種類で変わる!? ダンプカーの高価買取りにつながる3つの知識

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ダンプカーを高価買取りしてもらうためには、3つの知識を押えておくことが大切です。その3つとは、ダンプカーの特徴と需要、事前準備、査定方法。ここでは、特に大型ダンプカーを高く売るために、必要な知識をご紹介します。

ダンプカーの買取は何が大切なのか

ダンプカーを高価買取りしてもらう方法は、実はそれほど難しいことではありません。ダンプカーの特徴と、それを欲しがっている買取業者や、その販売先が何を求めているかを知れば、もっと高い金額で売ることができます。
まずは、ダンプカーの特徴と需要を知った上で買取価格を把握することが大切です。ここでは、ダンプカーごとの違いと高額買取りにつながる査定の基準についてご紹介します。

土砂ダンプと土砂禁ダンプの違い

まずはダンプカーの特徴をつかんでおきましょう。ダンプには、さまざまな種類がありますが、大きく分けると「土砂ダンプ」と「土砂禁ダンプ」の2タイプがあります。それぞれ仕組みや用途が違うので、しっかり理解しておきましょう。

土砂ダンプ(通常タイプ)

ダンプカーはトラックの一種で、荷台を傾けて荷物を下ろすことができるものを指しています。その中でも一般的に「ダンプカー」と言われて想像するのは、こちらの土砂タイプでしょう。
基本的には名前の通り、「土と砂の運搬が得意」なタイプです。荷台を上げると土・砂が流れ落ちるようにするため、後ろのあおりが蓋式で開く形式になっています。

土砂禁ダンプ(深ダンプ)

あおり(荷台の囲い部分)が深くなっていることが、土砂禁ダンプ、あるいは深ダンプと呼ばれるダンプカーの特徴です。土砂は運べませんが、あおりが深いため、「軽くてかさばる物の運搬に最適」です。
主に産業廃棄物や、家畜用の飼料、家屋等の残骸を運搬することに適しています。後ろの扉も観音開きになっており、荷台を上げるだけでは積載物が落ちないようにできています。

このようにダンプカーは、使用目的が違うので、需要もそれだけ違いがあります。買取を依頼する際は、使用目的に応じて、どの業者にお願いした方が良いかを考えておくことが大切です。

土砂ダンプと土砂禁ダンプ(深ダンプ)の需要

ここでは、土砂ダンプと土砂禁ダンプ(深ダンプ)におけるそれぞれの需要についてご紹介します。

土砂ダンプの需要

中古の土砂ダンプは、以前はどちらかと言えば、海外を中心に人気がありました。しかし、近年では震災をきっかけにして、国内でも需要が高まっています。それぞれ人気の理由を

・海外で人気のある土砂ダンプについて
海外では丈夫で長持ちであり、それなりの価格で購入することができる日本製の中古車が重宝されています。もちろんダンプカーも人気の車種であり、事故車や傷が付いているものでも、使用に問題がなければ、積極的に輸出されています。実用性と耐久性が重要だと言えるでしょう。

・国内でも需要が高まっている土砂ダンプについて
国内では震災の復興や、オリンピックに向けた建設などが増えていることから、大型で積載量の多いダンプの需要が高まっています。また道路整備などでも活躍しているため、つねに一定以上の需要がある車両であると言えるでしょう。

土砂禁ダンプ(深ダンプ)の需要

土砂禁ダンプは、その名前の通り、土砂を積むことができないことが特徴です。土砂禁ダンプの需要について紹介する前に、どうして土砂を積んではいけないのか、その理由を確認しておきましょう。

・土砂を積んではいけない理由
土砂禁ダンプは正式には、「土砂等運搬禁止車両」と言い、法律で土砂の運搬が禁止されています。その理由は「あおりの深さ=運べる容量」が関係しています。
また、ダンプを含めて車両には積載できる量が決まっていて、特に土砂を運搬するダンプは届け出が必要です。土砂禁ダンプは多くのものを運べるようにした代わりに、「土砂を積むと容量を超えてしまいやすい」という特徴があります。そのため、届け出を出しても許可されないので、土砂を積むことはできません。

・土砂禁ダンプ(深ダンプ)の需要
土木作業には使用できませんが、その他の軽くて量が多いものを運搬するためには最適です。あおりの形状も含めて、運ぶものに合わせてさまざまな種類があります。
言い換えると、土砂ダンプよりも目的と需要が細分化していることが特徴です。そのため、形状や買取業者によって買取金額が変わりやすい車種でもあると言えるでしょう。

このように、土砂ダンプと土砂禁ダンプは、求められている機能は違いますが、どちらも高い需要を持っています。そのため、高価買取りが期待できますが、そのまま売るのではなく、次に紹介するポイントをおえておきましょう。

土砂ダンプと土砂禁ダンプ(深ダンプ)を高価買取りしてもらうポイント

土砂ダンプと土砂禁ダンプ(深ダンプ)を高価買取りしてもらうために、おさえておいた方が良いポイントを紹介します。まずは、どちらのダンプにも共通するポイントを見てみましょう。

ダンプカーの高価買取りポイント

・車体を綺麗にしておく
問題なく走るかどうかといったことも重要ですが、車体が綺麗かどうかも判断材料です。汚れが酷ければ、それだけ大事にされていないと判断されてしまいます。整備状態の確認にも影響するため、なるべく綺麗に清掃しておきましょう。外側はもちろん、座席についた汚れも落とすことが大切です。

・説明書も用意して、ダンプの年式や機能など把握しておく
車に関する情報が少なければ少ないほど信頼も少なくなります。特に取扱説明書は、付属品の一部でもあるので、査定を依頼する前に探しておいて、詳しい情報を確認しておきましょう。

・大型ダンプは積載量が重要
やはりダンプカーは、一度に多くの量を運べることが重要なポイントです。特に積載量が重視される大型ダンプはそれだけ高価買取りの対象になっています。

土砂禁ダンプ(深ダンプ)限定・高価買取りポイント

土砂禁ダンプの場合、一般的なダンプと運用方法が違うので、以下のポイントをおさえることも重要です。

・エンジンやタイヤなどの予備パーツにも注意を払う
車体が大きく、特殊なパーツが付いていることも多い作業用車両の場合、エンジンやタイヤの交換費用も高価です。予備パーツが、そろっているほど高価買取りが期待できます。使っていないカスタム用パーツなどがある場合も、取り出しておきましょう。

・特殊な機能が備わっている
深ダンプのような特殊な車両は、荷台が活用出来てこそ価値があるとみなされます。積載量やパーツの豊富さだけではなく、運べる物の種類や、使用するときの便利な機能があるかどうかなどが大きなポイントです。

これまで見てきたように、土砂ダンプと土砂禁ダンプは、需要がある業界や見るべきポイントは違います。しかし、査定の仕方はどちらも同じです。高価買取りのポイントをおさえた上で

土砂ダンプと土砂禁ダンプ(深ダンプ)の査定基準は同じ?

ダンプを高く買取してもらうためには、気をつけておいた方がよいポイントが、いくつかあります。査定内容については基本的な部分は共通していますが、それぞれ需要が異なっていることに注意しましょう。

・ダンプには一般的な査定相場がない
作業用の特殊な車両であるダンプカーは、使用する現場に合うかどうかが重要です。そのため、デザインや流行ではなく、ダンプカーの状態と、買取業者が持っている販売先の多さによって値段は大きく変動します。多くの販売ルートを持ち、さまざまな種類のダンプを買取している業者を選ぶと良いでしょう。

・どちらの需要が高いのか
基本的には土砂ダンプの方が需要も多く、万人受けすると言えるでしょう。また土砂ダンプは、土砂が漏れないようにするため、隙間ができないように造る必要があります。そのため新車購入の費用も高いことも、中古需要の高さに拍車をかけています。
土砂禁ダンプは需要が低いというわけではありません。欲しがっている買い手を探すことが難しい分、条件に丁度会う相手が見つかれば高く買取してもらえる可能性も高いのです。そのため土砂禁ダンプの買取は、特に販売先を多く用意している業者を選ぶことが大切です。

・査定では何が重視されるか
運ぶものは違いますが、多くのものを素早く安全に運べることが重要なのは、どちらも変わりません。そのため積載量が多く、使いやすいものが好まれるでしょう。
逆に自分では使いづらいダンプだと思っていても、違う業種なら運搬物や現場にピッタリだということもよくあります。どうせ安いだろうとあきらめずに、そのダンプを欲しがっている買取業者を見つけましょう。

どのダンプも大事に所持していれば高価買取りしてくれる!

土砂ダンプと土砂禁ダンプはそもそも積む荷物の用途が違いますので、別の車と考えて良いでしょう。ダンプと言うのは荷台を斜めに持ち上げる車の事を総称して呼びます。その中でもダンプ=土砂というイメージが強いため、土砂を積むダンプとそれ以外の荷物を積むダンプとで分けられたのでしょう。
しかし、形式は違っていても、適した現場に販売されて、長く使えることが重要という点は変わりません。そのためこれまで大事に使っていたどうかが、買取金額にも大きく影響してきます。乗りつぶすのではなく、売ることを前提にして運用することを心がけておくことが大切です。
また、年式が古く、故障してしまったダンプでも、買取ってもらえる可能性があります。そうしたダンプのパーツは新しいものは手に入れづらいため、修理用のパーツ取りの需要が高いのです。こういう例もあるので、高価買取りが期待できないダンプでも、まずは査定に出してみましょう。

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