いすゞトラックが一番高い買取金額で取り引きされる?その理由は?

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

買取金額の高いトラックといえば、国内で高いシェアを誇るいすゞのトラックです。最近では海外からの需要が増えたことで、大型トラックの買取金額が高騰しています。いすゞトラックが注目される理由と、買取金額の相場について見ていきましょう。

人気を誇る「いすゞ」のトラック

国内で高いシェアを誇るトラックメーカーといえば、「いすゞ」と「日野」が挙げられます。特にいすゞは、多くの中小企業にも支持されているメーカーであるため、街中でもこのメーカーのトラックをよく見かけます。中古トラックの買取においても、高い知名度と需要の高さから、いすゞの買取金額は高く設定されています。
ここでは、需要があるいすゞのトラックの基礎知識と買取金額の事例をご紹介します。

日本のトラックメーカー「いすゞ」とは?

いすゞは、日本のトラックメーカーの中でも古い歴史を持つ企業のひとつです。特徴はなんといっても価格の安さ。値引き幅が大きいため、資金の少ない中小企業に高い需要があります。代表的な車種は、小型トラックの「エルフ」、中型トラックの「フォワード」、大型トラックの「GIGA」です。

いすゞトラックの特徴

いすゞトラックの特徴は、高い認知度とコストパフォーマンスの高さにあります。2トントラックではトップクラスのシェア率であり、テレビCMも放映されていることから、国内での認知度は非常に高いです。購入価格が安いのも特徴で、多くの中小企業が購入しています。また、購入した企業が多いということで、国内での実績や信頼性も高いです。
いすゞはディーゼルエンジンの技術力が非常に高いことで有名です。エンジンの振動や騒音が少ないため、ドライバーにとって乗りやすく、さらに騒音の低さから周辺への負担を軽減できるなど、さまざまな魅力があります。

大型トラックが注目を集めてきている

現在国内では、トラックの需要が減少してきています。原因は、全国的なトラックドライバーの不足によって、倒産する運送会社が増えているからです。また、通販サービス利用者の増加により、1つの地域ごとの集配密度が上がりました。これにより、燃料費や整備費などがかかるトラックより、短距離で対応できる自転車やリヤカーへと需要がシフトしてきているのです。
運送業者以外にも、建設会社や農業においても、不況による倒産や後継者不足などにより、トラックを所持する会社は減少傾向にあります。しかし、こうした状況でも、大型トラックを買取するという企業が多いことに疑問を持つ人も多いでしょう。その理由は、海外で高い需要があるからです。
日本製のトラックは海外で高い評価があります。さらに、発展途上国などではインフラの整備や建物の建設が加熱しているため、大型トラックの需要が特に高まっているのです。日本製というブランドのおかげで、国内では買い手がつかないような中古のトラックにも高い値段がつけられます。経営の縮小によってトラックを売却したい人や、アウトソーシング化によってトラックを処分したい人は、まさに今が売りどきだといえるでしょう。

大型トラックの買取金額の相場

一般的に車の買取金額は、売却する車の状態によって大きく左右されるといわれています。大型トラックの買取金額も同様であり、状態の良いトラックなら、高値で買取ってもらえるでしょう。

GIGA(ギガ)トラックの中古市場の買取相場

買取業者が販売価格の70%で買取るとした場合、買取金額の相場は約125万から1,120万円です。価格差が大きいのは、中古車は車の状態や年式、走行距離によって価格が大きく変動するからです。新品同様のトラックなら高値がつきますが、何十年と乗り続けてボロボロになったトラックの場合、安い値段でしか買取ってくれません。

1,120万円の買取金額がついたギガは?

【車種】
ウィング・4軸・低床・25トン・フルキャブ・フルエアサス
【年式】
2017年
【走行距離】
約510km

125万円の買取金額がついたギガは?

【車種】
アルミウィング・4軸・底床・アルミホイールステンレスロックバー
【年式】
2004年
【走行距離】
約100万km

買取金額はさまざまな条件によって変わる

上記の例のように、トラックの買取金額は条件次第で10倍近く値段が変わることがあります。
走行距離が長い車でも、整備やクリーニングを欠かさず行い大切に乗っていた車なら、高い値段がつくことがあります。逆に、サビや整備不良による問題がみられるトラックは、安い値段しかつけてはくれません。
状態の悪いトラックを売却する場合は、クリーニングや簡単な整備を行うことで、買取金額を高くすることができるでしょう。

業者によって買取の価格も変わる

より高い金額で大型トラックの買取処分をしたい場合、トラックをより高い値段で査定してくれる業者をみつけることも重要です。業者によっては、特定の車種を高額買取しているところや、事故車や不動車でも査定してくれるところもあります。
所有している車がどんな車かをしっかり確認し、その車を高く買取ってくれる業者を探すと良いでしょう。インターネットで業者のサイトを検索すれば、各業者がどんな車を高く査定しているのか把握できます。

買取金額が高い車種

大型トラックの中で、買取業者が最も高い買取金額を提示したのは、どんな車なのでしょうか。参考として、買取・販売価格や需要が高い順にトラックの車種を1位から5位まで並べ、それぞれの代表例をピックアップしました。

買取金額が高い大型トラックトップ5

買取ランキング1 ダンプ

【車種】
いすゞ ギガダンプ 極東開発製 2デフ
【年式】
H18年
【走行距離】
549,000km
【車検】
車検切れ(ナンバー付き)
【排気量】
記載なし(エンジン馬力 400ps)
【中古販売価格(税込み)】
5,702,400円

買取ランキング2 セルフローダー

【車種】
三菱ふそう キャンター セルフローダー
【年式】
H21年
【走行距離】
317,000km
【車検】
なし
【排気量】
4,890cc
【中古販売価格(税込み)】
4,266,000円

買取ランキング3 クレーン付き平ボディ

【車種】
いすゞ フォワード セルフクレーン
【年式】
H7年
【走行距離】
107,000km
【車検】
なし
【排気量】
記載なし(210ps)
【中古販売価格(税込み)】
4,082,400円

買取ランキング4 アルミウィング

【車種】
UDトラックス コンドル アルミウィング
【年式】
H25年
【走行距離】
588,000km
【車検】
H30年2月7日
【排気量】
4,670cc
【中古販売価格(税込み)】
3, 996,000円

買取ランキング5 冷凍冷蔵車

【車種】
いすゞ フォワード 冷凍バン
【年式】
H21年
【走行距離】
254,000km
【車検】
車検なし
【排気量】
5,190cc
【中古販売価格(税込み)】
3,989,000円

需要が高まっていく「いすゞの大型トラック」

いすゞの大型トラックは、知名度や実績の高さから、需要の高いトラックだといえます。買取業者が最も気にするのが、買取った車が希望額で売れないことです。オートオークションなどに出品する場合、状態の悪い車や、有名でないメーカーの車の場合、需要の低さから希望する価格で売れない場合があるのです。
いすゞであれば、知名度や需要が高いため、売れない業者の希望通りの価格で売れやすい。つまり、業者にとってはリスクの低い車となるので、高い買取金額を提示しやすくなるかもしれません。海外へトラックを輸出する業者に関しても、有名ブランドであるいすゞなら、高い値がつくでしょう。
このように、需要の高まっているいすゞの大型トラックは、買取を依頼することで高く買取ってくれる可能性があります。いすゞの大型トラックをお持ちなら、需要が高まっている今、査定に出して買取してもらいましょう。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。