トラック

ボルボのトラックはおすすめ?故障しやすいって本当?

2021年1月にボルボのトラックがリコールされたことで不安を覚えている方もおられるのではないでしょうか。

 

不具合の報告や事故はありませんでしたが、これからボルボのトラックを購入しようと考えている方にとっては気になる問題です。

そこで今回は、ボルボのトラックや故障率についてご紹介いたします。
 

■ボルボトラックの特徴

 

 

最初にボルボトラックの特徴をご紹介いたします。

 

・ボルボのトラックにはどんな特徴がある?

ボルボは100年以上の歴史あるスウェーデンの自動車メーカーで、乗用車だけでなくトラックの製造・販売もしています。

 

ボルボでは数十回も車をぶつけてテストをしたり、PCによるシミュレーションを繰り返すなど、厳しい衝突安全評価基準を設け、高い安全性能を誇る車を製造しています。

 

・ボルボのトラックを選ぶメリット

ボルボのトラックは自動でギアチェンジができるため、非常に低燃費です。坂を下る際もギアを回す必要がありません。

 

ボルボトラックの頭上には窓が設けてあり、休憩中に車内で日光浴を楽しむことができます。また、車内が広いのでリラックスした休憩時間を過ごすこともできます。

 

ボルボのトラックは独特の落ち着いたおしゃれなデザインをしています。

タイヤに泥がつきにくく、きれいなトラックの状態を維持することが可能です。

 

・人気のUDトラックスもボルボのトラック!?

全世界60か国以上の輸送ソリューションを提供する日本の人気社用車であるUDトラックスですが、UDトラックスの前身「日本デイゼル工業」は日産自動車の傘下に入ったのち、ボルボになりました。現在はボルボといすゞの資本提携により、いすゞの傘下になっています。
 

■ボルボのトラックは故障しやすい!?実態を調査!

 

 

・ボルボトラックの故障率

故障率のデータは各自動車メーカーの機密事項であるため公表されていません。

ですが、アメリカのJ.D.パワー社が自動車メーカーの故障の報告件数について独自調査を行った結果があります。

 

2018年の調査によると、対象となったメーカー14社のうちボルボは12位にランキングされています。このランキングは上位に行くほど品質の良いメーカーとされています。

 

この調査は普通自動車を対象にしているため、トラックのみの故障率は不明ですが、トラックも同じ故障率である可能性が高いとみえます。

 

・なぜボルボのトラックは故障しやすいのか?

そもそも日本はスウェーデンに比べて高温多湿なので、環境が適さないことも故障に繋がる原因ではないかと言われています。特に電子基板、樹脂、ゴムなどは日本メーカーに比べて耐熱性が低いので劣化しやすいようです。

 

・しかし安全性は高い!?

故障率が高い傾向にあると言われていますが、普通自動車に搭載されている衝突回避システムを2009年からトラックに採用するなど、ボルボはトラックの安全性を重視しています。

 

他にも、ドライバーが事故を起こしにくくするための工夫、90度を見渡せるライトの搭載、上記で紹介した数々の厳しいテストを複数回実施するなど、信頼のおけるメーカーであることを物語っています。これほど多くのテストはほかのメーカーでは行われていません。

 

・ボルボのトラックはアフターフォローが充実

ボルボのトラックはアフターフォローも充実しています。

また、一定の基準をクリアした認定中古車や、保証が用意されている中古車など、新車と変わらない安心感を持って乗ることができるものも嬉しい点です。
 

ボルボトラックの故障は国産メーカーよりも多い傾向にありますが、高い安全性は高評価を受けています。こまめなメンテナンスを行えば、日本でも活躍してくれることでしょう。

 

冬の車中泊、何に気を付ければいい?用意しておくべきものなどご紹介!

冬の車中泊は寒さだけでなく、雪への備えも重要です。寒冷地を走っている方にとって、冬の車中泊は命にかかわることもあるので慎重になりますよね。これから冬に車中泊をするという方は、万全の状態を整えておきましょう。
今回は冬の車中泊についてご紹介いたします。

■これだけはNG!冬の車中泊でやってはいけない2つのこと

車中泊をする場合、絶対にやってはいけないことが2つあります。

・睡眠中のアイドリング

厳しい冬の寒さでは、車内も非常に冷え込みます。早朝は氷点下を下回るほど低い気温になることも珍しくありません。そのため、暖房をつけたまま睡眠をとろうかと思ってしまいます。
しかし、睡眠中のアイドリングは、雪や凍結によって排気口がふさがれてしまう危険があります。排気口がふさがれた状態だと、不完全燃焼を起こした一酸化炭素が車内に入り込み、一酸化炭素中毒を引き起こしてしまいます。
また、アイドリングが原因のトラック火災にも要注意。アイドリングしながら運転席で眠ると、無意識にアクセルを踏んで空ぶかししてしまうことがあります。高速で回転したエンジンはオーバーヒートを起こし、最悪の場合火災へとつながります。
どちらも命にかかわるため、アイドリングしながらの睡眠はやめましょう。

・座ったまま睡眠をとる

長時間同じ姿勢でいると足元の血流が悪くなって血栓ができてしまいます、血栓が起こると肺の静脈を詰まらせてしまいかねません。この病気をエコノミークラス症候群といいます。
特に睡眠中は血流が遅くなるので、通常時よりもエコノミークラス症候群になるリスクが上がります。起床後はもちろん、休憩時にはストレッチなどで血流を良くしましょう。

■冬の車中泊に必須!用意しておくべきアイテム

冬の車中泊は下準備が大切です。持ち物も十分確認しておきましょう。

・防寒グッズ

睡眠時にエンジンを切るため、防寒グッズは必須です。毛布、カイロ、防寒着、冬山用の寝袋などを用意しておきましょう。

・アルミシート

100円ショップでも購入できるアルミシートは断熱材として活躍します。段ボールと組み合わせて窓ガラスを覆えば、侵入してくる冷気を遮断することもできます。

・電気毛布とバッテリー

シガーソケットで使える車用の電気毛布があります。シガーソケットがない場合はバッテリーを用意しておけば問題ありません。冬の車中泊でも寒くなりにくく快適に過ごせます。

・断熱シート

冬は寒さによってエンジントラブルが起こりやすい時期です。断熱シートをボンネットの内側に張り付けることで、エンジンの急激な冷えを防ぐことができます。

・食料や携帯トイレがあるとさらに◎
毎年、雪で立ち往生が発生しています。もし立ち往生になっても大丈夫なよう、食料や飲料、携帯トイレがあると安心です。

■車中泊の際にする準備

車中泊をする際は睡眠に入る前にやっておきたいことがあります。

・断熱

車内の冷えを少しでも抑えるには断熱が必要です。トラックの窓ガラス部分は冬の冷気がもっとも入り込みやすい場所なので、カーテンや断熱材を使って断熱を施しましょう。断熱性を上げるとともにプライバシー性も確保されるので安心して休めるようになります。

・身体の保温

人間は身体から熱を放出することで体温調整を行います。そのため、放熱が大きいと寒さを感じやすくなります。寒さを感じにくくするには保温の工夫をしましょう。
もし可能であればシャワーや銭湯で身体を温めておきます。難しい場合は登山用のインナーなどを活用してください。また、車は床からも冷えを感じやすいため、横になる場合は床に毛布やアルミシートを敷いて冷えを伝えにくくしましょう。

冬の車中泊は慣れている人にとっても辛いものです。車中泊をする際は十分な準備を行い、体を守ってくださいね。

エンジンオーバーホールは重要なメンテナンス!トラックを安全に使うためにも行おう

車の心臓部であるエンジンは多くの重要なパーツが集まっており、メンテナンスにも気を遣います。長い間トラックに乗っていると、部品の消耗などもあり、エンジンオーバーホールを考える方もおられると思います。これまでエンジンオーバーホールをしたことがない方も時期によってはオーバーホールをした方がいいかもしれません。
今回はトラックのエンジンオーバーホールについてご紹介いたします。

■エンジンオーバーホールとは

まずはエンジンオーバーホールについてご紹介します。

・エンジンオーバーホールとは

車の心臓とも呼ばれるエンジンをオーバーホールすることは、人間でいう心臓手術のようなものです。トラックのエンジンを一度解体することでエンジン内部に問題がないか確認し、清掃を行います。必要があれば、部品の交換を行うことでトラブルが起こらないようにします。再びエンジンを組み立ててトラックに戻します。この一連の作業がエンジンオーバーホールです。

しかし、エンジンオーバーホールには具体的にどのような作業が必要かといった規定や定義が存在しません。そのため、中古トラックやエンジンを販売している悪質な業者の中には少しだけ分解して掃除をしただけで「エンジンオーバーホール済み」と記載する業者もいます。

・なぜエンジンのオーバーホールは必要?

エンジンに問題があるとトラックは走行できなくなってしまいます。そのため、定期的なメンテナンスとしてエンジンオーバーホールを行い、状態を確認、コンディションを整える必要があります。
また、エンジンには経年劣化を起こす部品もあります。エンジンオーバーホールをすることで部品交換が早期に行えるため、大きなトラブルを未然に防ぐことができます。

・オーバーホールのメリットとデメリット

<メリット>
オーバーホールを行うとエンジンの状態を細部まで確認することができます。トラックのエンジン性能が回復することで運転時に違和感がなくなり、以前のように運転することができます。また、燃費を抑えることにつながる点もメリットといえます。

<デメリット>
エンジンオーバーホールには手間と時間がかかります。エンジンは非常に繊細な部分なので高い技術力と豊富な知識をもつ整備士でなければ行うことが難しく、工賃が高額になりやすいのがデメリットです。
また、エンジンオーバーホールをしている間は車両が使えないので、仕事に影響がないように整備の日時を調整することも大切です。

■エンジンのオーバーホールを行おう

・エンジンオーバーホールのタイミング

エンジンオーバーホールをするタイミングは具体的に4つあります。

①オイル漏れ
重度のオイル漏れは修理代が高額になるため、早期に直さなくてはなりません。

②異音
運転時にエンジンから異音がする場合、エンジンの故障が原因であることがほとんどです。重大な事態につながる前に、故障した箇所を把握するためにもオーバーホールを行う方が良いでしょう。

③エンジンオイルの消耗が早い
エンジンオイルが早く消耗する原因として考えられるのが、オイル上がり、オイル下がり、オイルがガソリンの燃焼室に入り込んで燃えていることが挙げられます。

④マフラーから白煙が出る
走行距離が長くなるとシリンダーとピストンが摩耗し、排気バルブからエンジンオイルが混じった白煙を排出する原因になります。経年劣化を起こしている状態なので、オーバーホールを行いましょう。

・エンジンオーバーホールの費用

エンジンオーバーホールは依頼する業者、車種によって変動します。
部品交換がない場合、正規ディーラーなら50万~200万円、専門業者なら30万~70万円が相場です。中には格安をうたい文句にしている業者もいるようですが、エンジンオーバーホールができるノウハウがあるのかしっかり見極められない場合は避けた方がいいでしょう。

エンジンオーバーホールをしても修復が難しい場合はエンジンの載せ替えを行うことになります。しかし、トラックのエンジンは非常に高額なので、場合によっては買い替えを検討することもおすすめです。中古トラックであれば、お得に購入できるかもしれませんよ。

 

 

国道ならぬ酷道!?実際にある日本と世界の走行が難しい道

普段車をあまり運転しない人ですら知っている国道。日本の国道は国が政令指定した道路のことですが、国道と音をかけた「酷道」という言葉があります。こちらも「こくどう」と読みますが、漢字からどんな道路なのか想像がつく方も多いのではないでしょうか。
今回は国道の中でも酷道と呼ばれている道についてご紹介いたします。

■まさに酷道!?日本で有名な酷道トップ5

日本は小さな島国なので、広大な土地を持つ海外に比べて道幅などが狭くなりがちです。日本では3大酷道と呼ばれるなんとも不名誉な国道のほか、様々な理由で問題視されている国道があります。
まずは日本で有名な酷道を5つご紹介します。

・日本3大酷道

<国道418号線>
中部地方の山岳地帯を走る国道418号線は、福井県大野市から長野県飯田市までつながっています。温見峠や平谷峠など多くの峠を通らなくてはなりません。温見峠は隘路(あいろ)でガードレールがないため、「落ちたら死ぬ!」と書かれた看板があることでも有名です。
岐阜県の八百津町から恵那市までは危険なため、通行止めになっています。
【隘路(あいろ):通路として非常に狭く、進行が困難な通路】

<国道425号線>
紀伊半島を横断する国道425号線。三重県尾鷲市から和歌山県御坊市をつなぎ、ほぼ全線が険しい山道です。御坊市から田辺市まではほぼ整備が進んでおらず、路肩崩落や落石なども多くあります。また、ガードレールが設置されていない場所やすれ違いが困難な場所も多い酷道です。そのため、海沿いの国道42号線を使う方が良いとされています。

<国道439号線>
国道439号線は徳島県徳島市から高知県四万十市をつなぐ国道です。「439」なので「よさく(与作)」とも呼ばれています。四国の山地を東西につなぐ長い国道ですが、一部を除くほとんどが狭隘(きょうあい)という酷道。
見通しが悪い場所や、道幅も自動車1台分しかない場所が多くなっています。道路がコケや落ち葉で見えにくくなっていたり、崩れやすく危険な崖もある道です。
【狭隘(きょうあい):ゆとりがなく狭いこと】

・日本3大酷道ではないが十分すぎる酷道

<国道157号線>
石川県金沢市から岐阜県岐阜市をつなぐ国道157号線は本州屈指の酷道とされています。狭い道幅であるにも関わらずガードレールやカーブミラーといった整備が十分でなく、危険な断崖絶壁を走行しなくてはなりません。急勾配と急カーブが連続する山道での追い越しも多いのだとか。

<国道324号線>
長崎県長崎市から熊本県宇城市をつなぐ国道324号線は、日本でたった2例しかないアーケード国道です。アーケードなので国道でありながら、ほとんど歩行者専用になっています。車両が通行可能な時間帯は、1日のうちで午前5時から午前10時までのたった5時間しかありません。

■番外編:海外の酷道3選

酷道は日本だけではありません。海外には想像をはるかに上回る恐ろしい酷道があります。最後に3つ、海外の酷道をご紹介します。

・ボリビア(ユンガス) 「死の道」

転落事故発生の多さから「デスロード」とも呼ばれていることで非常に有名な酷道です。整備が整っておらず全ての区画が砂利道、ガードレールもありません。山道を標高3,600mの位置まで64kmで上る道です。道幅が狭いので車がすれ違うこともできず、すれ違う場合は断崖絶壁ギリギリの位置まで車を寄せるか、道幅が確保できる場所まで移動しなくてはなりません。毎年落下事故が多発しており、年間の死者数は300人を超えるそうです。

・ハワイ(マウイ島) 「ハナ・ハイウェイ」

カフルイからハナまでをつなぐハナ・ハイウェイはおよそ100kmの峠道です。周囲の景観が美しいことから観光向けの車両が多く通る道ですが、滑りやすい路面にガードレールがほとんどないという危険な場所です。
狭い道幅に加え、620か所あるカーブの多くはヘアピンカーブなので、景色に見とれていると重大な事故につながりかねません。

・パキスタン 「フェアリー・メドウズ道路」

ナンガパルパッドからほど近くにあるフェアリー・メドウは標高3,200mのキャンプ地で、「妖精たちのおとぎの牧場」というかわいい名前がついています。しかし、かわいい名前とは裏腹にほとんどが断崖絶壁になっている道です。整備がされていないので道は砂と瓦礫で未舗装の状態が数百年続いています。一部区間は徒歩か自転車でなければ通行することができません。

一口に酷道といっても、「酷道」と呼ばれる理由はそれぞれ異なります。基本的に、どの酷道もあまりおすすめしません。安全な道を選んで走ることも、トラックドライバーとして重要な仕事の一つといえるのではないでしょうか。

 

トラックのマーカーランプとは?車検チェックの際の注意点も!

トラックのマーカーランプ

トラックのマーカーランプ

トラックのマーカーランプは必要なものですが、なぜついているのかをご存知でしょうか?これからトラックの運転手を目指す方の中には、そもそもマーカーランプが何かを知らない方もおられると思います。マーカーランプはきちんと規定を守ってつけなくてはならないので覚えておきましょう。

今回はマーカーランプについてご紹介いたします。

 

■マーカーランプとは

夜、トラックが車体の下部にライトを点灯させて走行しているのを見かけたことはありませんか。あのライトは「マーカーランプ」といいます。マーカーランプには2つの役割があります。

 

<トラックの大きさの目安>

ヘッドライトやテールランプを点灯していても、車体の向きによっては他の車から見えにくくなってしまいます。特に、車体の大きなトラックは大きな事故に発展しかねません。

 

マーカーランプを付けることで車体が見えやすくなるほか、暗い場所でも大きさが把握しやすくなります。つまり、他の車に対してトラックがどれくらい大きいのかを知らせるための目安となります。

なお、車体の大きさを知らせるためのマーカーランプ設置は国土交通省の「道路運送車両の保安基準」で条件が定められています。設置の際はディーラーなどに条件の確認をとりましょう。

 

<ファッション性>

マーカーランプは「側方灯」と呼ばれ、設置が義務付けられています。しかし、ファッションとしてトラックを飾るために付けられるケースもあります。

 

トラックのマーカーランプは義務とファッション性が理由になっていますが、どちらを目的にしているかで見た目や性能が異なります。

なお灯火類の条件は年々変化していますので、定期的に変更がないか、基準を満たしているのかを確認するようにしておくと安心です。

■マーカーランプの車検時の注意点

トラックのマーカーランプ

トラックのマーカーランプ(側方灯)の設置は義務なので、車検でも基準が設けられています。知らないと車検に通らないことがありますので、こちらで確認していきましょう。

 

位置

トラックのマーカーランプは、「トラックのボディ全体で3メートル以内に1個の設置」が義務です。ただし、全長6メートル以下のトラックは義務ではなく、任意の設置になります。

また、設置する場所は地上0.25メートル以上、1.5メートル以下となっています。最前部は車両前端から3メートル以内、最後部は車両後端から1メートル以内です。

なお、突出は車体の最外縁からレンズの先端10mm以内なら問題ないとされています。

 

トラックのマーカーランプ

マーカーランプの色は橙色(だいだい色)と定められていますが、販売されているものは、やや黄色に近い色みです。基本の色には規定がありますが、他の場所に使う場合は黄色・橙色以外の色を使っても問題ありません。例えば赤や青、緑などは、ほぼファッション用のマーカーランプとして使われています。

※6メートル以内のトラックでも側方灯を付ける場合は黄色、または橙色のみとされています。

 

明るさ

トラックの存在が認識できるよう、150メートル離れた場所からも分かるほどの明るさが求められています。反対に、明るすぎて運転に支障が出るようなものは使えませんが、

電球はLEDでも問題ありません。

 

点滅

マーカーランプは常に点灯し続けていることが求められます。そのため、点滅している状態では車検に通らなくなってしまいます。走行中、急に点滅することもあるので、マーカーランプが点滅していないかを毎日確認する習慣をつけるようにしましょう。特に車検前は電球が切れていないか、必ず全てのマーカーランプを確認してください。

 

トラックのマーカーランプは事故防止だけでなく、おしゃれにも使えるアイテムですが、基準を知らないと違反や大きな事故に発展しかねません。車検時だけでなく、日頃からマーカーランプにも気を配るようにしましょう。

 

3tダンプをメッキパーツでカスタム!おしゃれで美しいドレスアップをしよう

トラック メッキ

トラック メッキ

 

3tダンプをはじめ、多くのトラックから人気の高いメッキパーツのカスタム。

見た目が美しいという以外にも用いられるなりの理由があります。

しかし、メッキパーツでカスタムしたダンプは気を付けないと周囲の車の迷惑になりかねません。今回は3tダンプのメッキパーツによるカスタムの基礎知識をご紹介します。

 

■メッキ加工について

 

メッキパーツはダンプのカスタムの中でもかなり人気があります。

 

・メッキ加工のメリット

メッキ加工は表面に金属の膜を張る表面加工技術です。メッキ加工をすると、表面に光沢が出る、サビを防ぐ、耐摩耗性の向上などの効果が得られます。3tダンプのメッキ加工は主に、サビ防止と光沢をもたせる目的で行われています。

 

・メッキ加工の種類

メッキ加工は大きく分けて「湿式メッキ」と「乾式メッキ」の2種類があります。

湿式メッキはパーツを液体に浸して加工するのに対し、乾式メッキは真空状態で加工を施します。3tダンプに用いられるパーツの加工は、湿式メッキに分類される無電解メッキによってクロームメッキを施したものが一般的です。

 

・三価メッキと亜鉛メッキの違い

亜鉛メッキをそのままの状態で使用すると変色や腐食が進むので、三価メッキによる加工が必要になります。三価メッキを使うことで耐食性をもたせることができるようになります。

以前まで3tトラックに使われるパーツのメッキには六価メッキが使われていました。

2008年より環境負荷が高い六価メッキの使用が禁止され、代わりに毒性がない三価メッキが普及し、現在に至ります。

 

■3tダンプのメッキカスタム

トラック 

・サビ防止剤よりもメッキ加工はサビ防止力が高い

「サビ防止目的であればサビ防止剤で良い」と考えがちですが、メッキ加工にはサビ防止剤よりもはるかに高い防食効果があります。

特に、融解亜鉛メッキには犠牲防食作用と呼ばれる高い防食効果があります。サビ防止剤は塗装が剥がれると、剥がれた部分からサビついてしまいますが、亜鉛は剥がれても周囲にある亜鉛が電気化学作用を起こしてサビの発生を防ぎます。

・3tダンプでよくメッキカスタムされている場所

【タイヤホイール】

3tダンプのメッキカスタムでもっとも多いのがタイヤホイールです。タイヤホイールは雨水や泥による汚れや傷がつきやすい場所です。タイヤホイールをメッキカスタムすると、耐久性が向上するだけでなく掃除もしやすくなります。

 

【フロントパネル】

3tダンプのメッキカスタムの中でもっとも目立つ場所がフロントパネルです。正面部分で面積が大きい分、高い確率でカスタムされています。メッキカスタムをすることでフロントパネルが非常に長持ちし、洗車が楽になるというメリットがあります。

 

【ドア】

ドアがサビると開閉しにくくなり、ドライバーにとって使いにくいダンプになってしまいます。メッキカスタムをすることで、サビに強く水洗いで汚れが落ちやすいドアになります。

■3tダンプをメッキカスタムする際の注意点

トラック 夜

 

3tダンプはメッキカスタムが非常におすすめですが、気を付けておきたいこともあります。

 

・お手入れについて

メッキカスタムは日頃からお手入れしていないと、サビやくすみができてしまいます。洗車の際はカーシャンプーを使い、柔らかいスポンジなどで洗うと長持ちします。メッキは非常にデリケートなので、硬いスポンジや力を入れてゴシゴシ擦ることは避けましょう。

・サビやくすみができた場合

サビを落とそうと強く擦るとメッキが剥がれてしまいます。メッキパーツにはメッキ専用の錆取り剤を使いましょう。また、水垢はくすみの原因になります。こちらもメッキ専用クリーナーでやさしく落とすようにしてください。

・反射板とメッキプレート

3tダンプのボディの後ろには、後続車との衝突を防止するための反射板がついていることがあります。反射板の設置は法律に違反するものではありませんが、乗用車のヘッドライトが当たると非常に眩しくなり危険なので、メッキプレートを反射板として取り付ける場合は位置に気を付けるなど、ほかのドライバーに配慮することも大切です。

 

3tダンプをかっこよくするなら、メッキカスタムがおすすめです。見た目だけでなく、防食機能があるメッキで大切なダンプを守りましょう。

 

軽トラのインチアップ~基礎知識やメリット・デメリット~

トラック 

トラック 

 

インチアップは見た目だけでなく、軽トラの走行性能も変えてくれる面白いカスタムです。

しかし知識がないままインチアップすると、後で大きな失敗に繋がりかねません。

そこで今回は、軽トラのインチアップに関する基礎知識やメリット・デメリットについてご紹介いたします。軽トラのインチアップに興味がある方は是非ご一読ください。

■軽トラのインチアップ基礎知識

 

・インチアップとは

インチアップとはタイヤサイズを変えず、ホイールだけを大きくすることをいいます。

タイヤの外径は同じですが、タイヤの偏平率やホイールのリム径が変わります。

 

・軽トラの標準のホイールサイズ

一般的な軽トラのタイヤは「145R12」というサイズで、適合するホイールはリムサイズ12×3.50B、インセット45mm、取り付けピッチの円直径100mmです。

簡単にいうと、軽トラのタイヤサイズは12インチ、ホイールも12インチということになります。

 

■軽トラはどこまでインチアップできる?

トラック タイヤ

 

・軽トラのインチアップの限界

基本的にインチアップの限界は2インチまでが推奨されます。

インチアップするということは、タイヤの幅が広くなる(偏平率が低くなる)ことを意味し、タイヤが車体からはみ出す可能性が高くなります。大幅なインチアップは加工する必要が出てくることから、2インチまでが推奨されるということになります。

1インチのアップでもかなり印象が変わるので、確認してからサイズを決めることをおすすめします。

 

・軽トラをインチアップするときのタイヤとホイールの選び方

軽トラをインチアップするときはタイヤとホイールの選び方に注意が必要です。

 

①ボディからはみ出さないサイズ

大幅にはみ出していると違反になります。

 

②車体に干渉しないサイズ

タイヤが車体に干渉するとバーストや偏摩耗の原因となり、事故のリスクが上がります。

 

③標準タイヤと同等のサイズ

タイヤ外径が大きくなるとトルクが奪われ、発進時や加速のスピードが出にくくなります。

 

以前まで軽貨物で使えるホイールは「JWL-T」という規格だけでしたが、現在は規制が緩和され、車両総重量3,500kg以下、最大積載量500kgの軽貨物車両であれば「JWL」の規格でも車検に通るようになりました。

 

・インチアップしても車検に通る?

インチアップした状態で車検に通るためには、次の3点をクリアしている必要があります。

 

①タイヤの荷重指数を維持する

軽トラックは荷物を運ぶことを前提とした車両なので、純正タイヤと同等の負荷能力でなければなりません。

 

②タイヤ外径が変わらないようにする

タイヤ外径が変わると実際の走行距離と誤差が生じ、スピードメーター検査で正しい測定が行えなくなってしまいます。

 

③車体と干渉しないようにする

タイヤの選び方にもあったように、タイヤが車体よりも外に出ていると、法律上「整備不良」の扱いとなり車検に通りません。

 

■軽トラのインチアップ

トラック 男性

 

ホイールは軽トラの車体とタイヤを繋ぐ部分なので、インチアップすることにより走行に影響を与えます。

 

・インチアップのメリット

インチアップするメリットは、ファッション性や操作性の向上です。

ホイールには様々なデザインがあるので、軽トラを自分好みにカスタマイズすることができます。また、ホイールが大きくなる分、車体を支えるタイヤの面積が増えるのでコーナリングの安定性が増したり、ハンドルのぶれを軽減させたりといった操作性の向上が期待できます。

 

・インチアップのデメリット

インチアップすることでタイヤの接地面積が増え、地面からの衝撃を感じやすくなります。

また接地面積の増加に伴い走行音も大きくなります。

インチアップ後に乗り心地が良くなければ、改めて費用をかけて整備し直さなければなりません。そのほかにも、おしゃれなホイールを選ぶと高額な出費になることもあります。ファッション性重視の方は予算に注意しておきましょう。

 

インチアップはおしゃれと走行性能の向上が期待できます。

軽トラックに使用できるタイヤと普通車のタイヤは異なります。最大過積載の容量が異なるので、タイヤを選ぶ際は専門家に相談すると安心ですよ。

 

軽トラは高価買取の対象!?買取相場や高く売るためのコツ

トラック 果物

トラック 果物

 

よく「トラックは高価買取が可能」といわれていますが、例に挙げられていることが多いのは大きなトラックですよね。軽トラに乗っている方にすれば「軽トラは高価買取の対象にならないのだろうか?」と疑問に感じることもあるのではないでしょうか。

心配している方は安心してください。軽トラも高価買取対象になることが多いんです。

今回は軽トラの買取についてご紹介いたします。

■軽トラの買取事情について

 

・軽トラが高く買取られる理由

 

<軽トラは海外や中古市場で人気>

軽トラはコンパクトながらたくさんの荷物が運べるだけでなく、低燃費という魅力があります。近年、海外からの人気がどんどん高まっています。

日本でも、「問題なく業務がこなせればいい」と考える人が多く、多少状態が悪くても走行ができれば価値があると判断されます。

 

<軽トラは中古の在庫が少なめ>

軽トラの用途はある程度限定されてしまうので、汎用性は通常のトラックよりも下です。

そのため需要が高いわけではありませんが、もともとの供給量が非常に少ないので常に足りない状態が続きます。耐久性が高いので、一度購入するとなかなか新しい軽トラを購入しないということも関係しています。

 

<軽トラは古くても需要が高い>

海外では中古の軽トラ人気が非常に高い傾向にあります。

軽トラ人気が特に高いアメリカでは、新車登録後25年以上経過した車しか輸入できず、中古の軽トラしか扱うことができません。

また、軽トラは日本にしかない規格という点も、海外からの需要を高める要因になっていると考えられます。

 

■軽トラの高価買取を狙うには

トラック

・軽トラを高く売るためのコツ

 

<状態によって買い取り業者を見極める>

まずは軽トラの状態を確認しましょう。

損傷が目立たないもしくは状態が良い場合はトラックの買い取り専門店に、不具合が目立つ状態であれば廃車買取業者に依頼することをおすすめします。

 

<前もって相場をチェックしておく>

軽トラは年式、キズなどの状態も査定額に影響を与えます。査定金額は業者によって異なるので、まずは複数の業者に査定をしてもらい大まかな相場を知っておきましょう。また、ネットオークションなどをチェックすることも役立ちます。

査定金額が分かったら、各社のサービス内容やチェック項目を確認しておくと買取業者選びに役立ちます。

 

<下取りに出さない>

手続きが面倒なので下取りに出そうと考える方もいらっしゃいます。下取りは、次の新しい軽トラを購入するのであれば手間がなく便利です。しかし、条件として買い替えが原則となっており、下取り額は低くなる傾向があります。

手間を省くことを優先するなら下取りが良いですが、高額買取を狙うのであれば専門業者に買取依頼をした方が良いでしょう。

 

■軽トラの買取相場

トラック

 

・買取相場の目安

軽トラの買取相場は年式、走行距離による影響が、一般的な軽自動車に比べて少なくなっています。「軽トラは走ればいい」と考える人が多いため、修復履歴があっても高額査定が期待できるのです。年式や走行距離よりも見た目を綺麗にしておく方が高額査定を狙えます。

・軽トラの買取相場

一般的な軽トラの買取相場についてご紹介いたします。かなり相場に差がありますが、これから軽トラの売却を考えている方は、参考にしてみてください。

 

<ハイゼットトラック>

3年落ち 40万~103万円

5年落ち 25万~80万円

10年落ち 5万~55万円

 

<キャリイ>

3年落ち 37万~80万円

5年落ち 28万~65万円

10年落ち 7万~46万円

 

<アクティトラック>

3年落ち 45万~70万円

5年落ち 38万~70万円

10年落ち 6万~40万円

 

<サンバートラック>

3年落ち 40万~67万円

5年落ち 30万~50万円

10年落ち 7万~68万円

 

軽トラは耐久性の高さから日本だけでなく海外からの需要も高いトラックです。高価買取を狙うのであれば海外にも販路がある業者を選びましょう。

 

おしゃれな軽トラ「リフトアップ」で車高を上げて気分もアゲよう!

おしゃれ トラック

よく使うものだから、軽トラもおしゃれにこだわりたいと考えている方は多いのではないでしょうか。しかし、「どんなことをすればおしゃれに見えるのか分からない…」そんなお悩みをお持ちの方におすすめなのが「リフトアップ」です。リフトアップをすることで、少しシルエットがおしゃれな軽トラになりますよ。

今回はおしゃれな軽トラにおすすめのリフトアップに関するお話をさせていただきます。

■おしゃれな軽トラ「リフトアップ」がアツい

・軽トラもリフトアップできる時代がきた!

車高を上げるカスタムの「リフトアップ」がここ数年ブームになっています。

ブーム当初はクロカン四駆やシティ派SUVのリフトアップが人気でしたが、今では軽トラのリフトアップに注目が集まっています。

なお、軽トラのリフトアップには、いわゆる「ちょいアゲ」と「激アゲ」の2種類があります。

 

・ちょいアゲは初心者向き

ちょいアゲは名前の通り、ちょっとだけ車高を上げること。一般的には3cmくらいのリフトアップが多いようです。

「3cmなんてあまり変わらないのでは?」と思うかもしれませんが、車高が3cmアップするだけでも十分リフトアップの効果を得ることができます。手軽なのでリフトアップ初心者におすすめです。

 

・激アゲは上級者向け

ちょいアゲでは物足りないという方におすすめなのが激アゲです。激アゲでは10cm近くリフトアップしますので、見た目が大きく変わります。純正にはないシルエットが楽しめるだけでなく、軽トラの使い勝手も維持したおしゃれな軽トラです。

 

■軽トラをおしゃれにする「リフトアップ」メリットやデメリットは?

・おしゃれな軽トラ「リフトアップ」のメリット

 

<走破性能アップ>

車高が上がることで装着できるタイヤが太くなり、雪の中や山道といった荒れた道でも路面の影響を受けにくくなります。

 

<視認性アップ>

リフトアップすることで運転中の視認性が高まり、周囲への注意力も上がります。

 

<車両が大きく見える>

リフトアップすると、見た目が大きくなったように感じられます。そのため、周囲からの視認性も上がります。

 

・おしゃれな軽トラ「リフトアップ」のデメリット

 

<風の影響と転倒リスクが上がる>

車高が高くなる分、高速道路走行時や強風時に前方から吹く風のあおりが強く感じられます。また、車高が高くなることで重心の位置も上がり、バランスが崩れやすくなる傾向があります。

 

<メーカーの保証外になることも>

リフトアップは改造に該当するので、タイヤ周辺がメーカー保証から外れる可能性があります。

 

<走行速度の低下>

大きなタイヤを付けると最高速度が低下し、発進加速も鈍くなります。坂道を走行する力が低下したように感じられることもあります。

 

 

■軽トラのリフトアップに関する疑問や注意すること

トラック 二人乗り

 

・リフトアップの疑問

 

<車検が通る車高はどれくらいまで?>

一般的に、車検に通るリフトアップは4cmが上限とされていますが、これは指定部品外のパーツを使用した場合です。指定部品を使用した場合は4cm以上のリフトアップでも車検に通ることがあります。ただし軽自動車の規格が全高2mなので、それを超えると車検が通らなくなります。

 

<構造変更のやり方は?>

検査協会に軽トラを持ち込んで、車検を受けます。最後に構造変更をしている旨を検査官に伝えると、再び高さの測定をしてもらえます。車検証に高さの記載をしてもらい完了です。費用は車検代に検査手数料として2,000円程度が加わりますが、検査協会によって費用が異なるので確認しておきましょう。

 

・リフトアップの注意点

 

リフトアップは改造に該当するので、場合によっては陸運局への改造申請提出が必須になります。特に5cm以上のリフトアップをする場合は注意が必要です。

 

リフトアップは足回りの改造になるので、アライメントの調整も必須です。

前から見たときにタイヤが内側に入り込んで斜めになっている場合はキャンバーボルトで修正しましょう。

また、リフトアップするとヘッドライトの照射角が変わるので、ヘッドライドの調整も必要になることがあります。リフトアップが終わったら、必ずこの3つを確認するようにしてください。

 

リフトアップはおしゃれな軽トラになるだけでなく、業務の向上面でも人気が高いという理由があります。見た目がおしゃれかつ、性能が上がった軽トラを運転する際は今までより車体が大きくなったことを意識してください。

 

トラックのエンジンルームは正しく洗浄!洗浄方法や注意点は?

トラック エンジンルーム

 

相棒ともいえるトラックを大事に使うには、目に見える場所以外の洗浄も行う方が良いと考えている方も多いと思います。しかし、エンジンルームは重要な役割を果たすパーツが多く、知らずに洗浄すると故障の原因になることもあります。

今回はトラックのエンジンルームを正しく洗浄する方法と、注意点についてご説明します。

 

■エンジンルームの洗浄方法

 

エンジンルームは車の心臓部です。正しく丁寧に洗浄するようにしましょう。

 

・洗浄に必要な物

まずは洗浄に必要な物を用意しましょう。

 

①エンジンクリーナー

②雑巾

③ブラシ

④ホース

⑤エンジンルーム専用ウェットシート

⑥ワックスやコーティング剤

 

・洗浄方法は汚れ具合で変えよう

洗浄方法は3つのケースによって異なります。エンジンルームの汚れ具合を確認し、どの洗浄方法が適切かを考えてください。

<軽度の汚れ>

エンジンルームにホコリなどがついているだけなら、雑巾やエンジンルーム専用ウェットシートで乾拭きするだけで大丈夫です。水分は腐食の原因になるので、普段の洗浄は負担が少ないよう乾拭きだけにしておくことをおすすめします。

<ひどい汚れ>

乾拭きで落としきれない汚れがある場合は水洗いを行います。うっかりバッテリーに水がかからないよう、洗浄前に外しておくと安心です。

水拭きをした後はエアコンプレッサーを使用、または乾いた雑巾で乾拭きをしてから5分ほどアイドリングして完全に水分を飛ばします。

 

<油汚れ>

油汚れは水洗いでは取りきることができません。しつこい油汚れはエンジンクリーナーを使って落としましょう。

エンジンクリーナーはスプレータイプの泡が出るものが使いやすくおすすめです。クリーナーを汚れが気になる場所に噴き付けると汚れが浮き上がってきます。汚れが残っている場合はブラシや雑巾で擦りましょう。

10分程度経過すると、泡が油で黒くなりますので水で流します。まだ汚れがある場合は流しながらブラシでやさしく擦りましょう。後は水洗いのときと同じです。

■エンジンルームの洗浄に関する注意点

エンジンルーム 洗浄

 

エンジンルームの洗浄をする際は以下の注意点3つに気を付けてください。

 

・難しい場合は無理をせずに業者に相談を

汚れがひどくて自分では落としきれそうにない、うっかり電気系統に水をかけてしまいそう、そういった場合は無理に洗浄をせず、エンジンルームの洗浄業者に依頼しましょう。プロに依頼することで安全かつきれいにしてもらえます。相場は5,000~1,5000円くらいです。

・水濡れの対策を行おう

電気系統は水で濡れると故障してしまうので、ビニールテープなどでマスキングをしたり、ビニール袋で水濡れから守るなどの対策をしておきましょう。

完全に防水することが難しくても、内部に水が入り込まないように気を付けてください。

・洗浄はエンジンが冷めてから行おう

上記でご紹介した3つの洗浄方法は、いずれもエンジンが冷めている状態で行ってください。エンジン停止直後はエンジンルーム内が非常に高温になっています。完全に冷めていない状態ではやけどを負う危険性がありますので、十分にエンジンが冷めるまで時間をおいて洗浄しましょう。

 

■エンジンルーム洗浄で知っておきたいこと

エンジンルーム

 

エンジンルームの洗浄で知っておきたいことを2つご紹介いたします。

 

・洗浄するタイミング

エンジンルームの洗浄はおおよそ3ヶ月に1度が目安です。汚れが付かないようにとマメに洗いすぎると、反対にエンジンへの負荷が大きくなってしまいます。

エンジンルームの洗浄をするタイミングで各種液体の残量や、エンジンルーム内に問題がないかを確認しておくと問題が大きくなることを未然に防ぐことができます。

 

・どうして洗浄が必要なのか

エンジンルームは非常にデリケートなので、汚れが付くことでエンジントラブルが起こりやすくなります。また、稀にエンジンルーム内に異物が入り込むこともあるので、定期的に洗浄で異物がないか確認をすることも必要です。

洗浄は異物だけでなく、エンジンオイルの漏れがないか等のチェックとしても必要です。

 

エンジンルームの洗浄は難しそうだと感じる方も多いかもしれませんが、放置しているとトラブルに繋がってしまいます。せめて普段から乾拭きをする程度の洗浄はしておき、不安な場合は業者に洗浄の依頼を検討してみてはどうでしょうか。

きれいなエンジンルームで、安全に長くトラックを使ってくださいね。