3tダンプをメッキパーツでカスタム!おしゃれで美しいドレスアップをしよう

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

トラック メッキ

 

3tダンプをはじめ、多くのトラックから人気の高いメッキパーツのカスタム。

見た目が美しいという以外にも用いられるなりの理由があります。

しかし、メッキパーツでカスタムしたダンプは気を付けないと周囲の車の迷惑になりかねません。今回は3tダンプのメッキパーツによるカスタムの基礎知識をご紹介します。

 

■メッキ加工について

 

メッキパーツはダンプのカスタムの中でもかなり人気があります。

 

・メッキ加工のメリット

メッキ加工は表面に金属の膜を張る表面加工技術です。メッキ加工をすると、表面に光沢が出る、サビを防ぐ、耐摩耗性の向上などの効果が得られます。3tダンプのメッキ加工は主に、サビ防止と光沢をもたせる目的で行われています。

 

・メッキ加工の種類

メッキ加工は大きく分けて「湿式メッキ」と「乾式メッキ」の2種類があります。

湿式メッキはパーツを液体に浸して加工するのに対し、乾式メッキは真空状態で加工を施します。3tダンプに用いられるパーツの加工は、湿式メッキに分類される無電解メッキによってクロームメッキを施したものが一般的です。

 

・三価メッキと亜鉛メッキの違い

亜鉛メッキをそのままの状態で使用すると変色や腐食が進むので、三価メッキによる加工が必要になります。三価メッキを使うことで耐食性をもたせることができるようになります。

以前まで3tトラックに使われるパーツのメッキには六価メッキが使われていました。

2008年より環境負荷が高い六価メッキの使用が禁止され、代わりに毒性がない三価メッキが普及し、現在に至ります。

 

■3tダンプのメッキカスタム

トラック 

・サビ防止剤よりもメッキ加工はサビ防止力が高い

「サビ防止目的であればサビ防止剤で良い」と考えがちですが、メッキ加工にはサビ防止剤よりもはるかに高い防食効果があります。

特に、融解亜鉛メッキには犠牲防食作用と呼ばれる高い防食効果があります。サビ防止剤は塗装が剥がれると、剥がれた部分からサビついてしまいますが、亜鉛は剥がれても周囲にある亜鉛が電気化学作用を起こしてサビの発生を防ぎます。

・3tダンプでよくメッキカスタムされている場所

【タイヤホイール】

3tダンプのメッキカスタムでもっとも多いのがタイヤホイールです。タイヤホイールは雨水や泥による汚れや傷がつきやすい場所です。タイヤホイールをメッキカスタムすると、耐久性が向上するだけでなく掃除もしやすくなります。

 

【フロントパネル】

3tダンプのメッキカスタムの中でもっとも目立つ場所がフロントパネルです。正面部分で面積が大きい分、高い確率でカスタムされています。メッキカスタムをすることでフロントパネルが非常に長持ちし、洗車が楽になるというメリットがあります。

 

【ドア】

ドアがサビると開閉しにくくなり、ドライバーにとって使いにくいダンプになってしまいます。メッキカスタムをすることで、サビに強く水洗いで汚れが落ちやすいドアになります。

■3tダンプをメッキカスタムする際の注意点

トラック 夜

 

3tダンプはメッキカスタムが非常におすすめですが、気を付けておきたいこともあります。

 

・お手入れについて

メッキカスタムは日頃からお手入れしていないと、サビやくすみができてしまいます。洗車の際はカーシャンプーを使い、柔らかいスポンジなどで洗うと長持ちします。メッキは非常にデリケートなので、硬いスポンジや力を入れてゴシゴシ擦ることは避けましょう。

・サビやくすみができた場合

サビを落とそうと強く擦るとメッキが剥がれてしまいます。メッキパーツにはメッキ専用の錆取り剤を使いましょう。また、水垢はくすみの原因になります。こちらもメッキ専用クリーナーでやさしく落とすようにしてください。

・反射板とメッキプレート

3tダンプのボディの後ろには、後続車との衝突を防止するための反射板がついていることがあります。反射板の設置は法律に違反するものではありませんが、乗用車のヘッドライトが当たると非常に眩しくなり危険なので、メッキプレートを反射板として取り付ける場合は位置に気を付けるなど、ほかのドライバーに配慮することも大切です。

 

3tダンプをかっこよくするなら、メッキカスタムがおすすめです。見た目だけでなく、防食機能があるメッキで大切なダンプを守りましょう。

 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

SNSでもご購読できます。