フォークリフトの免許は自動車運転免許証と違って更新がありません。
そのため取得後に使用しない場合は大切に保管しておかなければ紛失してしまうおそれがあります。万が一紛失した場合は再度申請すると再発行してもらえます。
今回はフォークリフトの免許を再発行するときの必要書類や手順についてご案内いたします。
■フォークリフト免許再発行に必要な書類
・再交付申込書
フォークリフトの免許を紛失、損傷させてしまったときは再発行を行いましょう。
再発行には再交付申込書と滅失届が必要です。
それぞれの用紙は厚生労働省管轄の技能講習修了証明書発行事務局のサイトよりダウンロードすることが可能です。
・本人確認書類
再交付を申請する際、本人確認が可能な「運転免許証」か「健康保険証」が必要になります。顔写真付きの書類があった方が良いケースもありますので、運転免許書を持っていれば安心です。住所、氏名、生年月日やマイナンバーが記載された住民票(6カ月以内に取得したもの)でも構いません。ただしマイナンバーの通知カードは使用できません。
・顔写真
申込みには6カ月以内に撮影した顔写真が必要です。サングラスをかけている写真は使用できません。
顔写真は2サイズ必要になり、それぞれの用途とサイズは下記の通りです。
再交付申込書に貼付するサイズ 縦4.5cm×横3.5cm
技能講習修了証明書に用いるサイズ 縦3.0cm×横2.4cm
■フォークリフト免許再発行申請手続きの流れ
・受講機関を調べる
フォークリフト免許の再発行申請は、フォークリフト技能講習を修了した機関に依頼します。受講した研修機関がどこなのか忘れてしまった場合は「技能講習修了証明書発行事務局」に資格情報照会を申し込むことで確認できます。資格情報照会の申し込みと回答は郵送のみの受付になりますので、スケジュールに余裕を持って申し込みましょう。
なお、受講機関が再発行申請を受け付けていない場合、前出の技能講習修了証明書発行事務局でも再交付申請手続きができます。
・再交付申込書の必要項目を記入する
再交付申込書に「氏名・生年月日・住所・申込修了資格」などの必要事項を記入し、顔写真(縦4.5cm×横3.5cm)を貼付します。受け取りは窓口と郵送のいずれかが選べますので、どちらか希望する方の受取方法を記入しましょう。
・受講機関へ提出する
【窓口申請】をする場合
① 再交付申込書
② 本人確認ができる書類
③ 技能講習修了証明証用の写真(縦3.0cm×横2.4cm)
④ 印鑑
⑤ 発行事務手数料
以上5点を用意し、受講機関窓口を訪ねます。
証明書を損傷した場合は、損傷した証明書の複写も持参しましょう。
受付時間や発行事務手数料は受講機関ごとに違うので事前に問い合わせておきましょう。
【郵送申請】をする場合
① 再交付申込書
② 本人確認ができる書類
③ 技能講習修了証明証用の写真(縦3.0cm×横2.4cm)
④ 切手を貼付した返信用封筒
⑤ 発行事務手数料
郵送で申請を行う場合、発行事務手数料の振り込み方法や振り込み先を確認しておきましょう。また直接窓口に申込みをするよりも日数がかかるので日程に余裕を持ちましょう。
■フォークリフト免許の再発行に関する注意点
・結婚などで姓が変わったときにも再発行が必要
結婚や離婚などで名前が変わったときも、技能講習修了証明書を再発行する必要があります。※登録名を変更するため戸籍謄本などが必要になるケースもあります。
・窓口対応しているか事前に確認の必要
感染症などの影響により、窓口での再発行業務が一時休止される場合もあります。
郵送対応のみの場合、再発行までに一層時間がかかることが予想されるため、受講機関のホームページのお知らせなどをチェックしてください。
フォークリフトを操作するときはフォークリフト免許を携帯しなければなりません。
そのため免許を紛失や破損させたり名前が変わったときはできるだけ早めに再発行申請手続きに着手しましょう。必要書類を用意し、営業時間などをしっかり調べて窓口か郵送のいずれかで申込んでください。