未分類

牽引免許が必要になるケースとは?取得の条件や方法も併せてご紹介します!

緑荷台トラック

緑荷台トラック

車両を牽引する際は高度な運転技術が求められるので、一定の条件を超える場合は個別に牽引免許を取得しなければなりません。ただし、取得にはある程度の時間を要するため、計画的に準備を進めることが大切です。牽引免許を保有していると、より多くの荷物を運搬できるので、非常に重宝するでしょう。

今回は、牽引免許の取得について詳しくご紹介いたします。

■牽引免許とは

牽引(けんいん)とは、先頭に立って大きな力で対象となるものを引っ張ることで、引っ張る車両を牽引車、引っ張られる車両や貨物を被牽引車と呼びます。

牽引車には、普通、準中型、中型、大型、大型特殊が該当し、運転する際は車両サイズに応じた自動車運転免許が必須です。

・牽引免許が必要になるケース

牽引免許が必要になるのは、被牽引車の車両総重量が750kgを超える場合です。

車両総重量とは、被牽引車の本体と荷物の合計を指します。

また、車両総重量が750kgを下回る場合のほか、750kgを超える場合であっても、故障車をロープなどで移動させる場合は不要です。

・牽引免許の種類

牽引免許は、3種類に分かれます。

<牽引免許>

正式名称を牽引第一種免許といい、トレーラーやタンクローリーなどを公道で運転する際に必要な免許です。

<牽引第二種免許>

第二種免許は旅客運送用の免許で、トレーラーバスなどを営利目的で運転する際に必要です。

<牽引小型トレーラー限定免許>

車両総重量が750~2,000kg未満の被牽引車を牽引できる免許です。

■牽引免許の取得条件

紺色Tシャツのトラックドライバー

取得をする際の条件をご紹介いたします。

・年齢

満18歳以上で、普通、準中型、中型、大型、大型特殊、二種免許のいずれかを保有している

※牽引免許は付随する免許のため、各免許を取得した直後でも問題ありません。

・視力

両目で0.8以上、片目で0.5以上

・色彩識別能力

赤、青、黄の識別ができる

・深視力

検査を3回行い、平均の誤差が2cm以内

※深視力とは、奥行きを判別する能力で、大型自動車免許や二種免許を取得する際にも検査を行います。

検査方法は三稈法(さんかんほう)と呼ばれ、機械の中に並んだ3本の棒のうち、可動する1本を適切な位置で停止させて計測します。

・聴力

10m離れた場所で鳴る90dBの警報器が聞こえる

※聴力検査には補聴器が使用できます。

・運動能力

運転に支障を及ぼす手足や胴体の障害がない

※補助器具を使用する場合は、運転に支障を及ぼさないと判断できる必要があります。

■牽引免許を取得する方法

晴れた日の自動車教習場

先述しましたが、牽引免許は自動車免許の取得が先行です。

そのため、学科試験はありません。

こちらでは、取得までの流れをご紹介いたします。

・指定教習所に通う

入校後に適性検査を終えると、12時間の技能教習が始まります。

すべての技能教習を修了し、卒業検定に合格した後、運転免許試験場にて適性検査を受け、牽引免許を受け取る流れです。

たとえば、1日2時間の教習を受けた場合、最短1週間程度で卒業できます。教習期間は3か月程度設けられているので、無理なく通えるでしょう。

費用は教習所によって異なりますが、10~16万円程度が目安です。

・運転免許試験場で一発試験を受ける

一発試験とは、教習所へ通わずに運転免許試験場で技能試験を受ける方法です。

時間がかからないうえ、費用も6,000円程度に抑えられるため、効率よく牽引免許を取得できます。

ただし、冒頭でもお伝えした通り、牽引は高い運転技術を要するので、審査が厳しく、かえって遠回りになる可能性もあります。

牽引免許は、車両総重量750kg以上の被牽引車を牽引する際に必要です。

教習所によっては大型免許や大型特殊免許と同時に取得できるコースもあります。気になる方はお近くの教習所などで牽引免許の資料を取り寄せてみてはいかがでしょうか。

Nシステムとは?使用目的や特長、オービスとの違いについて

Nシステム

Nシステム

道路を走行していると、頭上に設置されたカメラを目にしたことのある方も多いでしょう。このカメラには、「オービス」と呼ばれるスピード違反をした車両を撮影するカメラと、「Nシステム」と呼ばれる全車両を撮影するカメラの2種類があります。

そこで今回は、後者のNシステムについてご紹介いたします。

■Nシステムはすべての車両が対象

まずはNシステムについてご説明いたします。

・Nシステムとは

正式には「自動車ナンバー自動読取機」という監視カメラを指し、走行している車両のナンバープレートを無差別かつ自動で読み取るシステムです。

・Nシステムの使用目的

主に盗難車両や犯罪の関与が疑われる車両の追跡、車検切れした車両の摘発などで使用されます。そのため、解像度は非常に高く、形状や色はもちろん、乗車する人の顔まではっきりと撮影されます。

・Nシステムの特長

撮影データはすべて記録され、自動的に手配中の車両リストと照合されます。データは一時的に保存され、検索も可能です。

詳細は明らかにされていないものの、違法性の低い車両のデータは消去されると言われています。しかし、最近ではあらゆる犯罪捜査に使用されていることから、実は蓄積され続けているのではないかとの噂もあるようです。

・Nシステムの導入時期

科学警察研究所と電機メーカーのNECにより共同開発されました。国道14号(1987年)に設置されたのが、Nシステムの始まりです。

・Nシステムの名前の由来

Nは「ナンバー」の頭文字を表しています。他にも「車両捜査システム」や「車両ナンバー捜査支援システム」など、さまざまな名前で呼ばれています。

・Nシステムが設置されている場所

一般道や国道、高速道路、インターチェンジ付近など、全国に約1,700台のNシステムが設置されています。

さらに発電所付近や空港、在日米軍施設の周辺にも設置されているようです。

■Nシステムとオービスの見分け方

オービス

両者には、どのような違いがあるのかをご説明いたします。

・オービスとの違い

ボーイング社の登録商標であるオービスは、車両の速度超過を取り締まるための装置で、正式には「自動速度違反取締装置」といいます。

Nシステムはすべての車両を対象に使用されるのに対し、オービスは速度を超過して走行している車両のみが対象です。幹線道路や高速道路に設置され、台数はNシステムを大きく下回ります。一見すると同じものに思えますが、よく見ると異なる点がいくつかあります。

<大きさ>

オービスは中央にストロボのような白い板があり、Nシステムより少し大きく見えます。

一方、Nシステムはカメラのみのため、比較的小さめです。

<撮影時の光>

オービスは撮影時に白や赤の強い光を発しますが、Nシステムは赤外線を使用しているため、光りません。

<パトライトの有無>

オービスの周囲にはパトライトが備わる一方、Nシステムにはありません。

<看板の有無>

固定式のオービスが設置してある場所の目前には、「速度自動監視機設置路線」などの表記があります。一方、Nシステムには設置されていません。

■Nシステムとスピード違反について

高速道路の車種撮影画像

Nシステムも、オービスのようにスピード違反した車両の取り締まりに使用されているのでしょうか。

・Nシステムも速度を検知する?

Nシステムは、連続撮影が可能です。そのため、速度は検知できないものの、連続した映像からどの程度の速度で走行していたのかを割り出すことはできます。

・速度の取り締まりはないものの…

基本的に速度の取り締まりには利用されませんが、通過後に待機している警察によって取り締まりを受けるケースがあります。直接関係しないからと油断せず、スピードと交通ルールは守って運転しましょう。

Nシステムは全国の道路に約1,700台設置されており、犯罪への関与が疑われる車両を追跡、摘発するためのカメラです。スピード違反した車両を摘発するためのオービスとは目的が異なるものの、車を運転する際は安全を第一に考えましょう。

バッテリー液の補充は自分でもできる!適量を守って快適に運転しましょう!

バッテリー液補充

バッテリー液補充

車のバッテリー液は市販されているので、自分でも補充できます。ただし、バッテリー液の成分は硫酸を含むため、取り扱いには注意が必要です。

今回は、バッテリー液の補充方法についてご案内いたします。

■バッテリー液の基礎知識

まずはバッテリー液についてご説明いたします。

・バッテリー液の成分

バッテリー液は無色透明で、蒸留水を使って薄めた濃度の低い硫酸(希硫酸)です。

酸性で腐食性が強く、付着すると金属が酸化したり皮膚炎を起こしたりする恐れがあるため、取り扱いには十分に注意する必要があります。

バッテリー液が体に付着した際はすぐに大量の水で洗い流し、車のボディに付着した場合は濡れた布でしっかりと拭き取りましょう。

・バッテリー液が減る理由

<蒸発>

蒸発には、自然蒸発とバッテリーの充電中に起こる蒸発の2パターンがあります。後者は必要以上に充電されることで、液中の酸素ガスと水素ガスが分解されて起きる現象です。

<バッテリーの取り付け不良や経年劣化>

バッテリーの取り付け方や経年劣化も関係していると言われています。3年以上経過したバッテリーは劣化が進み、放置していると性能が低下するので、定期的に充電するか適切な環境で保管しましょう。

また、「バッテリーの使用頻度が高い」「エンジンルームが高温になる」「バッテリーの寿命が近い」などの場合は、バッテリー液の減少が激しくなるので、日常的に点検するように心がけてください。

・バッテリー液を補充せずにいると

バッテリー液が不足している状態で放っておくと、露出した金属部分が劣化し、さらにバッテリー液の減少が進みます。

爆発や火災につながる可能性もあるので、早めに交換しましょう。

■バッテリー液の確認方法

バッテリータンク

バッテリー液の補充は、液量を確認してから行いましょう。

・点検頻度

バッテリー液の点検は、月に1回が理想です。難しい場合は3~6か月を目安に確認しましょう。

また、突然のバッテリートラブルを回避できるよう、長距離や高速道路を走行する前は点検しておくことをおすすめします。

・点検する方法

<液量の確認>

容器の側面には、「LOWER LEVEL」と「UPPER LEVEL」と呼ばれるラインがあります。バッテリー液がこの中間にある場合は適量を意味します。

  1. バッテリー液の入った容器を横から目視する
  2. 容器を照明で照らして残量の影を目視する

ラインの中間を下回っている場合は、バッテリー用の精製水を補充してください。

硫酸自体は蒸発しないので、液の補充には高純度の精製水を使用します。

なお、UPPER LEVELのラインが見当たらない場合は、液口栓の蓋を外して中を除き、液面が注入口(スリーブ)の下まで届いているかを確認しましょう。届いていれば、表面張力により表面が歪んで見えます。

■バッテリー液の補充方法

木のボンネット開いたおもちゃ

バッテリー液の取り扱いには、十分な注意が必要です。補充時に必要な用具もご紹介いたします。

・バッテリー液の補充/点検時の注意

  1. 火気を近付けない
  2. 金属の工具やアクセサリーをバッテリーの端子に触れさせない(スパークして火災につながる恐れがあるため)
  3. バッテリー液に触れない
  4. 適量を守る

・バッテリー液の補充に必要な道具

  1. 精製水(バッテリー補充液)
  2. 手袋
  3. ゴーグル

<あると便利なもの>

  1. 液量を確認するためのライト
  2. 液を入れすぎた際に使用する抜き取り用のスポイトやバケツ
  3. 容器を開ける際に使用するマイナスドライバーやスパナ
  4. 固く絞った布

また、付着した場合に備えて流水用の水を用意しておくと安心です。

・バッテリー液を補充する手順

作業を始める前にエンジンを止め、エンジンが冷えた状態で補充しましょう。

  1. 静電気除去シートに触れて静電気を逃がす
  2. 固く絞った布で蓋の表面を拭く(静電気を逃がすため)
  3. 6つある液口栓を取り外す
  4. 注入口は独立した小部屋につながっているので、6か所すべてに注入する
  5. ライトや目視で量を確認したら、液口栓をしっかりと閉める

バッテリーに液が付着した場合は、濡れた布で拭き取りましょう。

バッテリー液は、適量を維持することが大切です。過充電や自然蒸発により量が減るので、定期的に点検・補充をするように意識してください。

免許に重要な深視力!一体、深視力とはどんなもの?

男性の顔

男性の顔

免許の取得には条件があり、準中型、二種、中型、大型の免許には「深視力」が必要になります。もし一定の基準を満たしていない場合は、免許の取得ができなくなるため注意が必要です。

今回はこれから免許を取得したいと考えている方に向けて、深視力とはどのようなものかをご説明いたします。

■深視力とは

深視力はどのようなものかをまずご紹介いたします。

・深視力とは

悩んでいる男性

深視力とは「両眼視機能」と呼ばれる目の能力の一つです。遠近感や立体感に係る検査で、大型免許、中型免許、準中型免許、けん引免許、二種免許の取得・更新時に検査が必要とされています。

物体が動いた場合の遠近感や立体感を測る検査で、車間距離や走行時の車、標識、信号機などの距離感を正確にとらえる能力を調べるために必要です。

・免許の基準となる深視力

免許に必要な視力と深視力は下記のとおりです。

視力…両眼で0.8以上、片眼0.5以上

深視力…三桿方式で奥行知覚検査機によって2.5mの距離で3回検査して、その平均誤差2cm以下であること

三桿方式とは、箱状の検査機器の中に3本の棒が並んでおり、3本の棒が重なるタイミングでボタンを押す検査です。棒がどのくらいずれているかで深視力を判断します。

・なぜ深視力が必要?

深視力が必要となる車両は車体が大きいものが多く、事故を起こすと運転者だけでなく周囲にまで影響を及ぼす可能性が高くなります。深視力は動いている物体の把握に必要な能力なので、深視力が低いと近くに車や人がいた際に巻き込んでしまうリスクがあります。そのため、視力が正常であることが運転者としての責任を果たすために求められているといえるでしょう。

■試験で気を付けたいポイント

片手を上げている女性

深視力の検査で気を付けたいポイントをご紹介いたします。

・目を休める

目が疲れている状態では、本来の目の能力や機能を発揮することができません。スマートフォンやパソコンなどを日常的に使う場合、試験の前日はできるだけ利用を控え、早めに就寝するようにしましょう。

若いうちは回復も早いですが、年齢を重ねるうちに回復に時間がかかることがありますので、その点も注意してください。

・事前検査を行う

眼鏡店によっては深視力の検査が行えるところもあります。事前に検査を行うことで自分の深視力がどの程度かを知ることができるだけでなく、どのような検査なのかを知ることにもつながります。実際の試験当日に勝手がわかることで、慌てずに落ち着いて試験に望むことができるでしょう。

・検査のコツはある?

事前に深視力の検査を受けることで、コツを掴もうと考える方がおられるかもしれません。実際に検査を経験すればある程度、成功のタイミングなどが掴みやすくなるでしょう。しかし、ご紹介したように、深視力は不足すると事故につながりかねません。コツを掴んで実際よりも高い深視力の数値を出した場合、事故のリスクが高まるといっても過言ではないでしょう。そのため、コツは掴もうとせずに正しい数値を測るようにしてください。

・もし試験に落ちたら

深視力の検査に落ちた場合、再検査の方法が2種類あります。

一つは試験の当日に時間を空けて再検査する方法ですが、一度目の試験により目が疲労しているため、本来の能力が発揮できない可能性があります。

もう一つは、日を改めて試験を受ける方法です。試験に落ちた際の視力を眼鏡などで矯正してから再度試験を受けることができます。そのため、検査に落ちている場合は矯正器具などの使用を検討してみましょう。

■深視力検査に落ちる原因

頭が抱える男性

深視力検査を落ちた際に考えられる原因をご紹介いたします。以下は、深視力検査を落ちた方に共通する内容です。

・視力の不良

視力はあるのに、深視力が合わない方もおられます。この場合、近視や遠視、乱視が疑われるため、目のピント機能を矯正することで改善できるかもしれません。

・目の視力差

どちらかの視力が落ちている可能性があります。左右の見え方に差があっても、無意識に視力のよいほうで補おうとするため、気付きにくいかもしれません。

左右差があるほど深視力は合わないので、見え方の差をなくしましょう。

・眼球運動の不良

人はものを見る際、距離に応じて目を寄せたり離したりします。これを眼球運動といい、低下すると対象物の速度や距離に合わせて視線を動かしにくくなります。

・眼位の不良

左右の目のどちらかが正面ではない方向へ向く状態を斜視、片目の位置がわずかにずれている状態を斜位といいます。斜位は隠れ斜視とも呼ばれ、検査して初めて発覚することもあるようです。

斜視や斜位があると目の向きがずれ、正確な距離感を掴みにくくなります。

・深視力検査に慣れていない

深視力自体に問題がなくても、検査に慣れていない場合や疲れている場合は検査に落ちることもあります。

■深視力対応のメガネでよくなることもある

黒縁眼鏡

・深視力対応メガネとは

深視力対応メガネとは、目の機能を矯正し、遠近感や立体感を掴みやすくなるメガネです。

機能を単体で矯正するという単純なものではなく、目の屈折異常や調節機能、眼位といった総合的な検査の結果に基づいて作成されます。

状態によっては、深視力対応メガネをかけるだけでよくなったり、深視力対応メガネをかけて目のトレーニングを行うことによって改善に向かったりするケースもあるようです。

■日常的にできる深視力トレーニングのコツ

笑顔で腕組みする男性

視力とは異なり、深視力は日常的にトレーニングを行うことで鍛えられます。こちらでは、簡単なトレーニング方法・コツをご紹介いたします。

・トレーニング法①距離の目測

場所を問わず行えるトレーニング方法です。

  1. 目の前にある対象物との距離を目測する
  2. メジャーを使って実際の距離を測る

コツが掴めると、距離感がわかるようになります。

慣れてきたら外出中に信号や向かいの人との距離を目測するのもおすすめです。

・トレーニング法②ピント合わせ

先ほどのトレーニングを少しレベルアップさせた方法です。

  1. 周囲を見渡し、どこになにがあるかを確認したら目を閉じる
  2. その状態のまま頭の中で対象を1つに絞り、体が対象物の正面を向くように角度を合わせる
  3. 目を開けたら素早く対象にピントを合わせて距離を推測する
  4. 実際の距離を測って確認する

・トレーニング③融像性を鍛える

融像性とは、両目に映ったものを1つの物体として捉える力や、ブレて見えるものに焦点を当てて1つの物体として見る力を指します。

  1. 腕を伸ばして人差し指をたて、目の高さにもってくる
  2. 指を近付けたり遠ざけたりを繰り返して目で追いかける
  3. 慣れてきたら指を360度動かして、目で追いかける

・トレーニング法④ストローゲーム

融像性を鍛えるトレーニング法を応用したゲームです。

  1. 2人1組になり、相手にストローを持ってもらう
  2. 自分はつまようじを持ち、ストローの穴につまようじを入れる

慣れてきたら距離を変えてチャレンジしましょう。

深視力は普段意識することがないため、自分がどれくらいなのかを知らない方は多いと思います。しかし、深視力は安全な運転には欠かせません。正しく検査を行い、安全な運転を心がけてくださいね!

車のスリップサインはどう対処する?原因・対策や交換時期の目安

車を持っている方ならば、誰でも気を付けなければならないことの一つがタイヤのスリップサインです。スリップサインは安全運転を行う際に重要となってくるポイントですので、しっかりと確認することが大切です。

ここでは、スリップサインについての基本的な情報をまとめました。

■スリップサインとは?

スリップサインとは、タイヤの溝がすり減っているかどうかの目安となるものです。
タイヤに△のマークを見たことはありませんか?△マークの先をたどっていくと、溝の間に盛り上がった部分が見つかるはずです。

それがスリップサインと呼ばれるもので、タイヤがすり減ってくると、その盛り上がった部分が顔を出すようになってきます。その状態になるとタイヤの交換時期ということになります。

タイヤの溝の深さは法律で1.6㎜までと決められており、スリップサインが出ているのにも関わらず、タイヤを使い続けていると法律違反となってしまいます。

・タイヤに溝が必要な理由

タイヤの溝は雨が降っている時、路面が濡れている時に力を発揮します。タイヤの溝が路面とタイヤの間の水を外に掃き出し、タイヤをしっかり接地させてくれるのです。

「ハイドロプレーニング現象」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?これは路面の水分でタイヤが滑り、ハンドルやブレーキの操作が利かなくなってしまう危険な状態で、タイヤの溝がなければこの現象が起こりやすくなってしまいます。

雨の日でも安全に運転する為に、タイヤの溝は必要不可欠なのです。

・スリップサインが出たまま走行すると?

スリップサインが出た状態で走行するのは大変危険です。タイヤがすり減ると、ブレーキの効きが悪くなり制動距離が延びていきます。

またハンドル操作も上手く伝わらなくなり、事故を起こす危険性が非常に高くなります。その他、走行音が大きくなったり、タイヤが振動を吸収しきれず乗り心地が悪くなったりと、たくさんの悪影響が出てくるのです。

スリップサインはタイヤ1本につき、4~9箇所ついています。これらのどれか1つでもサインが出ていると車検が通らないどころか、法律違反となり減点や罰金の対象となります。

日頃からタイヤの状態に注意し、スリップサインが出ていたらすぐに交換しましょう。
また、1.6mm以上の溝が残っている場合でも、排水力が落ちていて雨の日が滑りやすくなる場合があるので、早めの交換を心がけるようにしましょう。

・スリップサインの罰則

先述した通り、タイヤの溝の深さは1.6mm以上と定められています。整備不良と判断された場合、大型車は減点2点、違反金12,000円の罰則が科されるため、注意が必要です。

また、スリップサインが出たタイヤを装着していると車検に通らないので、1か所でも確認できた場合はできるだけ早く交換しましょう。

・プラットフォームとの違い

プラットフォームとは、スタッドレスタイヤにある、スリップサインと同じような構造の部位です。残りの溝が1.6mmで現れるスリップサインとは違い、プラットフォームは残りの溝が半分くらいになると現れます。プラットフォームはタイヤの側面にある上向きの矢印を見ることで判断できます。タイヤの表面に細かい溝が彫られているので、そちらでも区別することができます。

プラットフォームはあくまでもスタッドレスタイヤとして十分な性能を発揮するために必要な溝を表すものです。ですので、プラットフォームが現れているスタッドレスタイヤでも圧接路面や凍結路面以外の路面ならば、問題なくノーマルタイヤとして走行することができます。

・車検とスリップサイン

車検でタイヤをチェックする際に、残りの溝が1.6mm以上あるかどうかについてもチェックされます。スリップサインが出ていた場合は車検を通過することができません。車検を通過できない場合、道路運送車両法に違反していることになります。本来車検は車両が道路運送車両法に違反していないかどうかをチェックするための制度です。

恒例行事のように感じてしまうかもしれませんが、車検の前には一度確認しておくようにしましょう。

■摩擦の原因と対策

タイヤの摩耗の仕方はいくつか原因があり、それぞれ対策を取ることができます。ここで原因と対策について詳しくみてきます。

・ショルダー摩擦

タイヤの両脇の部分をショルダーと呼び、センターよりもショルダー部分が先にすり減っていくことをショルダー摩耗と言います。ショルダー摩耗の原因は、主にタイヤの空気圧不足、荷重超過です。定期点検時に空気圧を確認し、適正な空気圧になるよう空気を充填しましょう。

・センター摩擦

こちらはタイヤのセンター部分が先にすり減っていくもので、ショルダー摩耗とは逆の空気圧過多が原因となります。空気を入れすぎることで、タイヤが膨張しセンター部分が盛り上がることで摩耗しやすくなってしまうのです。センター摩耗も、空気圧を適正にすることが対策となります。

・片側摩耗

どちらか片方のショルダー部分が先にすり減ってくことを片側摩耗と言います。アライメントが狂い、タイヤが内側や外側に傾いてしまうと片側摩耗が起こります。タイヤに片側摩耗がみられる場合は、足回りの歪みを調整しズレのない状態にしましょう。

・フェザーエッジ摩耗

タイヤのブロックの端が浮き上がり羽根のようになることをフェザーエッジ摩耗と呼びます。
主にトー・イン不良によってアライメントがひどく狂い、進行方向に対してタイヤがずれて横滑りを起こしていることが原因です。フェザーエッジ摩耗が見られた場合はすぐにアライメントを調節しましょう。

・スポット摩耗

トレッドの一部のみがひどく摩耗してしまうことをスポット摩耗と呼びます。急ブレーキや急ハンドルが原因の場合と、ブレーキ系統の故障によってブレーキが均一に効かない場合の2つが考えられます。スポット摩耗が確認された際は、運転を見直してみるか、ブレーキの調整をする必要があるといえます。

・ヒールアンドトー摩耗

進行方向に対してブロックが斜めに摩耗してしまい、ノコギリの歯のようにブロック間で凸凹が生じてしまうことをヒールアンドトー摩耗と呼びます。遊動輪として長く使用すると、駆動力がかからずに制動力のみがかかってしまうことが原因です。また、タイヤのローテーション不足でもヒールアンドトー摩耗が起こってしまいます。その場合はタイヤのローテーションの回数を増やすなどの対策が必要です。

■交換時期の目安

タイヤを長く使うことは大変危険です。もちろんスリップサインが出ていたら、すぐに交換をしなければなりません。では、スリップサインが出ていること以外にも、早めにタイヤの交換時期を見極めるポイントはあるのでしょうか?

最後に、タイヤを交換する時期の目安や注意点をまとめたので、参考にしてみて下さい。

・走行距離

タイヤがすり減るスピードは、一般的なもので走行距離5,000kmにつき約1㎜程度と言われています。その計算でいくと、走行距離32,000kmでタイヤの溝が1.6㎜まで減ることになります。タイヤの摩耗具合は路面の状態や走行の状況によって変わってきますが、走行距離32,000kmが一つの交換目安と言えるでしょう。

しかし、走行距離をアテにし過ぎず、タイヤが滑りやすくなったと感じたらタイヤを交換することをおすすめします。

・使用年数

タイヤメーカーは、タイヤの使用年数を4~5年までとしているところが多いです。タイヤはゴムでできているので、使用していなくても経年劣化でタイヤの状態は悪くなってしまいます。

タイヤは運転状況以外にも、車の保管の仕方などにも影響されるので、使用期限を明確に定められません。例えば、車両を屋外にて保管している場合、紫外線や雨風によって劣化が早くなる傾向にあります。

その為、使用年数4、5年を目安に交換を検討して下さい。

・見た目

タイヤの状態を日頃からチェックすることは、安全運転を行う上でとても大切です。
チェックポイントは「切り傷、ひび割れ、擦り傷などがないか」「溝がすり減りツルツルになっていないか」「釘などの金属やガラスが刺さっていないか」といったところです。
放置していると、タイヤがパンクやバーストをしたり、スリップしたりして大きな事故を起こしてしまう危険性があります。
タイヤの点検は常日頃から行い、異変があればすぐに交換して下さいね。

・走行中の感覚

走行中の感覚の変化もタイヤの交換時期を把握する目安になります。タイヤのロードノイズの変化がその代表例です。また、以前に比べて乗り心地が何となく悪い、ブレーキが効きづらいと感じるようになってきた、雨天時の走行が滑りやすいと感じるようになったなどもタイヤ交換の目安の1つといえます。

・タイヤを長持ちさせるためには?

洗車の際に油性の艶出し剤や、強力な洗剤を使用するとタイヤのゴムの劣化を促進させてしまう場合があります。タイヤを洗う時は水洗いが基本ですが、どうしても汚れが気になる場合は、水で薄めた中性洗剤を使って汚れを落としましょう。

また、運転の仕方でもタイヤを長持ちさせることができます。ストップアンドゴーの多い街中での走行はタイヤの劣化を早める傾向があります。急ブレーキ、急発進、あまり減速をしないままでカーブを曲がるなどの運転でもタイヤが早く劣化します。

これらのような運転の傾向がある方は早めのタイヤ交換や定期的なタイヤ点検を行う必要があります。また、そのような運転の仕方を改善することでタイヤを長持ちさせることができます。

■トラックのタイヤの種類

タイヤ点検する男性

トラック用のタイヤは、主に「チューブタイヤ」「チューブレスタイヤ」「バイアスタイヤ」「ラジアルタイヤ」の4種類です。

・チューブタイヤ

タイヤの内部に空気を入れるチューブを備えたタイプです。昔は、チューブタイヤを装着したトラックがほとんどでした。

特徴は以下の通りです。

  • チューブの空気圧でトラックの重量を支えるため、大型トラックにも使用できる
  • タイヤが破損した場合でもチューブに問題がなければ走行可能
  • チューブ内の空気圧を下げることで悪路でも乗り心地を維持できる

・チューブレスタイヤ

チューブの代わりに「インナーライナー」と呼ばれるゴムシートが内部に張り付けられており、空気漏れを防げます。

特徴は以下の通りです。

  • タイヤがパンクをしても空気が漏れにくい
  • 放熱効果が高く、摩擦による熱を抑えられる
  • チューブ交換などのメンテナンスが不要
  • パンクに気付きにくい

・バイアスタイヤ

「カーカス」と呼ばれるタイヤの骨組みをタイヤの回転に対して斜めに配列し、内部でねじれないよう反対にカーカスを重ね、その上から「ブレーカー」と呼ばれる補強層で締めたタイプです。荷重に強く、重量の大きな大型トラックなどに使用されます。

特徴は以下の通りです。

  • 低速や悪路でも振動が少なく、乗り心地がよい
  • 高荷重に強い

・ラジアルタイヤ

ラジアルタイヤ

タイヤの中心からカーカスが放射状に配置され、「ベルト」と呼ばれる補強層で締めたタイプです。現在、トラックに使用されるのはラジアルタイヤが多くを占めています。

特徴は以下の通りです。

  • 路面抵抗が少なく、燃費がよい
  • 振動を吸収するためグリップがよく、操縦性に優れている
  • タイヤが発熱しにくい
  • けん引力が強く、スリップしにくい

■溝の模様「トレッドパターン」の種類

トラックタイヤ画像

トレッドパターンには駆動力や制動力を高めたり排水性を高めたりなど、機能性も考慮されています。

・リブ型

縦溝を中心にしたデザインで、高速走行や長距離走行に適したタイヤです。転がり抵抗が低く、燃費と静粛性に優れています。

・ラグ型

横溝を中心としたデザインで、未舗装道路や悪路での走行に適したタイヤです。けん引力に優れており、ダンプのリヤタイヤなどによく使用されています。

・リブラグ型

縦溝と横溝をバランスよく配置したデザインで、市街地での中低速走行に適したタイヤです。リブ型とラグ型の性能を兼ね備えています。中・短距離走行のトラックやダンプなどによく使用されています。

・ブロック型

未舗装の路面や氷雪路などでも安定した走行性能を発揮するタイヤです。表面にはブロックに似たパターンが入っており、駆動力や制動性に優れています。一般道と高速道路の両方を走行するトラックに使用されています。

・スタッドレス型

雪道や凍結路でのグリップ力に優れ、安定した走行性を発揮します。氷雪仕様のため、一般道での走行はできません。

今回はタイヤのスリップサインについてまとめました。
車の点検は車検だけに頼らず、自分でも定期的に点検を行い安全なカーライフを楽しみましょう!

知っていますか?輪止めの役割とメリット、正しい選び方や使い方

トラック輪止め

トラック輪止め

 

安全を守るため、全日本トラック協会や交通安全協会も輪止めの使用を推奨しています。周囲の人々はもちろん、自分の命を守るためにも輪止めの正しい選び方や使い方を知っておきましょう。

今回は輪止めの役割とメリットをはじめ、正しい選び方や使い方までご紹介いたします。

■そもそも輪止めってどんなもの?設置は義務なの?

・輪止めとは

トラックを停車させる際に動き出さないよう、タイヤと地面のすき間に挟んで使用する道具が「輪止め」です。車輪止め、車止めなどとも呼ばれています。

・輪止めの役割とメリット

一般的な乗用車が停車や駐車をする場合はパーキングブレーキを使用するため、車が勝手に動き出すことは考えにくいでしょう。しかし、トラックなどの大型車が使用するエアブレーキは制動力が高いものの、時間の経過により効きが甘くなることもあります。

輪止めを設置することでタイヤの回転を阻止できるため、長時間停車する際は輪止めがあると安心です。輪止めには事故を防止するだけでなく、会社全体で輪止めの使用を徹底することにより、ドライバーの安全への意識向上にも役立ちます。

また、会社に対して信頼や安心といったポジティブなイメージを与えられるのもメリットでしょう。

■輪止めの必要性

・設置は義務ではない?

安全や信頼の確保において重要な輪止めですが、法律で設置が義務付けられているわけではありません。ですが、安全のため先ほどの事故事例のように社内規則としての装着を義務付けている運送会社が増えています。

過去には輪止めを設置せず業務を行なっていたため、思いがけない事故が発生した例もあります。義務ではないものの、トラックを運転するドライバーは輪止めの設置を心がけましょう。

・輪止めに関する事故の事例

衝突

平坦な道だからといって過信せず、トラックを駐車させるときは輪止めを使用する癖をつけしましょう。輪止めを使用しなかった際の事故の一例をご紹介いたします。

〈事故内容〉

輪止めを使用せずに駐車していた大型トラックが急に走り出し、数百メートルほど離れた電信柱に衝突して止まった。

〈原因〉

荷物降ろし作業で現場が混み合って順番待ちになるのを避けるため、自らが乗車していたトラックを降りて他のトラックの荷降ろし作業を手伝っていた。降りる際にうっかりしてサイドブレーキを引き忘れていたために起こった。

〈再発防止対策〉

会社の規則として駐車時には必ずサイドブレーキを引き、輪止めの装着を義務化した。

■輪止めの正しい選び方と使い方

輪止め

・輪止めの素材と特徴

輪止めの素材は8種類あります。

① コンクリート製

② 廃棄樹脂プラスチック製

廃棄された樹脂やプラスチックを原料にしているため、最も安価な輪止めです。耐久性に優れており、さまざまな形状があるので、会社だけでなく一般家庭でも使用されています。

③ ゴム製

一般的に普及しているのがゴム製の輪止めです。グリップ力が高く、降雪時でも高い制動力を発揮します。安価で入手しやすいのもメリットです。

④ ポリウレタン製

廃棄樹脂と同様、安価で耐久性に優れた使い勝手のよい輪止めです。サイズが豊富にあるため、運転する車に合わせて選べます。

⑤ 木製

木製の輪止めは古くから使用されており、人気があります。紐でつながった状態の輪止めをタイヤの前後にはめ込んで固定する方法で使用します。

⑥ プラスチック製

形や色の種類が豊富なうえ、軽くて耐久性にも優れているので、多くの現場で使用されている輪止めです。

⑦ 鉄製

鉄製の輪止めは折りたたみ式のものが多く、素材の割に軽い使い勝手のよさがメリットです。ただし、水気のある場所では滑りやすいので、時期や季節によっては他の素材を使用しましょう。

⑧ アルミ製

この中で一番人気の素材はゴム製です。

ゴム製は他の種類に比べて耐久性があり滑りにくく、雪が積もっていても使えるのでシーンに合わせて使い分ける必要がありません。また、低価格なのでコスパにも優れています。

・値段

一般的な輪止めの価格は以下のとおりです。

【輪止め1個売り】  約1500円

【輪止め2個セット】 約3000円

まとめ買いのセットを選ぶと1組分が少し安くなるケースもあります。

・輪止めは呼び方が複数

輪止めには色々な呼び方があります。

〈タイヤストッパー〉

大型車両によく用いられるタイヤストッパーは地面や足元が不安定な工事現場で活躍します。

〈車輪止め〉

簡単に装着できることから、多くのトラックに用いられます。

〈カーストップ〉

カーストップは別名カーストッパーともいい、トラックターミナルや工場などで使用されています。

・輪止めのサイズ

〈大型トラック用の輪止めサイズ〉

標準的なサイズは、長さ240mm、高さ130mm、幅120mm程度です。

〈小型・大型トラック用の輪止めサイズ〉

標準的なサイズは、長さ200mm、高さ120mm、幅100mm程度です。

・輪止めの使用方法

黄色輪止め

輪止めの使用方法は2通りあります。

1つ目は後輪の1つを前後から挟む方法です。

トラックの後方は死角になりやすいため、輪止めを外す動作とともに安全確認ができます。最もポピュラーな使用方法と言えるでしょう。

2つ目は右側の前輪に挟む方法です。右側の前輪は運転席の真下にあるため、トラックを降りてすぐに輪止めを設置できます。

輪止めは正しく使用することで効果を発揮します。タイヤが固定できていないと動き出したタイヤが輪止めを弾いてしまい、かえって事故につながってしまう恐れがあるため、注意しましょう。

・輪止めの外し忘れに注意!

急いでいるときや輪止めを設置する習慣が身についていないうちは、輪止めを設置したことを忘れてトラックを発進させてしまいがちです。素材によっては踏みつけた拍子に割れてしまい、破片が人やものに当たって事故につながる可能性があります。目立つ色の輪止めを設置したり、わかりやすいところに輪止めを設置しているサインを置いたりなど工夫をしましょう。

安心と安全のため、輪止めはトラックに欠かせません。輪止めの設置は義務付けられていませんが、安全や信頼の確保、ドライバーの意識向上のためにも取り入れてみてはどうでしょうか。

命と荷物、信頼を守るためにも輪止めを使って安全に配慮しましょう。

冷凍車が冷えない!原因や対策方法は?

冷凍車

冷凍車

生鮮食品や精密機器の運送に欠かせない冷凍車。冷えにくいと感じたことはありませんか?冷凍車が冷えないと運搬する商品を傷めてしまうかもしれません。冷凍車が冷えにくくなる前に対策を取りましょう。

今回は冷凍車が冷えない理由や対策などをご紹介いたします。

 

■冷凍車が冷えにくい原因とは?

 

まずは故障以外の原因で冷凍車が冷えにくくなる原因を2つご紹介します。

 

・荷物を積みすぎている

冷凍車に荷物を積みすぎると冷気が循環せず冷えてくれません。冷凍庫の冷風口が荷物で塞がれていないか確認をしましょう。また、一度に運ぶ荷物の量を調整することも検討してみてください。

 

・設定温度が低すぎる

なかなか冷えないからといって設定温度を下げ過ぎていませんか?

新しいタイプの冷凍車であれば「自動霜取り機」が搭載されていますが、古い場合はついていません。設定温度が低すぎるとどんどん霜が溜まってしまい、冷風口を塞いでしまうことがあります。冷風口の確認と、設定温度の見直しを行いましょう。

 

■冷凍車の点検で確認しておきたいところは?

冷凍車 車検

 

冷凍車が冷えない原因を取り除くためにはしっかり点検やメンテナンスを行うことが大切です。ここでは特に気を付けたい場所をご紹介します。

 

・コンプレッサー

コンプレッサーは期待の冷媒を循環させる役割をもつ装置です。コンプレッサーは冷凍車のエンジン駆動力を使って作動するため、冷凍庫を冷やした状態にしておくには常にエンジンをかけておかねばなりません。

 

・ドレインホース

冷凍車にはゴム製のホースがついていますが、これは主に冷凍車の庫内を掃除する目的で取り付けられています。このドレインホースが劣化していると、庫内の掃除がうまくできなくなってしまうだけでなく、庫内の冷気が逃げる原因にもなります。ドレインホースが傷んでいないかしっかりチェックしましょう。

 

・冷媒ガス量の点検

機械式の冷凍車では冷媒ガスを使って冷凍庫内を冷やすタイプもあります。

圧縮→凝縮→膨張→蒸発を繰り返すことで冷媒サイクルを作り、冷凍庫内を冷やす仕組みになっています。冷媒ガス量が適正でなければ、冷媒サイクルをうまく作ることができなくなり、冷凍庫が冷えなくなってしまいます。

 

・コンデンサの状態

コンデンサはコンプレッサーから送られた高圧・高温のガスを外気で冷やして液化し、膨張弁に送る仕組みを持っています。コンデンサは放っておくと目詰まりを起こし、負荷が大きくかかってしまいます。定期的に洗い、目詰まりを起こさないようにしましょう。

 

■冷凍車を使う際のポイント

冷凍車

 

最後に冷凍車をうまく使う方法を4つご紹介します。

 

・荷物を積む前に冷やしておく

当たり前のことと思う方もおられるかもしれませんが、冷凍庫内は荷物を積む前に冷やしておきましょう。荷物を積むと冷凍庫内の温度が上昇するので、最初は少し温度を低めに設定しておくことをおすすめします。

 

・荷物は隙間を開けて積む

冷凍庫が冷えない原因は荷物の積みすぎだけでなく、積み方にもあります。荷物同士がぴったりくっついている状態では全ての荷物を均等に冷やすことができません。荷物の間隔をあけ、冷気が通りやすくしておくことが冷えないときの対策になります。

 

・週に1度はメンテナンスをする

冷凍車を普段あまり使っていない場合でも、週に1度はメンテナンスを行うようにしましょう。冷凍庫内を洗って乾燥させるだけでなく、コード類や電気系統に異常がないかを確認してください。メンテナンスを行うことで冷えないだけでなく、他の異常にも気が付きやすくなります。

 

・シーズンイン点検を行う

気温の高い夏場によく活躍する冷凍車ですが、外気温が上昇する前に「シーズンイン点検」を行いましょう。普段、点検やメンテナンスを行っているから大丈夫だと思っていても、いざ使うときに何らかのトラブルが発生することもあります。少しでも早い段階で対処できるよう、本格的に冷凍車が活躍するシーズンになる前に点検を行うことが大切です。

 

冷凍車が冷えないときは、落ち着いて荷物の積み方や冷風口の状態を確認しましょう。

もし異常が見られないようであれば、速やかに点検することで被害を抑えることができます。大切な荷物と冷凍車のためにも点検やメンテナンスは必ず行うようにしてくださいね。

 

最大積載量についてちゃんと理解していますか?【減トン増トンのメリット・デメリット】

ランプ

荷物を運ぶ時に定められているトラックの最大積載量。きちんと把握していないと法律違反を犯すことになってしまいます。最大積載量を守ることは、運送の仕事をしていく中で基本中の基本であり、非常に大切なことです。

今回は最大積載量についてのご紹介と、減トンする方法などをご紹介いたしますので、これから運送業に携わりたいと考えている方は是非参考にしてみてください。

■最大積載量について

・最大積載量とは

最大積載量とは、トラックをはじめとする車両の荷台に積み込み可能な荷物の最大量を指し、法律によって上限が定められています。最大積載量を超過した場合、罰則の対象となります。

・最大積載量を求める計算式

まず最大積載量を求めるための公式に必要な車両重量と車両総重量からご説明致します。

〈車両重量〉
車両重量とは、いつでも運転可能な状態の車両の重さを指します。
分かりやすく言い換えると、燃料タンクにガソリンがいっぱいで、必要な架装も搭載されている状態の車両の重さです。

〈車両総重量〉
車両重量+乗車定員+最大量の荷物を積んだ状態の重さをいいます。

〈最大積載量を求める公式〉
車両の最大積載量を求める公式は次のとおり。

「最大積載量 = 車両総重量 - 車両重量 - 乗車定員数(1人設定55kg)」
※乗車定員1人当たりの体重は55kgに定められています

無人の10トントラックを例に、最大積載量を求める公式に当てはめて考えてみましょう。
「20トン(車両総重量)-10トン(車両重量)=10トン(最大積載量)」
このように10トントラックは9.9トンまでの荷物を積むことができるということがわかります。また同時に10トントラックのシャーシ(骨組み)は10トンまでの重さに耐えられるよう作られていることも分かります。

大型のトラックには平ボディやウィングボディなどいろいろな架装がありますが、架装の重量が軽ければ軽いほど多くの荷物を積むことが可能になります。

・最大積載量を守らないと…

最大積載量を上回る大量の荷物を積んだ状態で走行すると、荷物の散乱や道路、橋といった構造物の損傷、またブレーキの利きが悪くなり衝突・追突などの事故が起こりやすくなります。

また最大積載量の基準を上回る荷物を積む行為は「過積載」にあたります。
過積載はドライバーだけでなく運送会社や荷主も罰則対象となります。酷い場合は業務資格の停止処分がくだされるので最大積載量は絶対に上回らないよう注意しなければなりません。

■最大積載量を増やしたい場合は増トントラックがおすすめ

大型トラック

・増トントラックとは

積載量を増やすことを目的に、中型トラックに修理・改造などを行った車両を「増トントラック」といいます。

・メリットとデメリット

〈メリット〉
① 費用が安い
② 最大積載量が増える
③ 作業効率UP

〈デメリット〉
① 増トントラックが8トンを超えると大型免許が必要になる
② 最大積載量が増える分、自動車税もUP

・運転免許に注意
デメリットにも書きましたが中型の免許区分は8トン以下ですので、8トン以上の増トントラックを運転する場合は大型の免許が必須です。

■最大積載量が減るが税金が安くなる減トントラック

軽トラ

・減トントラックとは

増トントラックとは逆に、積載量が少なくなるよう改造された車両のことを「減トントラック」といいます。

・メリットとデメリット

〈メリット〉
① 最大積載量が減る分、自動車税が節税できる
② 自動車保険が安くなる

〈デメリット〉
① 積める荷物の量が減る

・保険料は2トンごとに変わる

トラック自動車税は最大積載量と比例しており、増トンするごとに自動車税が上がり、減トンするごとに下がります。

また、トラックの自賠責保険が最大積載量2トンをごとに保険料が変わることに伴い、減トン・増トンは2トンを目安に行われています。

増トントラックなら最大積載量を増やしても違法になりません。
ただし手持ちのトラックを改造して最大積載量を増減させる場合は必ず届出が必要です。
トラックの改造で最大積載量に不安のある方は整備工場などに依頼すれば代行してくれますので、改造を考えている方は一度相談してみてはどうでしょうか。

中型免許限定解除って何?仕事の幅を広げたい人は必見!

トラック
「中型免許限定解除」という言葉は聞いたことがあっても、詳しい内容についてよく知らないという方も多いと思います。その理由として中型免許を持っている方の中に当てはまる人と、当てはまらない人がいるからです。
もし免許証の条件等の欄に「中型車は中型車(8t)に限る」と書かれていれば、限定解除をすることで、より大きな車両に乗ることができます。
今回は中型免許限定解除についてご紹介いたします。

■中型免許限定解除とはなに?

まずは中型免許限定解除がどういうものかをご紹介いたします。

・中型免許限定解除とは

2007年6月に道路交通法が改正され、現在の中型運転免許は2種類となりました。
法改正前の中型運転免許は中型8t限定の運転免許となり、運転できる車両は「車両総重量8t未満、最大積載量は5t未満、乗車定員10人以下」に制限されます。
一方、法改正後に免許を取得または中型免許限定解除を行った場合、「車両総重量11t未満、最大積載量6.5t未満、乗車定員29人以下」と、運転できる車両の幅が広がります。

・解除することでどうなる?

中型免許限定解除を行うことで、中型トラックを使った配送や29人以下の送迎が可能になります。つまり中型免許限定解除は運転可能な車が増えるだけでなく、仕事の幅が広がるというメリットにつながります。今よりキャリアアップしたい方や、仕事の幅を広げたい方には非常におすすめです。

■教習所に通って限定解除を行う場合

道路

中型免許限定解除を行う方法は2つあります。
1つは教習所に通うパターン、もう1つは運転免許試験所で試験のみ受けるパターン(一発試験)です。

まず教習所に通って中型免許限定解除を行う方法をご紹介いたします。

・必要な費用と時間について

<費用>
費用は教習所によって異なり、一般的な相場は4万~8万円くらいです。
中型免許限定解除を検討しているという方は、最寄りの教習所のホームページなどで費用を確認なさってみてください。

<教習時間>
中型免許限定解除に要する教習時間は、所持している免許証の種類により異なります。
中型8t限定免許の場合、5時間以上の技能講習が必要、学科試験はありません。
ただし、教習所の教官が追加で技能講習が必要と判断する場合もあります。運転技術に自信がないという方はここでしっかり練習して運転技能を身に付けましょう!

<中型AT8t限定免許>
中型AT8t限定免許の場合、技能講習は9時間以上必要になります。こちらも技能講習だけで学科試験はありません。費用は中型8t限定免許に比べて少々高くなり、相場は9~12万円になります。

学科講習がないので、ゆっくり教習所に通っても1週間程度で合格することができます。ただし法令で1日に受講できる技能講習の時間が決められているので、まとめて受講することはできません。なお合宿で限定を解除する場合は、3泊4日で7~9万円程度かかります。

・受験資格と必要な持ち物

<受験資格>
① 年齢が満20歳以上であること
② 普通免許取得から2年以上経過していること
③ 視力が両目0.8以上で左右それぞれ0.5以上であること(眼鏡やコンタクトレンズの使用可)
④ 深視力が一定以上あること
※深視力…物体の遠近感、立体感、奥行き、動的な遠近感を捉える視力のこと。

<必要な書類>
① 中型8t限定免許証
② 認印
③ 顔写真(縦3cm×横2.4cm)
④ 必要であれば眼鏡やコンタクトレンズ

教習所によって必要な持ち物が異なるので、必ず通う予定の教習所に確認をしてください。

・中型免許限定解除の流れ

教習所での技能講習が終わると、運転免許試験場で事務手続きを行います。運転免許証と技能審査合格証明書、手数料を支払えば終わりです。すでに技能審査に合格しているので最終の運転試験はありません。

■試験のみを受けて限定解除を行う場合

運転

続いて運転免許試験場にて試験のみを受けて中型免許限定解除を行う方法をご紹介いたします。

・必要な費用と持ち物

<費用>
費用は教習所で中型免許限定解除を行うよりもかなり安く、申請手数料と技能試験の車両使用料3,000円で受験可能です。

<持ち物>
持ち物は運転免許証と、必要があれば眼鏡やコンタクトレンズだけです。
限定解除審査申請書や受験票は試験会場にありますので用意する必要はありません。

・試験は予約制!

一発試験で中型免許限定解除を行う場合、前日までに予約を行うことが必須です。予約をしていないと試験が受けられませんので忘れずに予約をしてください。

・試験の合格率について

試験の合格基準は非常に厳しいため一発試験での中型免許限定解除の合格率は全体の20~30%程度と低く、1度の試験で受かるケースは非常に稀です。
場合によっては試験に落ちてから予約がしばらくとれないこともあります。

一発試験は費用面で大幅なコストダウンができますが、合格率や落ちたときのことを考えると教習所に通う方が短時間で取得できる可能性があります。

中型免許限定解除を行うと、運転できる車種が増え仕事の幅が広がります。また、大型免許の取得を考えている方は限定解除を行うことで、大型免許の取得費用が安くなります。仕事のキャリアアップをお考え中の方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。