冬の車中泊、何に気を付ければいい?用意しておくべきものなどご紹介!

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冬の車中泊は寒さだけでなく、雪への備えも重要です。寒冷地を走っている方にとって、冬の車中泊は命にかかわることもあるので慎重になりますよね。これから冬に車中泊をするという方は、万全の状態を整えておきましょう。
今回は冬の車中泊についてご紹介いたします。

■これだけはNG!冬の車中泊でやってはいけない2つのこと

車中泊をする場合、絶対にやってはいけないことが2つあります。

・睡眠中のアイドリング

厳しい冬の寒さでは、車内も非常に冷え込みます。早朝は氷点下を下回るほど低い気温になることも珍しくありません。そのため、暖房をつけたまま睡眠をとろうかと思ってしまいます。
しかし、睡眠中のアイドリングは、雪や凍結によって排気口がふさがれてしまう危険があります。排気口がふさがれた状態だと、不完全燃焼を起こした一酸化炭素が車内に入り込み、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまいます。
また、アイドリングが原因のトラック火災にも要注意。アイドリングしながら運転席で眠ると、無意識にアクセルを踏んで空ぶかししてしまうことがあります。高速で回転したエンジンはオーバーヒートを起こし、最悪の場合火災へとつながります。
どちらも命にかかわるため、アイドリングしながらの睡眠はやめましょう。

・座ったまま睡眠をとる

長時間同じ姿勢でいると足元の血流が悪くなって血栓ができてしまいます、血栓が起こると肺の静脈を詰まらせてしまいかねません。この病気をエコノミークラス症候群といいます。
特に睡眠中は血流が遅くなるので、通常時よりもエコノミークラス症候群になるリスクが上がります。起床後はもちろん、休憩時にはストレッチなどで血流を良くしましょう。

■冬の車中泊に必須!用意しておくべきアイテム

冬の車中泊は下準備が大切です。持ち物も十分確認しておきましょう。

・防寒グッズ

睡眠時にエンジンを切るため、防寒グッズは必須です。毛布、カイロ、防寒着、冬山用の寝袋などを用意しておきましょう。

・アルミシート

100円ショップでも購入できるアルミシートは断熱材として活躍します。段ボールと組み合わせて窓ガラスを覆えば、侵入してくる冷気を遮断することもできます。

・電気毛布とバッテリー

シガーソケットで使える車用の電気毛布があります。シガーソケットがない場合はバッテリーを用意しておけば問題ありません。冬の車中泊でも寒くなりにくく快適に過ごせます。

・断熱シート

冬は寒さによってエンジントラブルが起こりやすい時期です。断熱シートをボンネットの内側に張り付けることで、エンジンの急激な冷えを防ぐことができます。

・食料や携帯トイレがあるとさらに◎
毎年、雪で立ち往生が発生しています。もし立ち往生になっても大丈夫なよう、食料や飲料、携帯トイレがあると安心です。

■車中泊の際にする準備

車中泊をする際は睡眠に入る前にやっておきたいことがあります。

・断熱

車内の冷えを少しでも抑えるには断熱が必要です。トラックの窓ガラス部分は冬の冷気がもっとも入り込みやすい場所なので、カーテンや断熱材を使って断熱を施しましょう。断熱性を上げるとともにプライバシー性も確保されるので安心して休めるようになります。

・身体の保温

人間は身体から熱を放出することで体温調整を行います。そのため、放熱が大きいと寒さを感じやすくなります。寒さを感じにくくするには保温の工夫をしましょう。
もし可能であればシャワーや銭湯で身体を温めておきます。難しい場合は登山用のインナーなどを活用してください。また、車は床からも冷えを感じやすいため、横になる場合は床に毛布やアルミシートを敷いて冷えを伝えにくくしましょう。

冬の車中泊は慣れている人にとっても辛いものです。車中泊をする際は十分な準備を行い、体を守ってくださいね。

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