免許停止

免許停止についての基礎知識 免停になる期間・点数・講習内容を解説

免許を取得した際、運転手が注意すべき重要なものが「免停」になります。免許停止については皆さまもなんとなく解るかと思いますが、実際に免停になってしまう場合はどういう手続きをしたらいいのか解らないという方も多いと思います。免停になる前にこれらの手続き・流れはしっかり把握しておきましょう。

 

 

■免許停止処分とは!?

スピード違反などの交通違反を積み重ねると、免許停止処分となり、運転できなくなってしまいます。免許停止処分となる方は毎年30万人を超えている状態になっているので、免停に関する基本的な知識を身につけて、安全な運転を行ってください。

 

 

・過去3年以内の回数が対象

交通違反を犯した場合、違反点数が付けられていきますが、基本的に免許停止や免許取り消しといった行政処分歴は「過去3年以内」のものとなっており、3年を超えるものは計算から除外されます。ただし、3年経過しても、違反歴や行政処分歴は消えるわけではなく、履歴は残り続けています。

 

 

・1年間、無事故無違反の場合

違反を犯す度に、違反点数は溜まっていってしまいますが、これをリセットする方法もあります。1年間、無事故無違反で過ごすことです。1年間無事故無違反の期間ができると、3年を待たずして、行政処分歴が0回となり、計算されなくなります。違反点数が溜まってしまっている方は、安全運転をこころがけ、無事故無違反を貫いてください。

 

 

・通知書の受け取り

免停になってしまったときに、気をつけなればならないのは、免停になる日付です。実は交通違反を犯したからといって、すぐに免停になるわけではありません。行政側から正確な免許停止日が記載された通知書が送られてくるので、注意しておきましょう。

 

免停の通知書は通常1ヶ月~2か月程度で届けられます(違反の内容や点数によっては2か月以上かかるケースもあります)通知は遅くに届くことが多いですが、必ず通知書の受け取りはしっかりしておきましょう。

 

 

■免停になる期間・点数

具体的に免停になる点数や期間はどのようなものなのか解説します。

 

・免停になる点数

違反点数は免許を取得した0点から始まり、交通違反や事故などを起こす度に加点されていきます。違反点数には「基礎点数」と「付加点数」という2つの種類があります。基礎点数は、違反の内容によって、決定される点数のことで、比較的軽度の軽い一般違反行為(速度超過や放置駐車違反など)は、1点~6点。危険性の高い違反(運転殺人やひき逃げ、飲酒運転)は、35点~62点の加算となります。点数の高い違反は、たった一回犯しただけでもすぐに免停となります。前歴がない場合、大体6~8点が免停になる点数と認識していいでしょう。

 

付加点数は基礎点数に加算される点数のことで、道路交通法に違反して人身事故を引き起こした場合や、建造物損壊事故などを起こした場合、その事故の内容に応じた点数が付加されます。

 

 

・免停になる期間

免停の期間は違反になった点数や回数に応じて、決定されます。大体30日、60日、120日、150日、180日という6種類の期間が一般的。免許停止になったことがない運転者の場合、累積点数が6~8点で30日間の免停。9~11点は60日、12~14点が90日になります。

免停になった回数が多いほど、少しの点数でも免許を停止させられてしまいますし、停止期間も長くなります。くれぐれも違反行為はしないよう心がけましょう。

 

 

■違反者講習について

免許停止処分になってしまった場合、講習に受けることで、免停期間を短縮することができます。受講するかどうかは本人の意思次第で強制ではありませんが、これから違反を犯さないようにするためにも、しっかり講習を受けていたほうがいいでしょう。

 

・講習区分・短縮日数

短期間の講習は免停期間が30日の運転者が対象で、講習時間は1日6時間のみで終了します。約20~29日間の短縮が期待されます。中期講習は、免停期間が60日の運転者が対象で、2日間で10時間の受講が必要になりますが、24~30日間の期間短縮が望めます。

長期講習は、90~180日の免停処分を受けた方が対象。2日間で合計12時間以上の受講が必要になります。免停期間が90日の場合:35日~45日、120日の場合:40~60日、150日の場合:50~70日、180日の場合:60~80日の短縮ができます。

 

・講習の内容

免停講習の内容については、ビデオや教本を使用した講義や運転の実技、適性検査、筆記による試験などが一般的です。免停期間が30日の場合、試験の結果が「優」であれば、停止期間を29日短縮することができます。反対にNGとなる行動(講習の妨げや他受講者への迷惑行為)をしてしまった場合は、短縮できる日数に悪影響を及ぼしてしまうため、くれぐれも迷惑行為は慎みましょう。受講可能な期間は処分当日~処分期間の半分が過ぎるまでの間となっています。

 

 

・当日必要な持ち物

講習当日は、持参すべきものをしっかり確認しておきましょう。必要な持ち物は運転免許停止処分書、受講申請書、印鑑、筆記用具、講習料金です。当日は運転実技がしやすいように動きやすい服装を着用していくといいでしょう。講習料金は、地域によって相場が変わってくるので、教習所の公式サイトなどを事前に確認しておくといいでしょう。

 

トラック運転手を目指す方、必見!必要な免許・取得について

トラックの運転手を目指している方もいると思いますが、自分が使っていきたい車種によって、取得すべき免許は変わってきます。

 

2017年の法改正では、トラックの運転に必要な免許が一部改正されたので、あらためて免許のことについて見直していく必要があるかもしれません。

 

 

■トラックの運転に必要な免許・資格

トラックドライバーに必要な主な免許をご紹介いたします。自動車によって、取得すべき免許は変わってくるので、しっかりと自分が運転したい車の種類を把握しておくことが大切です。

 

・普通自動車免許

2tトラックなどの小型トラックを運転できる普通自動車免許は、トラックを運転するのに、必要不可欠な免許となってきます。小型トラックは運べる量に限界がありますが、18歳以上の方であれば、比較的簡単に免許を取得することができます。中型・大型トラックを運転する場合は年齢制限がありますし、免許を保有するのにも経験が必要です。ステップアップのためにも、高校卒業して、すぐに取得できる「普通自動車免許」は持っておいたほうがいいでしょう。

 

・中型自動車運転免許

中型自動車免許は20歳以上で、普通免許取得後から2年以上の運転経験者が対象となる免許です。最大積載量、3t~ 6t未満、車両総重量が5t~11t未満のトラックであれば、運転可能。また、普通自動車免許では運転できない4tトラックも運転することができます。本格的なトラックドライバーは中型免許から!という人も多く、パワー・積載量ともに小型より、圧倒的に勝ります。運送会社では4トン車から給料が高くなるので、取っておいて損はないでしょう。

 

・大型自動車運転免許

大型免許は年齢が21歳以上で普通自動車の運転経験が3年以上の方に限定されています。大型免許を取得すると、積載量や、車両総重量などの縛りがなくなり、11t以上のトラックでも運転できるようになります。免許取得に多少時間はかかってしまいますが、トラックドライバーとしては最高位の資格で、幅広い仕事をすることができます。小型トラックの倍以上稼ぐことも夢ではないですし、大型免許を持っているだけで、業界では重宝される存在になれるので、トラックドライバーを目指すなら持っていたほうがいいでしょう。およそ10~14日程度で取得することが可能です。

 

 

■仕事の幅が広がる免許・資格

トラック運転手は運転するばかりではなく、他にも持っておくと便利な資格や免許があります。

 

・フォークリフト

トラックドライバーに必要な補助資格として「フォークリフト」は重要なものになってきます。昨今は、手積み・手下ろしでの作業は少なくなってきており、パレットを使用して、フォークリフトで荷卸しするケースが多いので、取得しておくと便利です。なんらかのトラブルでトラックが運転できなくなっても、フォークリフトがあれば、荷卸しの仕事をすることが可能になるので、いざというときでも、収入源が断たれることはありません、

 

・クレーン・玉掛け資格

建設や鉄鋼関係の工事現場などで必須になってくるのが、クレーン・玉掛けの資格です。荷積み・荷卸しの際に使用されるユニック車(クレーンを搭載したトラック)が運転できるようになることで、運搬できる荷物の幅も広がります。18歳以上であれば、簡単に取得できる資格ですし、トラックドライバーを辞めたあとでも、倉庫業などで経験を活かすことができます。

 

 

・けん引免許

けん引免許はトレーラーなどの大きな輸送車などを、トラックでけん引することができる免許です。一度に大量の荷物を輸送することが可能なので、需要が高いです。けん引免許は、普通・大型・大型特殊免許を所持している18歳以上の方と、意外と早くに免許取得することができますが、12メートル以上の長さがあるトレーラーを運送するには、それなりの経験と技術が必要になります。多くの方は、大型トラックで経験を磨いた後に取得するパターンが多いようです。

 

 

■トラック運転手の給料について

ここで、気になるトラック運転手の具体的な給料について迫っていきたいと思います。

 

・大型運転手の場合

大型ドライバーは、10トンを超える積載量のトラックを運転できる方を指します。用途に応じて形状も様々なものがあり、食品や家具を運ぶ「バン型」鉄鋼部品などを運ぶ「平ボディ」などがあります。大型ドライバーはトラック運転手のなかでも、トップクラスの年収を誇り、450~550万円を稼ぐ方もいらっしゃいます。

 

 

・普通・小型の場合

中型・小型ドライバーは、免許が取りやすく、運転もしやすいため、近年では女性のドライバーも活躍しています。中型の場合は、運ぶ貨物の種類も多く、雑貨物や企業間のルート配送も多いです。中型・小型ドライバーの平均年収は300~400万円ほどといわれています。

 

 

・長距離・短距離ドライバーの場合

走行距離によっても、給料の相場は違ってきます。地域密着型の配送ドライバーなどの短距離のエリアを往復する短距離ドライバーは350~550万円ほど。1日に数百kmも運転する長距離ドライバーは、拘束時間の長さや歩合制も絡んでくるので、450~750万ほどの年収が相場となってくるようです。

 

 

まとめ

トラックドライバーになりたい方は、自分がしたい仕事の形態(長距離か、短距離か)や運転したい車種(小型か大型か)をしっかり吟味して、自分の理想に合った免許を取得しましょう。