタイヤの溝が1.6㎜まで減ることになります。タイヤの摩耗具合は路面の状態や走行の状況によって変わってきますが、走行距離32,000kmが一つの交換目安と言えるでしょう。
しかし、走行距離をアテにし過ぎず、タイヤが滑りやすくなったと感じたらタイヤを交換することをおすすめします。

・使用年数

タイヤメーカーは、タイヤの使用年数を4~5年までとしているところが多いです。タイヤはゴムでできているので、使用していなくても経年劣化でタイヤの状態は悪くなってしまいます。タイヤは運転状況以外にも、車の保管の仕方などにも影響されるので、使用期限を明確に定められません。例えば、車両を屋外にて保管している場合、紫外線や雨風によって劣化が早くなる傾向にあります。その為、使用年数4、5年を目安に交換を検討して下さい。

・見た目

タイヤの状態を日頃からチェックすることは、安全運転を行う上でとても大切です。
チェックポイントは「切り傷、ひび割れ、擦り傷などがないか」「溝がすり減りツルツルになっていないか」「釘などの金属やガラスが刺さっていないか」といったところです。
放置していると、タイヤがパンクやバーストをしたり、スリップしたりして大きな事故を起こしてしまう危険性があります。
タイヤの点検は常日頃から行い、異変があればすぐに交換して下さいね。

・走行中の感覚

走行中の感覚の変化もタイヤの交換時期を把握する目安になります。タイヤのロードノイズの変化がその代表例です。また、以前に比べて乗り心地が何となく悪い、ブレーキが効きづらいと感じるようになってきた、雨天時の走行が滑りやすいと感じるようになったなどもタイヤ交換の目安の1つといえます。

・タイヤを長持ちさせるためには?

洗車の際に油性の艶出し剤や、強力な洗剤を使用するとタイヤのゴムの劣化を促進させてしまう場合があります。タイヤを洗う時は水洗いが基本ですが、どうしても汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤を使って汚れを落としましょう。また、運転の仕方でもタイヤを長持ちさせることができます。ストップアンドゴーの多い街中での走行はタイヤの劣化を早める傾向があります。急ブレーキ、急発進、あまり減速をしないままでカーブを曲がるなどの運転でもタイヤが早く劣化します。これらのような運転の傾向がある方は早めのタイヤ交換や定期的なタイヤ点検を行う必要があります。また、そのような運転の仕方を改善することでタイヤを長持ちさせることができます。

今回はタイヤのスリップサインについてまとめました。
車の点検は車検だけに頼らず、自分でも定期的に点検を行い安全なカーライフを楽しみましょう!

免許停止についての基礎知識 免停になる期間・点数・講習内容を解説

免許を取得した際、運転手が注意すべき重要なものが「免停」になります。免許停止については皆さまもなんとなく解るかと思いますが、実際に免停になってしまう場合はどういう手続きをしたらいいのか解らないという方も多いと思います。免停になる前にこれらの手続き・流れはしっかり把握しておきましょう。

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