よく使うものだから、軽トラもおしゃれにこだわりたいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、「どんなことをすればおしゃれに見えるのか分からない…」そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが「リフトアップ」です。リフトアップをすることで、少しシルエットがおしゃれな軽トラになりますよ。
今回はおしゃれな軽トラにおすすめのリフトアップに関するお話をさせていただきます。
■おしゃれな軽トラ「リフトアップ」がアツい
・軽トラもリフトアップできる時代がきた!
車高を上げるカスタムの「リフトアップ」がここ数年ブームになっています。
ブーム当初はクロカン四駆やシティ派SUVのリフトアップが人気でしたが、今では軽トラのリフトアップに注目が集まっています。
なお、軽トラのリフトアップには、いわゆる「ちょいアゲ」と「激アゲ」の2種類があります。
・ちょいアゲは初心者向き
ちょいアゲは名前の通り、ちょっとだけ車高を上げること。一般的には3cmくらいのリフトアップが多いようです。
「3cmなんてあまり変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、車高が3cmアップするだけでも十分リフトアップの効果を得ることができます。手軽なのでリフトアップ初心者におすすめです。
・激アゲは上級者向け
ちょいアゲでは物足りないという方におすすめなのが激アゲです。激アゲでは10cm近くリフトアップしますので、見た目が大きく変わります。純正にはないシルエットが楽しめるだけでなく、軽トラの使い勝手も維持したおしゃれな軽トラです。
■軽トラをおしゃれにする「リフトアップ」メリットやデメリットは?
・おしゃれな軽トラ「リフトアップ」のメリット
<走破性能アップ>
車高が上がることで装着できるタイヤが太くなり、雪の中や山道といった荒れた道でも路面の影響を受けにくくなります。
<視認性アップ>
リフトアップすることで運転中の視認性が高まり、周囲への注意力も上がります。
<車両が大きく見える>
リフトアップすると、見た目が大きくなったように感じられます。そのため、周囲からの視認性も上がります。
・おしゃれな軽トラ「リフトアップ」のデメリット
<風の影響と転倒リスクが上がる>
車高が高くなる分、高速道路走行時や強風時に前方から吹く風のあおりが強く感じられます。また、車高が高くなることで重心の位置も上がり、バランスが崩れやすくなる傾向があります。
<メーカーの保証外になることも>
リフトアップは改造に該当するので、タイヤ周辺がメーカー保証から外れる可能性があります。
<走行速度の低下>
大きなタイヤを付けると最高速度が低下し、発進加速も鈍くなります。坂道を走行する力が低下したように感じられることもあります。
■軽トラのリフトアップに関する疑問や注意すること
・リフトアップの疑問
<車検が通る車高はどれくらいまで?>
一般的に、車検に通るリフトアップは4cmが上限とされていますが、これは指定部品外のパーツを使用した場合です。指定部品を使用した場合は4cm以上のリフトアップでも車検に通ることがあります。ただし軽自動車の規格が全高2mなので、それを超えると車検が通らなくなります。
<構造変更のやり方は?>
検査協会に軽トラを持ち込んで、車検を受けます。最後に構造変更をしている旨を検査官に伝えると、再び高さの測定をしてもらえます。車検証に高さの記載をしてもらい完了です。費用は車検代に検査手数料として2,000円程度が加わりますが、検査協会によって費用が異なるので確認しておきましょう。
・リフトアップの注意点
リフトアップは改造に該当するので、場合によっては陸運局への改造申請提出が必須になります。特に5cm以上のリフトアップをする場合は注意が必要です。
リフトアップは足回りの改造になるので、アライメントの調整も必須です。
前から見たときにタイヤが内側に入り込んで斜めになっている場合はキャンバーボルトで修正しましょう。
また、リフトアップするとヘッドライトの照射角が変わるので、ヘッドライドの調整も必要になることがあります。リフトアップが終わったら、必ずこの3つを確認するようにしてください。
リフトアップはおしゃれな軽トラになるだけでなく、業務の向上面でも人気が高いという理由があります。見た目がおしゃれかつ、性能が上がった軽トラを運転する際は今までより車体が大きくなったことを意識してください。