重機

重機オペレーターになりたい!必要な資格やなる方法は何がある?

重機オペレーターは必要とされる現場が多く、非常に重宝されるため手に職を付けたいという方にとっておすすめの仕事です。しかし、重機オペレーターになるには資格が必要になります。

今回は重機オペレーターが必要な重機の種類や、資格についてご紹介いたします。

■重機オペレーターとは

まずは重機オペレーターがどのような仕事なのかをご紹介いたします。

・重機オペレーターとは

重機オペレーターとは、建設現場や工場などで使われる重機を操縦する人のことです。人力では移動や運搬が難しい大きなものや重たいものでも、重機を使えば簡単に動かすことができます。しかし、重機の操縦には資格が必要なため、誰でもすぐになれるわけではありません。事故を防ぐためにも、適切な運転ができることが重機オペレーターには求められます。

・重機オペレーターが必要な重機の種類

重機オペレーターが必要になる重機の種類を簡単にご紹介いたします。

<フォークリフト>

フォークと呼ばれる部分で荷物を持ち上げて、業務に応じてさまざまな荷物を運ぶ重機です。主に工場で使われており、重機の資格の中では取得難易度が低いといわれています。

<ロードローラー>

地面を平地にする際に使われる重機です。先端にあるローラーで地面を固めますが、種類によってローラーの大きさや数が異なる特徴があります。車以外に、手動で使うタイプもあります。

<油圧ショベル>

土砂の掘削作業で使われることが多い重機です。先端にあるバケットで作業を行います。建設現場や土木工事の現場で使われています。

<ブルドーザー>

全面にブレードが付いており、進行しながら土砂を掘削したり、移動する重機です。乾地と湿地では種類が異なるため、状況に適した種類のブルドーザーを使います。

<クレーン車>

物を吊るし、水平に運搬することができる重機です。クレーン車と似た車両にはユニック車がありますが、クレーン車は操縦と移動の際に同じ運転席を使うため、運転席は一つしかありません。

<高所作業車>

作業床と呼ばれるバケットを2メートル以上の高さに上げて、高所で人が作業できるようにする重機です。作業床を上げる高さによって必要となる資格が異なります。

■重機オペレーターになるには

活躍現場がたくさんある重機オペレーターになるにはどうすればいいのでしょうか。こちらで重機オペレーターになる方法をご紹介いたします。

・必要な資格の取得

前述でご紹介したように、重機オペレーターになるには資格が不可欠です。まずは運転したい重機の種類に応じて、必要な資格の取得を目指しましょう。もし、資格や免許がない状態で重機を運転すると違法行為として罰則が課されることもあるため、必ず資格を取得するようにしてください。

中には車両系建設機械の資格のように、同じ資格で複数の重機が操縦できるようになるものもあります。既に取得している資格や免許によって、講習時間が短縮できることもあるため、事前に確認してみましょう。

★重機オペレーターに必要な資格の一覧

<フォークリフト>

フォークリフト技能講習修了証、フォークリフト運転業務に関わる特別教育

<ロードローラー>

締固め用機械運転免許、大型特殊自動車免許、小型特殊自動車免許

<油圧ショベル>

普通免許、中型免許、大型免許、車両系建設機械運転技能講習、小型車両系運転建設機械の運転の業務に係る特別教育

<ブルドーザー>

車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習、大型特殊自動車免許、小型特殊自動車免許

<クレーン車>

クレーン・デリック運転士免許、移動式クレーン運転士免許

<高所作業車>

高所作業車技能講習、高所作業車特別教育

・学校に通う

重機オペレーターになる方法としてもっとも多く、おすすめなのが専門機関や教習所に通う方法です。国や自治体が運営する職業訓練所に通う場合は、資格取得にかかる費用を抑えることができますよ。

また、職業訓練所では資格取得後に就職のサポートを受けることもできるため、就職活動をしている場合は有利になることがあります。

・業務経験を積む

重機オペレーターになるには資格取得だけでなく、実際に業務経験を積むことも大切です。資格取得後も業務経験を積むことでスキルアップや転職に有利になります。

経験豊富な重機オペレーターは優秀な人材として重宝されますので、積極的に技術を磨いていきましょう。

重機オペレーターは多くの現場で活躍しており、人々の生活の支えになっています。就職や転職にも非常に有利になるため、作業現場で活躍したい方はぜひ目指してみてくださいね。

パッカーとはどんな車?パッカー車の基本情報をご紹介!

パッカー車のおもちゃ

パッカー車のおもちゃ

私たちの生活を支えるうえで非常に重要なパッカー車。これまでお世話になったことがないという方はいないのではないでしょうか。パッカー車は衛生的な暮らしを守るために非常に重要です。人の役に立っていると実感したい方にはぴったりかもしれません。

今回はパッカー車とはどのような車かをご紹介いたします。

■パッカー車とは

まずはパッカー車がどのような車か、種類と併せてご紹介いたします。

・パッカー車とは

「ゴミ収集車」と聞くとどのような車か想像しやすいのではないでしょうか。ほかには「塵芥車(じんかいしゃ)」と呼ばれています。パッカー車の正式名称で、車検証では塵芥車となります。

パッカー車は業界によって呼び名が異なる特徴がありますが、役割は車両の荷台部分にゴミを投入し、自動的に荷箱に押し込んで圧縮する機能を持った車両のことです。

・パッカー車の圧縮形式

パッカー車最大の特徴である、ゴミの圧縮方法には3種類あります。

<圧縮板式>

別名、プレス式と呼ばれている種類です。ゴミの投入口の手前と奥にある圧縮板の2段階で強力にゴミを圧縮することができます。手前ではゴミを細かく粉砕、奥では小さく潰す仕組みを持っています。

<回転板式>

パッカー車の背面

別名、巻き込み式と呼ばれています。圧縮板はなく、代わりに回転板があります。圧縮板式に比べてゴミを圧縮する力は弱く、ゴミを小さく潰すというよりも奥に押し込んでいく仕組みになっています。そのため、圧縮板式に比べると積載可能なゴミの量も少ないです。

<荷箱回転式>

別名、ロータリー式と呼ばれている種類です。巨大な円柱状のドラムが回転しており、投入口に入れたゴミが回転によって荷箱に送り込まれます。ドラム部分は常に回転しています。

3種類の中でもっとも圧縮する力が弱く、積載量も少ないため最近は減少傾向にあります。

■パッカー車の運転で気を付けたいこと

停車中のパッカー車

パッカー車はゴミを扱う仕事のため、マイナスなイメージがあるかもしれませんが、生活に欠かせない重要な役割があります。また、最近は規則正しい就業ができるため、以前よりも注目が高まっています。

パッカー車を使う仕事に就きたい方は下記の3点をよく覚えておいてくださいね。

・必要な免許

パッカー車の運転には特別な資格は必要ありません。パッカー車は運転免許さえあれば乗ることができます。ただし、パッカー車には小型から大型まで様々な大きさがあるため、運転する車種によって中型や大型免許が必要になってきます。

また、以前はマニュアル車が一般的でしたが、最近はオートマチック車のパッカー車も増えています。しかしパッカー車での活躍の場を広げたいのであれば、汎用性の高いマニュアル車の運転が可能な方が有利になるでしょう。

・操作は必ず複数人で

パッカー車では火災や回転板に巻き込まれるという事故の発生が報告されています。火災は可燃ガスを含んだカセットボンベが摩擦によって引火したとされており、作業員が1人であったために、回転板への巻き込みの際、停止ボタンを押すことができなかったことが原因です。巻き込み事故は特に起こりやすい事故とされており、万が一のことを考えて必ず2人以上で作業を行うよう徹底することが重要です。

・パッカー車の事故の多くは運転者の意識で防ぐことが可能

パッカー車で起こりやすい事故である巻き込みを含め、多くの事故は運転手や作業員の意識で大幅に改善されます。パッカー車の停止位置、作業手順、パッカー車の周囲の確認などは作業時には常に意識しましょう。

人々の暮らしを支え、衛生的な環境を維持するパッカー車の仕事は非常にやりがいがあります。安全にパッカー車を利用し、社会貢献を目指してみませんか?

ショベルカーの運転にはどんな免許が必要?資格と免許は別のもの!?

作業中のショベルカー

 

作業中のショベルカー

ショベルカーは建築現場や削岩などで使われており、運転ができると多くの現場で活躍することができます。これから新しく運転できる車両を増やしたい場合は、ショベルカーの免許を取得してみてはどうでしょうか。

今回はショベルカーの運転に必要な免許についてご紹介いたします。

■ショベルカーの運転に必要な免許とは

建設現場や工場などで活躍するショベルカーの操縦にはどのような免許が必要になるのでしょうか。ショベルカーの操縦には免許だけでなく、資格も必要となりますので併せてご紹介いたします。

・ショベルカーの運転に必要な免許

ショベルカーの免許とは、ショベルカーを公道で走らせる際に必要な運転免許を指します。運転したいショベルカーの大きさによって、普通自動車免許、中型自動車免許、大型自動車免許が必要になります。

普通自動車免許…車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満

中型自動車免許…車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満

大型自動車免許…車両総重量11トン以上、最大積載量6.5トン以上

・操作に必要な資格は2種類ある

重機を運転する男性

続いて、ショベルカーの操作に必要な資格です。こちらも操作したいショベルカーの大きさによって必要な資格が異なります。

<車両系建設機械運転技能講習>

3トン以上の車体重量があるショベルカーの運転が可能になる資格

<小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育>

3トン未満の車体重量があるショベルカーの運転が可能になる資格

・免許と資格、どちらか片方だけでも大丈夫?

ショベルカーを使った仕事がしたい場合、免許と資格の両方を取得することをおすすめします。免許がないと公道の移動ができず、資格がないとショベルカーの操作をすることができません。より活躍する機会が欲しい場合は、免許と資格の両方を取得しておきましょう。

もし無免許で公道を走行した場合は道路交通法違反、無資格で操作をすると現場の代理人が逮捕されてしまう可能性があります。

■ショベルカーの免許を取得する方法

ショベルカー

続いてショベルカーの免許や資格の取得方法についてご紹介いたします。

・運転免許

もっとも多いのは教習所に通って取得する方法でしょう。ただし中型運転免許は20歳以上で、普通自動車免許の取得から2年以上経過していること、大型運転免許は満21歳以上で、普通自動車免許取得から3年以上経過していることが条件です。所有している免許によって必要な講義が減るメリットがありますので、確認してみてください。

教習所に通う他、合宿に参加する方法と技能試験のみを受験する方法があります。

・操縦の資格

操縦の条件として、どちらも満18歳以上という条件があります。

<車両系建設機械運転技能講習>

学科13時間、実技25時間の合計38時間の講義受講が必須です。さらに資格取得には試験に合格しなければなりません。

なお、既に所有している免許や合格している試験がある場合、一部の受講内容が免除されることがあります。

受講にはおよそ4万円が必要になります。受講費用にはテキスト代、保険料、修了証の発行手数料が含まれていない場合があるため、受講する教習所に確認しておくことをおすすめします。

<小型車両系建設機械の運転の業務に係る特別教育>

こちらも学科と実技の受講が必須ですが、技能講習に比べて学科7時間、実技6時間で合計13時間と非常に短い時間で取得することができます。また、技能講習とは異なり、修了試験は必須ではありません。ただし受講する教習所によっては学科試験が設けられていることもあるため、確認しておくことをおすすめします。

受講には1万5,000円ほどが必要になりますが、こちらもテキスト代などが含まれていない場合があるため、詳しい金額は受講する教習所に問い合わせてください。

ショベルカーを自由に扱えるようになるには免許と資格の2つが必要です。免許には年齢が取得条件にあるため、少しでも早く活躍する機会を得たい場合は先に資格だけでも取得しておいてはどうでしょうか。

重機の耐用年数を知って経費処理を行おう!

重機 運転

 

重機など事業で必要になるものは経費で精算できますが、上限金額があるので一括購入をしても購入した年に全ての費用を計上することができません。そこで必要になるのが、減価償却という方法です。減価償却には重機の耐用年数が必要になります。

今回は重機の耐用年数耐用年数から減価償却をする方法をご紹介いたします。

 

■減価償却とは

減価償却の意味はご存知ですか?最初に減価償却について簡単にご説明いたします。

 

・減価償却とは

事業で使用するものは経費として計上できますが、1組10万円以上の高額なものは購入した年に全ての購入費用を1度で計上することができません。

そこで数年間にわたって分割して経費を計上することになります。この経費計上方法を減価償却と呼びます。

 

・耐用年数の意味

減価償却では耐用年数を用いて会計処理を行いますが、耐用年数は実際に使用できる年数のことではありません。重機などの耐用年数は税制上の「減価償却資産の耐用年数に関する省令」によって定められており、経費計上を行う期間のことを指します。

 

・耐用年数の計算方法

新品の重機を購入した場合は、法で定められた耐用年数が当てはまりますが、重機を中古で購入した場合は耐用年数を計算で出さなければなりません。

売却時に法定耐用年数がまだ残っている場合と、残っていない場合では計算が異なります。

 

<法定耐用年数が残っている場合>

耐用年数=(法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×20%)

 

<法定耐用年数が残っていない場合>

耐用年数=法定耐用年数×20%

どちらの計算でも1年未満の端数切り捨てです。また、計算で2年未満になる場合は耐用年数が2年に引き上げられます。

 

■重機の耐用年数

工事

 

ここでは3種類の重機の耐用年数をご紹介いたします。

 

・油圧ショベルの耐用年数

26 林業用…5年

29 鉱業用…5年

29 採石業用…5年

30 建設業用…5年

41 港湾運送業用…5年

55 廃棄物処理用…8年

 

・ブルドーザーの耐用年数

26 林業用…5年

29 鉱業用…5年

29 採石業用…5年

30 建設業用…5年

41 港湾運送業用…5年

 

・ホイールローダーの耐用年数

26 林業用…5年

29 鉱業用…5年

29 採石業用…5年

30 建設業用…5年

41 港湾運送業用…5年

 

重機の耐用年数は基本的に5年となっていますが、全てが当てはまるわけではありません。重機の耐用年数は重機の種類ではなく、用途によって異なります。

 

■定額法と定率法

定額法

 

減価償却には定率法と定額法の2種類があります。それぞれの計算方法についてご紹介いたします。

 

・定額法とは

定額法は毎年同じ金額を計上する方法です。例えば200万円で耐用年数が5年の重機を購入した場合、毎年40万円ずつ計上することになります。

 

・定率法とは

定率法は重機を購入した初年度に大きな金額を計上し、徐々に計上する金額が少なくなる方法です。200万円で耐用年数5年、償却率0.5の重機を購入した場合、初年度は「200万円×0.5=100万円」となるので100万円が計上する金額になります。2年目は「(200万円-100万円(前年度計上分))×0.5=50万円」となり50万円が計上する金額になります。

このように定率法では耐用年数の間、前年度までに計上した金額を購入費用から引いて計算しなければなりません。

 

・どちらの計算方法が良い?

計上できる金額は定額法と定率法のどちらも最終的に合計が同じ金額になります。そのため、どちらの計算方法をとっても損得があるというわけではありません。

定額法は一定金額を計上し続けるので会計処理が簡単に済むというメリットがあり、定率法は初年度から大きな金額を計上できるというメリットがあります。

どちらの計算方法が良いかは企業の金銭状況などによって決めることをおすすめします。

 

重機の耐用年数を知ることで減価償却が可能になります。是非ご自身の重機について耐用年数や計上できる経費について考えてみてください。

 

ダンプの耐用年数はどれくらい?減価償却について知っておこう

ダンプカー

ダンプカー

運送業の主戦力であるダンプカーはトラックと法定耐用年数が異なることをご存知ですか?ダンプカーの耐用年数を知っておかないと、経費として計算する際に困ることがあります。今回はダンプカーの耐用年数についてご紹介いたします。

 

■ダンプカーの耐用年数について

 

まずは法的なダンプカーの耐用年数についてご説明いたします。

 

・何故耐用年数が決まっているのか

業務車両として使われるダンプカーは固定資産であり、購入時を起点に経年と使用によって次第に価値が下がります。

ダンプカーを購入した年に経費として購入費用が計上できない代わりに、国税庁の定めた法定耐用年数の期間内であれば減価償却費用として会計処理が行えます。

法定耐用年数とは、減価償却が完了するまで経費として計上する際に必要な基準です。

一般的にいわれる耐用年数は「会計処理上の耐用年数」と「実際に使用可能な耐用年数」の2つの意味を持ちます。

 

・新品ダンプカーの耐用年数と中古ダンプカーの耐用年数

国税庁が定めたダンプカーの法定耐用年数は4年です。ただし、この「4年」は新車のダンプの場合です。中古のダンプを購入した場合は「法定耐用年数の20%に相当する年数」が耐用年数となります。算出した耐用年数が2年に満たない場合は自動的に2年まで引き上げられます。そのため、中古ダンプの法的耐用年数は2年となります。

トラック(貨物自動車)はダンプ式とダンプ式以外で耐用年数が異なりますので、間違えないようにしましょう。

 

 

■ダンプカーの減価償却の考え方

ダンプカー 減価償却

 

ダンプの減価償却を行うにはどうすれば良いのでしょうか。こちらで減価償却の考え方についてご紹介します。

 

・減価償却とは

減価償却とは、経年と使用によって価値が減少する固定資産を時間の経過に合わせて会計処理することを指します。

たとえば1,000万円のダンプは購入から1年経過したものと3年経過したものでは3年経過したものの方が価格は下がりますよね。この価値の低下は経年などによるためですが、減価償却を行わなければ3年後も新車同様の価値があると判断され、新車相当の税率が適応されます。減価償却処理を行うことで、減少した価値を適正に割り出すことができるため、無駄な税金を支払う必要がなくなります。

 

・減価償却の計算方法は2種類

減価償却の計算方法は2種類あります。

固定資産の種類によっては定額法しか選べないこともありますが、車両は事業主の方針によってどちらの計算方法をとるのか選ぶことができます。

 

<定額法>

ダンプの購入費用を耐用年数で割った定額を対象期間で計上する方法です。

ダンプの場合は法廷耐用年数が4年なので、購入費用を法定耐用年数の4で割った額を計上します。毎年評価価値が一定なので、計上しやすい方法です。

ただし4年目は計上額から1円を引いた額を計上します。(1円は対象となるダンプが経理上現存することを証明するためです。)

 

<定率法>

通常、備品は1年目にもっとも価値があり、以降は次第に価値が下がっていきます。

定率法はこの価値の変動に合わせて価値が高いうちに多めに税金を支払うという方法です。

最初に多めに税金を支払うことで、買い替え時の負担を軽くしたい場合に有効な方法です。なお、定率法では年度ごとに何割を計上するかが決まっています。

 

 

■知っておきたいダンプの耐用年数に関する知識

ダンプカー

 

ダンプの耐用年数に関する考え方はお分かりいただけたでしょうか。

最後にダンプの耐用年数に関する補足をしたいと思います。

 

・法定耐用年数と車両耐年数は違う

ダンプの法的耐用年数は4年ですが、4年経過したら使えなくなるのかというと、そうではありません。法的耐用年数は会計処理上で必要な基準であり、4年後には経費として計上することはできませんが、実際はそのまま使用を継続することはできます。

 

・耐用年数が長いダンプは高額で買取ってもらえることがある

ダンプを買い替える際、耐用年数の残っているものの方が高価買取してもらいやすくなります。ただし、耐用年数を超えていてもフルモデルチェンジが行われていないダンプであれば高額査定の対象になりますので、高価買取を狙う場合はフルモデルチェンジが行われる周期なども確認しておきましょう。

 

・日頃のメンテナンス次第で車両耐用年数は延ばせる

車両耐用年数(実際に使える期間)を延ばしたいのであれば、日頃からしっかり点検やメンテナンスを行うことが重要です。また、丁寧な運転を心がけることでダンプへの負担が少なくなり、車両耐用年数を延ばすことに繋がります。急発進や急ブレーキはダンプへの負荷がかかりやすいので安全運転を心がけましょう。

 

耐用年数には法的耐用年数と車両耐用年数の2つがあります。

車両耐用年数は使い方次第で変わります。少しでもダンプを長く使いたいのであれば、いつも点検やメンテナンス、安全運転を心がけるようにして下さい。

 

ダンプカーの過積載は非常に危険!過積載の目安や事故について

ダンプカー

ダンプカーをはじめ、運搬を仕事にしている方にとって慎重にならなければいけない過積載。「少し超えてしまったけど、まあ大丈夫だろう」と思っていると、取り返しのつかない事故に繋がりかねません。

今回はダンプカーの過積載について、過積載の目安や罰則、事故の実例を紹介いたします。

ダンプカー

 

■ダンプの過積載の目安とは

 

まずはダンプの過積載の目安についてご紹介します。

 

・ダンプカーは3種類に分けられる

ダンプカーは小型・中型・大型の3つに分類されます。それぞれの過積載の目安をご説明します。

 

<小型ダンプ>

小型ダンプとは、最大積載量2t~3t程度のものが該当します。

 

<中型ダンプ>

中型ダンプとは、最大積載量3~6.5t未満のものが該当します。

一般的に「4tダンプ」と呼ばれますが、積載量は架装によって変わるため実際には4tの量を運ぶことができないものもあります。

 

<大型ダンプ>

大型ダンプは最大積載量が6.5t以上のものが該当します。

 

詳細な最大積載量についてはメーカーや車種、架装によって異なるため、事前に最大積載量を把握することが重要です。ダンプには最大積載量を減らす減トン、最大積載量を増やす増トンといった改造を行っているダンプもあります。土砂などは水を含むと本来よりも重くなってしまうので、運ぶものの状態にも気を付けなければなりません。

 

 

■ダンプの過積載をすると…

ダンプカー

 

中型ダンプと大型ダンプで過積載をしてしまった場合どうなるのでしょうか。

こちらでは過積載を行った中・大型ダンプの処遇についてご紹介します。

 

・悪質な過積載に対するドライバーへの措置

過積載の量刑は、最大積載量に対してどれくらいの割合で過積載が行われたかを基準に考えられます。

最大積載量に対して5割未満の過積載は、反則点数1点と反則金30,000円が課せられます。

過積載が5割以上の場合は違反点数3点、反則金40,000円、10割を超えた場合は反則点数6点、6ヶ月以下の懲役または罰金10万円以下となります。

悪質な過積載の場合は、即時告発の対象となり罰金100万円以下になることもあります。

 

・運送会社への措置

過積載を行ったドライバーが所属している運送会社や企業にももちろん罰則が下ります。運送会社への罰則は運行管理者資格者証の返納、資格取り消しが行われます。

また、過積載運行が計画的に行われている、指導や監督不行き届きなどが発覚するといった場合、運送業そのものが行えなくなるため、ドライバーだけでなく運送会社も十分に気を付けねばなりません。

 

・荷主への措置

最近は荷主が過積載を強要することもあるため、荷主も責任の対象に含まれます。

荷主側で過積載になることを把握していながらドライバーに荷物を引き渡しすることは道路交通法で禁止されています。

違反した場合、警察署長から再発防止命令が下され、さらに再発防止命令を違反した場合、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科されます。

過積載を前提とした運送費の値引き交渉も罰則の対象となります。

 

・何故過積載は駄目なのか

ダンプが走行する公共の道路や橋などは強度が設定されています。

基準を超えた過積載のダンプが通ることで破損や事故に繋がりやすくなります。

また、過積載はダンプのブレーキが利かなくなり、転倒するリスクも高まります。

交通の安全を守るためにも、過積載は絶対にやめましょう。

 

 

■ダンプの過積載が原因となった事故

ダンプカー 事故

 

 

過積載を行ったダンプの事故には悲惨なものが多くあります。

最後に過積載に関する事故について3つご紹介します。

 

・トレーラーが横転して1名が亡くなった事故

2006年の7月に静岡県で起こった事故です。

国道1号バイパスで過積載を行ったトレーラーが横転し、歩行者であった当時20歳の女性が下敷きになり死亡しました。ドライバーは業務上過失致死罪に問われ、静岡地裁に懲役2年6ヶ月の実刑を命じられました。

 

・線路に侵入したダンプが電車と衝突した事故

千葉県の工場で最大積載量の4倍にあたる山砂を積み、時速およそ40kmで走行していた大型トラックが坂道の下りに差し掛かったところでブレーキが利かなくなり、そのまま近くの線路に侵入、電車と衝突しました。電車の運転士は死亡、乗客67名が怪我を負いました。また、電車の1車両目は大破し、2両目から4両目までも破損しました。

 

・タイヤが破裂し7名が亡くなった事故

2004年に岐阜県で起こった事故です。

トンネルの出口付近でトラックと乗用車が衝突し、乗用車に乗っていた家族5名とトラックのドライバー2名が亡くなりました。トラックには最大積載量のおよそ1.5倍にあたる建築資材4.5tが詰まれていました。

 

ダンプだけでなく、過積載は大きな事故に繋がります。

「少し超えたけど大丈夫だろう」という安易な考えは、ドライバーの命だけでなく他の人の命まで奪いかねません。

過積載はドライバーや運送業に関わる全ての人が気を付けなければならないことです。

当事者意識を忘れずに、日々の業務に励みましょう。

 

フォークリフトの点検にはどんな種類がある?

フォークリフト点検員

 

フォークリフトを安全に使うには日頃の点検が欠かせません。

しかしフォークリフトの点検についてよく分からないという方もおられるかと思います。

今回はフォークリフトの点検についてご紹介いたします。点検の方法についてしっかり覚えておきましょう。

■フォークリフトの点検には3種類ある

 

フォークリフトの点検は3種類あり、全て義務づけられています。

 

年次検査

年次検査は正式名称を特定自主検査といい1年に1度実施しなければなりません。

この点検は有資格者のみ実施を認められているため業者や有資格者に依頼して行います。

フォークリフトの台数が多い場合、点検に時間がかかることもあるので代車を用意しておくと安心です。

 

月次検査

月次検査は正式名称を定期自主検査といい、最低でも1ヶ月に1度以上は実施する必要があります。月次検査は資格者でなくても行うことができます。

 

始業前点検

始業前点検はフォークリフトで荷役作業を始める前に行う点検です。フォークリフトは毎日たくさんの荷物を運ぶため、こまめな点検が事故防止に繋がります。始業前点検も資格者でなくても行うことができます。

 

 

■フォークリフトの点検を怠ると

フォークリフト

フォークリフトの点検を怠った場合のトラブルについてご紹介いたします。

 

フォークリフトの点検は義務

フォークリフトの点検は労働安全衛生法で定められており、実施しなければ違法となります。特に年次検査を実施しなかった場合50万円以下の罰金が科されます。

 

フォークリフトの寿命が短くなってしまう

点検を怠るとフォークリフトの不具合に気付かないまま修理が困難な状態になるまで使い続けてしまい、結果的に寿命を早めてしまう可能性が高くなります。フォークリフトを長く使うためには、こまめな点検が欠かせません。

 

事故を起こす可能性が高まる

フォークリフトの不具合は故障だけでなく事故の原因になりうる事態を見落とす可能性も高くなります。フォークリフトの運転資格は比較的簡単に取ることができるため軽視しやすく、毎年死亡に繋がる事故が発生しています。そのため操作だけでなく点検にも十分注意を払う必要があります。自分や他の従業員を守るためにも必ず点検を行ってください。

 

 

■自主検査について

フォークリフト点検員

 

最後に検査に関する資格や点検項目についてご説明いたします。

 

特定自主検査は有資格者のみができる

年に1度実施する特定自主検査(年次検査)を行うにはいずれかの資格が必要です。

資格は公益社団法人 建設荷役車両安全技術協会(以下、建荷協)の研修を修了すれば取得することができます。

①事業内検査者資格取得研修

この資格を保有していれば自社の保有しているフォークリフトの特定自主検査を行うことができます。

 

②検査業者検査員資格取得研修

この資格を保有していれば検査員として第三者からの依頼を受けた際にフォークリフトの特定自主検査を行うことができます。

 

※事業内検査者の資格取得に必要な費用はテキスト代と消費税です。(必要に応じて教材を追加した場合は追加費用が発生します)

※金額などの詳細は研修を実施する建荷協/支部にお問い合わせください。

 

日頃から行う点検の内容

毎日行う始業前点検の項目は次の4点です。

 

①制動装置および操縦装置の機能

②荷役装置および油圧装置の機能

③車輪の異常の有無

④前照燈、後照燈、方向指示器および警報装置の機能

 

点検で異常があった際は補修または必要な措置が必要です

 

月次検査の内容

月に1度程度実施する月次検査の項目は次の3点です。

 

①制動装置、クラッチおよび操縦装置の異常の有無

②荷役装置および油圧装置の異常の有無

③ヘッドガードおよびバックレストの異常の有無

 

安全衛生規則により月次検査の記録には実施年月日、実施者、実施方法などを明記し、3年間保存することが定められています。

 

フォークリフトを長く安全に使うには日頃の点検を欠かさないことが大切です。

特定自主検査の資格を保有していれば自社で点検が全て行えるようになるほか、就業先での待遇が良くなるかもしれません。この機会に特定自主検査の資格取得を検討してみてはいかがでしょうか。

 

フォークリフトの耐用年数はどれくらい?

作業員

フォークリフトは小回りが利いて便利なので多くの工場や配送センターなどで活躍しています。突然ですが、皆さんはフォークリフトの耐用年数についてご存知でしょうか?

耐用年数を知っておくことは、買い替えに最適な時期を把握したり事故防止に役立ったりと、フォークリフトを長く使う上で重要です。

今回はフォークリフトの耐用年数についてお話したいと思います。

■フォークリフトの耐用年数について

減価償却資産で見た耐用年数

減価償却資産についてご存知でしょうか?

減価償却とは、長期間にわたって使用する資産を経費として一度で計上するのではなく、状態や時間の経過とともに減少する価値にあわせて少しずつ計上する会計処理方法をいいます。

減価償却を計上するうえで耐用年数が必要になります。資産の耐用年数は法律によって定められており、フォークリフトの場合は4年となっています。耐用年数を過ぎたら実際に使えなくなるという意味ではなく、資産としての価値がほぼゼロと等しくなるという意味になるので間違えないようにしましょう。

フォークリフトの本体とバッテリーの耐用年数

フォークリフトの動力にはエンジン式とバッテリー式の2種類があります。

フォークリフト本体はこまめにメンテナンスを行うことで10年~15年ほど長持ちするといわれていますが、心臓部である動力装置はエンジン式で約10年間、バッテリー式にいたっては約5年程度といわれています。バッテリーは本体よりも先に寿命が尽きてしまうケースが多いので、バッテリーを動力とする場合は交換の必要性を念頭に置いておきましょう。

中古フォークリフトの耐用年数について

中古フォークリフトの耐用年数がどれくらい残っているのか把握するための計算方法をご紹介いたします。

耐用年数が残っていない場合の計算式は「法定耐用年数×20%」となります。

対して耐用年数がまだ残っている場合の計算式は、「(法定耐用年数-経過年数)+(経過年数×20%)」となります。

例として使用を始めて2年が経ったフォークリフトの耐用年数を算出してみましょう。

フォークリフトの法定耐用年数は4年なので、

(法定年数-経過年数)  4-2=2

(経過年数×20%)  2×20=0.4

(耐用年数)     2+0.4=2.4

算出された年数が1年に満たない端数は切り捨て、2年未満であった場合は全て2年に引き上げられることが定められています。つまり、この場合の耐用年数は2.4年ではなく、2年ということになります。

■こんな不調が出たら要メンテナンス!

作業員

フォークリフトによく見られる不調を3つご紹介します。

エンジンオイルの劣化

フォークリフトのトラブルによくあるのがエンジンオイルの劣化です。

エンジンオイルの交換はオイルの色を確認して判断しましょう。オイルの色が濃くなっていたり粘度があったりという状態が確認できれば交換の目安です。

タイヤの減り

以前よりスピードが出にくくなったと感じた場合はタイヤの状態を確認してみましょう。

空気入りタイヤを使用している場合はスリップサインが見えている、ノーパンクタイヤはタイヤの溝が消えていたら交換のサインです。タイヤとホイールが長持ちするよう日頃から気を付けて点検しておくと安心です。

ツメ(フォーク)の損傷

パレットにツメが入りにくい場合はツメの損傷が考えられます。ツメは摩耗するので消耗品の扱いになります。ツメが摩耗すると、規定重量内の荷物であっても持ち上げた瞬間に折れたり先端が鋭利になって商品や人を傷つけてしまったりと大きな被害を呼びます。日頃からツメの状態も確認しておきましょう。

■フォークリフトの寿命を延ばすには

作業員

フォークリフトを長い間使うなら3つのポイントが大切です。正しく扱ってフォークリフトの実耐用年数を延ばしましょう。

こまめなメンテナンス

毎日フォークリフトに乗っていると、少しの不具合に気が付きやすいのではないかと思います。音や振動など、動きに少しでも違和感があったら運転を続けずにフォークリフトの状態を確認しましょう。早めの手入れや部品交換を行うことで、フォークリフトが安全かつ長く使えるようになります。

積載量は必ず守ろう

「少しくらい超えても問題ない」と、最大積載量を超えて荷物の運搬を繰り返すのはフォークリフトの実耐用年数を短くしてしまう行為です。また、部品の消耗が早まり事故の危険性も高まります。積載量を無視せず必ず規定量を守るようにしましょう。

保管場所に気を付けよう

保管場所も実耐用年数を延ばす重要ポイントです。フォークリフトの保管場所は屋内で風通しがよく湿気の少ない場所が適しています。通気性が悪く湿気の多い場所はカビやサビの発生を招きます。

■もしフォークリフトに異変を感じたら

もし耐用年数に余裕がある状態でも、日々使っているフォークリフトに異変が生じることもあります。トラブルが大きくならないように、対処法を覚えておきましょう。

・無理に動かそうとしない

フォークリフトは機械なので、生き物のように放置して自然に問題が解決するということはあり得ません。故障が疑われる場合は速やかに使用を停止しましょう。無理に動かすと故障箇所に負担がかかって悪化してしまう可能性があります。そのため、異変を感じたらできるだけ動かさないことを心がけてください。

ほかの作業者が間違って使わないためにも、故障中と分かる表示をしておくようにしましょう。

・こういった状態の場合は近づかない

もしフォークリフトから発熱、異臭、オイル漏れ、部品の欠けや破損、振動があった場合は人を近づけないようにしてください。そうすることで二次災害を防ぐことができます。

特に異臭やオイル漏れがある場合は、周囲に安全柵を設置する、輪留めを使うなど必要に応じて対応しましょう。

フォークリフトの状態を確認する場合は、時間が経過してから行うようにしてください。

・銘板の確認

スムーズな修理依頼のためには、フォークリフトの状態と併せて、フォークリフトの仕様を業者に伝えることが大切です。フォークリフトには銘板が取り付けられており、確認することでフォークリフトの仕様を判断することができます。

最低でも、型式、製造番号、アタッチメントの形式、タイヤサイズは伝えられるようにしておきましょう。

・確認ポイント

もしフォークリフトが動かない、動作がおかしい場合は最初に下記のポイントを確認してみましょう。

電源が入らない…バッテリープラグが抜けていないか

走行しない…ギヤを一旦ニュートラルに入れてからアクセルを踏む

ブザーが鳴る…座席に正しい位置で座れているか

充電ができない…充電ボタンを押して再度確認する

エンジンがかからない…ギヤがニュートラルになっているかを確認

セルモーター音が聞こえない…配線の接触不良が起きていないか

■フォークリフトのバッテリーについて

フォークリフトの中でも特に中古の場合は、本体よりも先にバッテリーの寿命がきてしまうことがあります。こちらではバッテリーについてご紹介いたします。

・バッテリーの寿命

フォークリフトのバッテリーの寿命はおよそ1,200サイクルです。毎日1回充電した場合、5年ほどで寿命が来ますが、手入れによってバッテリーの寿命は変動します。

JIS規格では1,200~1,500が寿命とされているため、どれくらいもつのかは使用しているフォークリフトを確認してください。

・バッテリーは交換可能?

フォークリフトのバッテリーは交換可能です。ただし非常に高価で、およそ50~100万円ほどかかるとされています。安いものでは20万円以下のものもありますが、費用を抑えたい場合は中古バッテリーを購入する方法があります。とはいえ中古バッテリーはどれくらい使えるのか、これまでどのような使い方をされていたのかが分からないため、緊急時のつなぎ程度に考えた方がよいかもしれません。

・再生バッテリーとは

中古バッテリーではなく、再生バッテリーを選ぶ方法もあります。再生バッテリーは使い終わったバッテリーをリサイクルしたものです。

フォークリフトのバッテリーは鉛蓄電池で、充電と放電を繰り返すことで内部の電極に鉛がくっついて寿命を迎えます。再生バッテリーは内部の鉛を取り除くことで、バッテリーの機能を90%ほどにまで回復しているため、問題なく使うことができますよ。

・バッテリーに悪影響を及ぼすもの

フォークリフトのバッテリーは過放電、過充電、頻繁な充電などが原因で寿命が短くなります。また、精製水が十分に補充されている状態で使用すること、常に清潔な状態を保つことも寿命を延ばすためには欠かせません。

・バッテリー交換の目安

バッテリーの交換目安は年数だけでなく、状態によって判断しましょう。稼働時間が短くなった、バッテリーの消耗が早くなった、パワー不足、使用中や充電中にバッテリーの熱が異常に高くなるなどが挙げられます。

バッテリーが熱くなると、バッテリー液が蒸発してしまうため、バッテリー液の減少量も日頃から確認しておきましょう。

 

法律で決められたフォークリフトの耐用年数は4年ですが、実際の耐用年数は扱い方によります。フォークリフトを長く使うなら、こまめにメンテナンスをして業務中は丁寧に扱うよう意識しましょう。

 

 

フォークリフトは定期的なバッテリー交換が大切!費用や交換目安は?

フォークリフトは工場など、多くの場面で活躍してくれる心強い存在です。

そんなフォークリフトのバッテリーは意外に高額なので、できれば長持ちさせたいところです。そこで今回は、フォークリフトのバッテリー交換や長持ちさせる方法などをご紹介いたします。

 

■フォークリフトのバッテリーについて

まずはフォークリフトのバッテリーについて基礎的なことを2点ご説明いたします。

・フォークリフトのバッテリー寿命

フォークリフトの一般的なバッテリー寿命はおよそ1200サイクルとされています。

サイクルとは充電後に放電する流れを指し、充電を1200回の行うとバッテリーは寿命を迎えます。

毎日1回充電をして終日使用をする場合、1ヶ月に20回使う計算で寿命は5年ほどしかありません。不具合を放置したりメンテナンスを怠ればさらに寿命は短くなります。

終日使用しないのであれば10年ほど使えることもあるようですが、工場では終日使うことが多いので10年も持たないことの方が多いのではないでしょうか。

・バッテリーに悪影響を与える3つの要素

バッテリーに悪影響を与える要因は「水枯れ」「過充電」「過放電」の3つです。

フォークリフトのバッテリーに補水が必要だと知らずに使用している方も多いようですが、補水を行わないと水漏れや詰まりを引き起こすこともあります。長くフォークリフトを使いたいのであれば必須のメンテナンスになります。

■フォークリフトのバッテリー交換について

フォークリフトのバッテリーの交換費用と交換時期の目安についてご説明いたします。

・必要な費用

フォークリフトのバッテリー本体は高価なものが多く、安いものでも10万円以上します。高ければ100万円を越えることもあり、新品バッテリーとの交換は非常に高額になります。

バッテリーは必要なものなので仕方ありませんが、複数のフォークリフトにバッテリー交換が必要になった場合、数百万円かかることもあります。

・バッテリー交換の目安

新品のバッテリーを使っている場合、5年程度で一度バッテリーの状態を確認することをおすすめします。

充電してもすぐに電源が落ちるようになった、バッテリーが膨張しているなどの症状が出ている場合は速やかに交換を行いましょう。放置しておくと、フォークリフト本体にまで影響を与えてしまいかねません。

■バッテリーを長持ちさせるには?

最後にバッテリーを長持ちさせる方法を4つご紹介いたします。

・精製水の補充をしっかり行う

日頃からできるメンテナンスとして、水枯れを起こないための精製水の補充があります。

手間のかかる作業ですが、水が適正量入っていることでバッテリーの熱が上昇するのを防ぐことができます。補水する場合は必ず適正量の「精製水」または「希硫酸」で行うようにしましょう。

・頻繁に充電をしない

少し使ったからといって頻繁に充電を繰り返すと、バッテリーの寿命が縮む原因となります。バッテリー残量が20%を切ったら充電するなど、できるだけ充電の回数を増やさないことが大切です。

・リチウムイオンバッテリー搭載車に換える

従来のフォークリフトのバッテリーは鉛バッテリーですが、鉛バッテリーとリチウムイオンバッテリーを合わせた「デュアルバッテリー」があります。

2種類のバッテリーを組み合わせることで稼働時間とバッテリー寿命が最大2倍に伸びるので、新しくバッテリーを交換する際に検討してみてはどうでしょうか。

・再生バッテリーを使用する

再生バッテリーは多くの企業で使用されており、電極に付着した硫酸鉛の塊を落とすことで再度使用できるという仕組みです。再生バッテリーで硫酸鉛を落とすと、元のバッテリーと比較して90%ほど能力が戻ります。

費用も新品のバッテリーに比べて3分の1から4分の1程度で、バッテリー寿命が2~3年延びるためコストダウンに繋がります。

フォークリフトのバッテリーは高額なため、できるだけ抑えたい出費です。

本格的にコストダウンを狙うのであれば、バッテリーのタイプを見直すことでコスト削減が期待できるかもしれません。

 

フォークリフトのマストは全部で3種類!違いを知って活用しよう

フォークリフトの先端についている爪(フォーク)部分を支える支柱のことをマストと呼びますが、マストにも種類があることをご存知でしたか。マストは3種類あり、用途によって使い分けることが大切です。

今回はフォークリフトのマストについてご紹介いたします。

 

■フォークリフトのマスト、3種類について

まずは3種類のマストについてご説明いたします。

・マストの種類について

マストの構造はフォークが装着しているインナーマスト、レールの役割を果たすアウターマスト、フォークの上下運動をさせるシリンダと呼ばれる部分に分かれています。

マストが異なることで、用途の目的や、荷物を上下させることができる高さが変わります。

①スタンダードマスト

一般的なマストの種類でSTDマストとも呼ばれます。フォークリフトの標準装備である場合、スタンダードマストが付いています。

価格、視界の開け方、メンテナンス性のバランスが取れたタイプで、揚高はフォークリフトの種類によって多少の違いはありますが、大体2,500~3,000mmくらいに設定されています。

②ハイマスト

スタンダードマストよりも揚高設定が高いマストで、高所に荷物を上げる際に利用されるタイプです。ハイマストの場合、メーカーや種類によって差はありますが、およそ3,000~6,000mmの高さまで荷物を上げることが可能になっています。

③フルフリー3段マスト

フルフリーマストは上記のスタンダードマストとハイマストとは異なる構造をしています。

フルフリーマストではフォークが最上位まで上がると、次に2段目のマストが上昇をします。スライド式の梯子のようになっていると説明すると分かりやすいでしょうか。

フルフリー3段マストは上昇するマストが3つあります。フルフリーという機能があるため、荷物を一定の高さまで持ち上げても車高が上がりません。他のマストはフォークを上げると同時にインナーマストが上昇するため、車高が高くなります。

揚高は種類によって異なりますが、およそ4,300~6,000mmくらいに設定されています。

 

■ハイマストとフルフリー3段マストのメリット

ハイマストとフルフリー3段マストのメリットは何があるのか、こちらでご紹介いたします。

・ハイマストのメリット

高くまでフォークを上げることができますが、フルフリーマストタイプとは異なりシリンダがなく視界が開けていることが挙げられます。

・フルフリー3段マストのメリット

フルフリーマストの機能を上手く使うことで狭い場所でも通行が可能な点が挙げられます。

限られた場所で荷物の上げ下ろしが可能なため、コンテナなどの狭い場所で使うことができることもメリットといえます。

フォークリフトを使う場所によって、どちらが向いているのかを検討しておかないとハイマストでは通れないなどトラブルが起こってしまいます。

 

■フォークリフトのマストで多い事故とは?

フォークリフトは倉庫や物流に欠かせない存在ですが、毎年事故が多発しているため、取り扱いには非常に注意が必要です。最後にマストの事故についてご紹介いたします。

・高さを忘れて走行

よくある事故の一つが、フォークの高さを忘れて走行してしまうということです。

これは初心者、熟練者問わず起こりがちな事故の要因になっています。

荷物を積んだまま走行するとバランスを崩して転倒しやすくなるほか、出入り口などにぶつかってしまうことがあります。

フォークリフトを走行させる際は必ずフォーク部分を下げ、マストも下がっていることを確認しましょう。

・マスト周りは必ず空けて置こう

荷台からフォークリフトの運転席に移動する際、荷台部分からマストの間を通って移動していませんか?移動中にレバーが体に触れると、動き出したマスト部分に頭部を挟まれかねません。これは実際に死亡事故が多発している事故でもあります。

安全にフォークリフトを使うためにも、移動は面倒でも必ず一度地上に降りてから作業をしましょう。巻き込まれないためにも、マストの周囲には何も置かないことを心がけることが大切です。

 

フォークリフトのマストは非常に重要な部分です。気を抜いて運転をしていると熟練のドライバーであっても大きな事故に繋がりかねません。

マストの高さがあるものは、必ず走行前にフォークを下すように意識することが事故を防ぐためには必要です。可能であれば倉庫内でフォークの位置を確認できるように、柱などにテープを貼るなどの工夫をしましょう。

また、フォークリフトの運転時は必ずヘルメットの着用をするようにして下さい。